宮腰哲生医師インタビュー(精神科)

医療 介護 

宮腰 哲生 千葉刑務所 医務部長(当時)
      (現 札幌刑務所 医務部医療第三課長)

勤続年数10年(令和2年4月1日現在)

略歴
平成 6年 3月 東北大学医学部卒業
平成21年 4月 東北大学医学部附属病院助教(精神科医)
平成22年 4月 千葉刑務所医務部保健課長
平成27年 4月 千葉刑務所医務部長
平成30年 4月 札幌刑務所医務部医療第三課長

矯正医官となった経緯

 矯正の世界に入る前から、司法精神医学に興味があり、精神鑑定業務、医療観察法病棟での勤務、更生保護委員会などでの診察などをやってまいりました。そのような状況で、自然に矯正施設に出入りするようになり、その中での精神科医療がどのようになっているのか興味が湧きました。また同じ医局にこの世界の先輩がいて、迷う私の背中を押していただきました。

矯正医官特例法による影響

 矯正医官特例法の施行以来、従来土曜、日曜、祝日に行っていた兼業を、平日にできるようになりました。それにより仕事の休みの日はしっかりと休息がとれるようになり、体力的、精神的に楽になりました。また特例法の施行以来、矯正医官の仕事に興味を持たれる医師が増え、最近は見学などにいらっしゃる方が多いように思われますし、そういった先生方に矯正の仕事の面白さをアピールできる良い機会ができたと感じております。
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兼業の意義

 現在、兼業として市中クリニックに週一日、併任勤務として少年鑑別所に週一日勤務しています。兼業先では、矯正施設では使うことの難しい最新の薬物の処方などを学ぶとともに、患者の家族などとの面談など、本来の精神科医としての働きを再確認することができます。少年鑑別所では、成人とは全く違ったアプローチが必要になったり、また子供たちを取り巻く社会の諸問題を間接的に学んだりと、大変有意義な時間を過ごしています。

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