再犯防止国連準則策定の主導

京都コングレスにおいて、各国の関心が特に高い論点の1つは、再犯の防止であり、国際社会が再犯防止の取組を推進していくべきとの合意が形成されました。

このような国際的な合意を具体的に推進する方法として、国際準則の策定があります。これまで、コングレスを機に様々な準則等が策定され、世界各国の刑事司法制度の充実に寄与してきました。例えば、被拘禁者処遇の最低準則に関するマンデラ・ルールズなどは、国際的な基準として、各国で立法や施策の立案・実施の際の参考にされています。

我が国は、再犯防止推進計画を策定し、国、地方公共団体、民間の団体等が相互に連携協力して取組を進め、着実にその効果を上げてきております。このような官民連携による社会復帰支援など、日本の強みを準則に最大限反映させるべく、再犯防止に関する準則策定に向けてリーダーシップを発揮していきます。



国連薬物犯罪事務所(UNODC)のウェブサイト(英語)