お答えします
～司法試験について～

Ｑ１：

司法試験はどのような試験ですか？

Ａ１：

裁判官，検察官又は弁護士となろうとする者に必要な学識及びその応用能力があるかどうかを判定する試験です。

試験は，短答式（憲法・民法・刑法）と論文式（公法系科目・民事系科目・刑事系科目・選択科目）による筆記の方法により行われ，中日１日を挟んだ４日間で両方の試験を受けることになります。

Ｑ２：

司法試験の受験資格はどのようなものですか？

Ａ２：

司法試験の受験資格は，法科大学院の課程の修了又は司法試験予備試験の合格により得られます。受験することができる期間は受験資格を取得した日後の最初の４月１日から５年間です。

なお，令和元年司法試験においては４，４６６人が受験し，１，５０２人が合格しました。

Ｑ3：

司法試験予備試験はどのような試験ですか？

Ａ3：

司法試験予備試験は，様々な事情により，法科大学院課程を修了していない者でも司法試験を受験できるように設けられた試験で，これに合格した者は，法科大学院課程を修了した者と同じように司法試験を受験することができます。試験は，短答式（憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法・一般教養）及び論文式（短答式と同じ科目・法律実務基礎科目（民事・刑事））並びに口述（法律実務基礎科目（民事・刑事））の方法により段階的に行われます。

Ｑ4：

司法試験予備試験にも受験資格はありますか？

Ａ4：

司法試験予備試験には，受験資格はなく，誰でも受験することができます。

なお，令和元年司法試験予備試験においては１１，７８０人が受験し，４７６人が合格しました。