人権擁護局(じんけんようごきょく)は、みんなの人権(じんけん)を守(まも)るために、いろいろな活動(かつどう)をしています。
「人権(じんけん)」とは、幸(しあわ)せに生(い)きる権利(けんり)※のことです。キミにも幸(しあわ)せに生(い)きる権利(けんり)があるし、みんなのお友(とも)だちにも同(おな)じ権利(けんり)があります。人権(じんけん)は、誰(だれ)にとっても大切(たいせつ)で、みんなの思(おも)いやりの心(こころ)によって守(まも)られるものです。命(いのち)を大切(たいせつ)にし、お友(とも)だちと仲良(なかよ)くしましょう。
※こどもの権利条約(けんりじょうやく)では、すべてのこどもは生(い)きる権利(けんり)・育(そだ)つ権利(けんり)をもつとされています(第(だい)6条(じょう))
「人権相談(じんけんそうだん)」は、生活(せいかつ)の中(なか)で困(こま)っていることや悩(なや)んでいることについて相談(そうだん)を受(う)け、解決(かいけつ)に向(む)けたアドバイスをする活動(かつどう)です。たとえば、「いじめ」にあっていて学校(がっこう)に行(い)きたくない、家(いえ)の人(ひと)に暴力(ぼうりょく)を振(ふ)るわれたり、からだを触(さわ)られるなどのいやなことをされるなど、先生(せんせい)や家(いえ)の人(ひと)には話(はな)しにくいけど、このままではどうしていいか分(わ)からない、誰(だれ)も気(き)づいてくれない、そんな悩(なや)みがあったら、迷(まよ)わず相談(そうだん)してください。相談(そうだん)は無料(むりょう)で、相談内容(そうだんないよう)の秘密(ひみつ)は必(かなら)ず守(まも)ります。
できます。(1)電話(でんわ)(こどもの人権(じんけん)110番(ばん) フリーダイヤル0120-007-110<ぜろぜろななのひゃくとおばん>)、(2)インターネット(こどもの人権(じんけん)SOS-eメール)、(3)手紙(てがみ)(こどもの人権(じんけん)SOSミニレター)、(4)チャット(LINE、学校(がっこう)で配(くば)られた端末(たんまつ))のほか、(5)全国(ぜんこく)にある法務局(ほうむきょく)の窓口(まどぐち)でも相談(そうだん)を受(う)け付(つ)けています。
「こどもの人権(じんけん)SOSミニレター」は、毎年(まいとし)5月(がつ)から7月(がつ)ころにかけて、全国(ぜんこく)の小中学生(しょうちゅうがくせい)の皆(みな)さんに学校(がっこう)でお配(くば)りしています。 困(こま)っていることがあれば、「ミニレター」に相談(そうだん)したいことを書(か)いて、ポストに入(い)れてください。切手(きって)はいりません。
人権擁護委員(じんけんようごいいん)は、みんなの街(まち)で、人権(じんけん)を守(まも)るために法務省(ほうむしょう)と一緒(いっしょ)に活動(かつどう)しているボランティアの人(ひと)たちです。学校(がっこう)の先生(せんせい)をしていた人(ひと)、弁護士(べんごし)さん、農家(のうか)の人(ひと)など、いろいろな職業(しょくぎょう)や経験(けいけん)を持(も)つ人権擁護委員(じんけんようごいいん)が、全国(ぜんこく)で約(やく)14,000人(にん)いて、人権(じんけん)にかかわる相談(そうだん)を受(う)けて問題解決(もんだいかいけつ)のお手伝(てつだ)いをしたり、みんなに人権(じんけん)について関心(かんしん)を持(も)ってもらえるよう学校(がっこう)などで人権教室 (じんけんきょうしつ)を開(ひら)いたり、みんなの人権(じんけん)を守(まも)るために活動(かつどう)しています。
たばみんは、みんなに人権擁護委員(じんけんようごいいん)を知(し)ってもらうために、新(あたら)しく広報(こうほう)キャラクターとして誕生(たんじょう)した妖精(ようせい)です。 みんなが互(たが)いに思(おも)いやりをもって仲良(なかよ)く暮(く)らせる世界(せかい)を望(のぞ)んでいます。
動画(どうが)や漫画(まんが)、中学生(ちゅうがくせい)の皆(みな)さんが書(か)いてくれた作文(さくぶん)などを掲載(けいさい)しています。
人権擁護委員(じんけんようごいいん)や法務局(ほうむきょく)の職員(しょくいん)が、学校(がっこう)などで紙芝居(かみしばい)やビデオを使(つか)って、こどもたちに命(いのち)や思(おも)いやりの心(こころ)の大切(たいせつ)さを考(かんが)えてもらったり、こどもたち自身(じしん)が様々(さまざま)な権利(けんり)を持(も)っていることを知(し)ってもらったりする授業(じゅぎょう)をしています。
法務省(ほうむしょう)では、12月(がつ)4日(か)から12月(がつ)10日(か)までの期間(きかん)を「人権週間(じんけんしゅうかん)」としています(ちなみに、12月(がつ)10日(か)は「世界人権宣言(せかいじんけんせんげん)」がされた日(ひ)ということから、「人権(じんけん)デー」と国際連合(こくさいれんごう)が定(さだ)めています。)。 この期間(きかん)には、みんなに大切(たいせつ)な人権(じんけん)のことを考(かんが)えてもらうために、全国(ぜんこく)でいろいろな活動(かつどう)をしています。
人(じん)KENまもる君(くん)は、「アンパンマン」の作者(さくしゃ)である漫画家(まんがか)のやなせたかしさんのデザインにより、人権啓発活動(じんけんけいはつかつどう)のイメージキャラクターとして誕生(たんじょう)し、全国各地(ぜんこくかくち)で活躍(かつやく)しています。 人(じん)KENまもる君(くん)は、前髪(まえがみ)が「人(ひと)」の文字(もじ)、胸(むね)に「KEN」のロゴで、「人権(じんけん)」を表(あらわ)しているんです。
人(じん)KENあゆみちゃんも漫画家(まんがか)のやなせたかしさんのデザインで誕生(たんじょう)し、カールした前髪(まえがみ)が「人(じん)」の文字(もじ)、胸(むね)に「KEN」のロゴで、「人権(じんけん)」を表(あらわ)しています。 人(じん)KENまもる君(くん)と一緒(いっしょ)にいろいろなところで活躍(かつやく)しています。 まもる君(くん)のきょうだいでしょうか。それともお友(とも)だちかな。 みんなの学校(がっこう)や町(まち)にも、二人(ふたり)がやってくるかもしれません。そのときは、二人(ふたり)と一緒(いっしょ)にみんなも人権(じんけん)について考(かんが)えてみてください。