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TOP 読み物 古川禎久法務大臣にインタビューを行いました。
法務省 古川禎久法務大臣
2022年3月10日(木)、古川禎久法務大臣にインタビューを行い、法務省に対するイメージなどをお話しいただきました。スケールが大きく、温かいお人柄が感じられるインタビューとなりました。
1.古川法務大臣ってどんな人だろう?
ーー 好きなアーティストは矢沢永吉さんとのことですが、矢沢永吉さんのどんなところが好きですか?
ーー 矢沢永吉さんは、現在72歳と私よりも年上なのですが、私が10代の頃からずっとあこがれの存在でした。好きな曲は選べないほどたくさんあるし、ライブにも行ったことがあります。やはり、自分の筋を通して、強いものにも立ち向かっていくという生き様がしびれるというか、かっこいいですよね。
また、矢沢永吉さんは、10代から70代の今までずっとアーティストとして活動を続けられているのですが、歳を重ねるごとにより一層かっこよくなっている!各年代で、違うかっこよさがあるんですよね。そんな矢沢永吉さんの姿を見ると、自分が歳をとるのも悪くはないなと思います。
ーー 座右の銘は何ですか?
ーー 座右の銘ですか...良いなと思う言葉はたくさんあって、聞かれるたびに違う言葉を言っているかもしれません(笑)
ただ、そうですね、法務大臣に就任した際の合同インタビューでもお話しさせていただいた、西郷南洲(西郷隆盛)による漢詩(五言律詩)の一節である「耐雪梅花麗 経霜紅葉丹(ゆきえて梅花ばいかうるわしく しも楓葉ふうようあかし)」は、やはりとても良い言葉だと思います。冷たい雪に耐えてこそ梅の花は芳しく香り、厳しい霜の寒さに耐えてこそ楓の葉は赤くなるという意味ですね。この言葉のとおり、人生は苦労があるほど、充実したものになっていき、人間も大きく成長していくのだと思います。
ーー 政治家を志したのはなぜですか?
ーー 私は、平成15年11月の総選挙で初当選をさせていただきました。政治家を志した理由についても、いろいろな機会に質問されますし、忘れられない出会いや出来事もたくさんあるのですが、今思い返してみると、実は、小学校低学年の頃から、祖父に「将来は代議士になれ。」と言われ続けたのが一番のきっかけかなと思いますね。ある意味刷り込みのようなものなのかもしれないのですが。小さな頃は、そもそも「代議士」って何だろうとよくわからなかったのですよね。代議士の家系でもなかったので、どうしてだろうと思っていたのですが、祖父がよく言っていた、「代議士になってよか仕事をせないかん。地元をよくせないかん。世の中をよくせないかん。」という言葉が、年齢を重ねるにつれ、身に染みて理解できるようになっていき、今の私があるような気がします。
2.古川法務大臣に「法務省」についてうかがってみた!
ーー 従前、法務省に対してお持ちになっていた印象はありますか?
ーー ごめんなさいね。正直に言っていいですか?「真面目」、「石頭」、「融通がきかない」...です(笑)
一方で、正確で、いい加減なことはしないので、良い意味でしっかりしているイメージもありました。
ーー その後、印象は変わりましたか?
ーー そうですね、私は以前、法務大臣政務官もさせていただいたので、その頃に分かったことも多いのですが、法務大臣に就任させていただき、より広い視野、より高い視点から法務省を見てみて、改めて、法務省が「真面目」なのは、職員の皆さん一人ひとりが使命感を持って勤務しているからだということが改めて分かりました。
法務省の仕事は、「人」や「社会」と直接向き合うものです。例えば、国民の権利を守るための登記などの制度の運営や、罪を犯してしまった人の改善更生や社会復帰に向けた援助、出入国が適切に行われるようにすること、様々な人の人権が尊重される社会を作ることなど、どれも「人」を相手として行われるものばかりです。法務省の職員は、相手である「人」を思いやって仕事に取り組むからこそ、弱い人や困っている人の味方としての使命感や正義感を持って仕事をしているのだと思います。語弊があるかもしれないけれど、義侠心と言ってもいいかもしれないですね。
ーー これからの法務省に期待することを教えてください。
ーー 法務省は多岐にわたる分野を所管しており、その中で様々な問題に直面しています。国民の皆様から、厳しい御批判や御指摘をいただくこともあります。改めなければならないところもあります。良くないところを認め、改めるのは、どんな人でもつらいものです。ですがそういったところを素直に認めて改めていくという真っすぐな姿勢が大切だと思います。
他方で、法務省が元々持っている、困っている人、弱い人の味方であるという使命感や矜持も大事にし、誇りに思ってほしい。ウクライナの避難民の受け入れなどは、世界の一大事に法務省が日本政府のエンジンとして、その心意気を発揮して取り組んでいる一例だと思います。法務省は「ハート」です!法務省の職員さんたちには、これからも、素直で使命感にあふれた「ハート」を胸に、仕事に誇りをもって取り組み続けていただけることを期待しています。そして「ほうむSHOW」編集局の皆さんには、法務省の「いいとこ探検隊」として活動していってほしいですね。
古川法務大臣人形も見せていただきました!(工芸の得意な某局長お手製とのこと...。)
法教育マスコットキャラクターのホウリス君福岡矯正管区の季刊誌「Lutone」(第1号はこちら/第2号はこちら)に挟まれ、「社会を明るくする運動」のシンボルマークである「幸福の黄色い羽根」をしっかり着けています♪
3.コラム
O: インタビューお疲れ様でした。色々なお話を伺うことができましたね。
S: 職員でも中々知ることができない、古川大臣のお人柄やスタンスなども知ることができて、楽しいインタビューでした。
A: 「使命感を持って仕事に取り組んでいる」とおっしゃっていただけたのは、感激でしたね。
N: 「法務省はハートです!」とも言っていただけましたね。大臣のおっしゃるように、素直な姿勢を持ちつつ、心を込めて仕事に励んでいきたいと思いました。
全員: 大臣、お忙しいところインタビューに応じていただき、ありがとうございました!!