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- そんなとき法テラスがお役に立ちます! Vol.48
~法テラスのサービスの一つである民事法律扶助。誰が、どういう時に利用できるの?~ - 法制度整備支援の現場から
- 「京都コングレス便り」
~日本の犯罪防止及び刑事司法の歩み~ - 法務省で働くひと・しごと紹介 Vol.4~登記官~
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「あかれんが」67号にてご紹介したとおり,法務省は,成年年齢引下げによって直接に影響を受ける中学生,高校生のみなさんに成年年齢引下げについて主体的に考えてもらい,その意義をより深く理解してもらうことを目的として,中学校,高校等における意見交換会を実施しているところです。
今回は,意見交換会の具体的な例として,福岡県福岡市において実施された車座ふるさとトークの様子をご紹介します。
令和2年1月14日(火),義家法務副大臣が,福岡県福岡市にある福岡県立福岡高等学校において,「成年年齢の引下げ~若者がいきいきと活躍する社会へ~」をテーマに車座ふるさとトークを開催しました。
「車座ふるさとトーク」は,様々な課題について,大臣・副大臣・政務官が地域に足を運び,地域の方と少人数で車座になって対話を行い,生の声に耳を傾け,今後の政策に活かすことを目的とする取組です。
義家法務副大臣とトーク参加者の方々(トーク終了後)
今回の「車座ふるさとトーク」では,これから成年を迎える高校生の皆さん,そして,既に成年を迎えた大学生・社会人の皆さんから,「大人になるとはどういうことか」,「成年年齢の引下げによって社会はどのように変わると思うか」等について,活発な意見交換をしていただきました。
意見交換の中で,参加者の皆さんから出た意見は次のとおりです。
「大人になったら,基本的に一人で何でもできるとのイメージだったが,大人になってからであっても,周囲の人を頼ってもいいと聞いて,大人に対するイメージが変わった。」(10代・高校生)
「若者に周知するには,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用が重要。親しみやすく,分かりやすい広報を実施して欲しい。」(10代・高校生)
「知識も重要だが,様々な経験を積むことも知識と同等,又はそれ以上に重要。興味がない分野であってもチャレンジしてみると,後日,自分の財産になる。」(20代・大学生)
「大人になったとしても,自分だけで判断しなければならない訳ではなく,周りに相談ができる環境を作っておくことも非常に重要。」(20代・司法書士)
成年年齢引下げの当事者でもある若者の皆さんから,多様な観点から率直かつ貴重な御意見をお伺いすることができ,非常に有意義な機会となりました。
車座ふるさとトークの様子
義家法務副大臣・トーク参加者を囲んで,傍聴された高校生・先生方らと記念撮影
今後も,引き続き,皆さんからの応募をお待ちしておりますので,ご関心がおありの方は,法務省のホームページをご参照ください。