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「子ども霞が関見学デー」法務省イベントを開催しました!!

平成24年8月8日,法務省において「子ども霞が関見学デー」イベントを開催しました。

「子ども霞が関見学デー」は,子どもたちが,夏休み中に広く社会を知る体験をし,また各府省庁の見学を通じて行政の仕事についての理解を深めてもらうために,文部科学省主催のもと,毎年,各府省庁が連携して実施しているものです。

法務省においても,事前に申し込みをいただいた方を対象に,以下のプログラムでイベントを開催しました。

1.記者会見室にて法務省の仕事内容の説明を行いました!

まず,記者会見室で法務省の仕事内容について説明し,続いて写真撮影会を行いました。

記者会見室での仕事説明の様子

記者会見室での仕事説明の様子。皆さんとても熱心に説明を聞いていました。

写真撮影会の様子

写真撮影会の様子。法務大臣が実際に記者会見を行う演台に立ち写真撮影をしました。

2.法務大臣との座談会を開催しました!

記者会見室の次は,法務大臣の執務室の見学です。執務室では,滝法務大臣が自ら子どもたちを出迎え,室内を案内しました。また子どもたちとの座談会では,様々な質問が寄せられ,滝法務大臣はその一つ一つに丁寧に答えていました。子どもたちは,とても熱心に滝法務大臣と対話をしていました。

法務大臣執務室の様子

法務大臣執務室の様子。滝法務大臣が自ら執務室を案内しました。

座談会の様子1座談会の様子2

座談会の様子。滝法務大臣は子どもたちの質問に丁寧に答え,子どもたちも真剣に聞いていました。

3.法務史料展示室・メッセージギャラリーを見学しました!

続いて,赤れんが棟の法務史料展示室・メッセージギャラリーを見学しました。同室には,「司法の近代化」と「建築の近代化」に関する史料や,新たな司法制度に関する広報・啓発資料が展示されています。皆さんとても興味深そうに見ていました。

法務史料展示室の様子

法務史料展示室の様子。とても興味深そうに見ていました。

4.制服着用体験!~刑務官・入国警備官の制服着用を体験しました~

見学のあとは制服着用体験です。本プログラムでは刑務官と入国警備官の制服着用を体験しました。

刑務官の制服着用体験では,制服と帽子を着用して写真撮影を行いました。肩章(けんしょう)と飾緒(しょくしょ)が飾られた制服を着た子どもたちは,まるで本物の刑務官のようでした。皆さん敬礼のポーズで写真撮影をしていました。

入国警備官の制服着用体験会場では,実際に東京入国管理局に勤務する入国警備官が,入国管理局パトロールカー(通称「青パト」)とともに来てくれました。青パトは,緊急に不法入国者を取り締まる際に使用するもので,普段目にすることはほとんどありません。子どもたちは,初めて見る青パトに興奮しながら,嬉しそうに乗車して写真撮影をしていました。

入国警備官制服着用体験の様子1入国警備官制服着用体験の様子2

入国警備官制服着用体験の様子。子どもたちは初めて見る青パトに嬉しそうに乗っていました。

以上が,法務省が実施した「子ども霞が関見学デー」イベントのプログラムです。

最後に,本プログラムを企画した大臣官房秘書課広報室職員の方からコメントを預かりましたので,紹介させていただきます。

8月の暑い中,「子ども霞が関見学デー」イベントの,法務省プログラムに御参加いただきありがとうございます。御参加いただいた皆さま,本プログラムは楽しんでいただけたでしょうか。本プログラムにより,皆さまに一層法務省の仕事を御理解いただけたら大変嬉しく思います。

御参加いただいた皆さま,本当にありがとうございました。

(※ 役職は当時のものです。)

第62回"社会を明るくする運動"中央行事について

7月2日(月),"社会を明るくする運動"フラッグアーティストである谷村新司さんの協力を得て,「更生保護の日・街頭広報活動~君の声を聴かせて~」が行われました!

更生保護の日・街頭広報活動~君の声を聴かせて~

"社会を明るくする運動"は,すべての国民が,犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め,それぞれの立場において力を合わせ,犯罪や非行のない地域社会を築こうとする全国的な運動です。

中央においては,本運動発祥の地である東京・銀座において,"社会を明るくする運動"フラッグアーティストである谷村新司さんと一緒に「更生保護の日・街頭広報活動~君の声を聴かせて~」を開催しました。

谷村新司さん・滝実法務大臣が参加

午後0時30分からのオープニングセレモニーでは,滝法務大臣等によるあいさつに続き,本運動のフラッグアーティストである谷村新司さんから「慰問に訪れた少年院で出会った少年と偶然街で再会し,その少年がそのときのコンサートをきっかけに音楽を目指していると聞いて大変嬉しかった」とのお話があり,その後,今回の街頭広報活動のために作成されたメッセージカードの紹介がありました。このカードには,谷村さんが少年院に入っている少年からもらった手紙に書かれていた言葉が書かれており,「彼らの声に耳を傾けよう」という谷村さんの願いが込められています。

セレモニー終了後,道行く人たちに対して,谷村さんはメッセージカードを,滝法務大臣を始めとする来賓の方々は黄色い羽根を配布して,本運動の理解と協力を求めました。

なお,今回配布されたメッセージカードは,銀座料理飲食業組合連合会の全面的な御協力を得て,7月から同連合会の加盟店である銀座の飲食店に設置され,食事に訪れた方々に無償配布されました(法務省のホームページでも紹介しています。)。本メッセージカードをたくさんの方々の手に取っていただき,過ちを犯しながらも地域社会の中で立ち直ろうとしている多くの人がいること,そして,立ち直りには地域の支えが不可欠であることについて考えていただく機会になればと考えています。

メッセージカード1メッセージカード2

更生保護へ御理解・御協力を!!

"社会を明るくする運動"~犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ~は,全国各地において地域の皆さんの御協力によって様々な催しが行われています。

犯罪からの立ち直りを支えることで再犯を防ぎ,安全・安心な社会を目指す更生保護制度も,たくさんの「地域のチカラ」によって支えられています。皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

更生保護の詳細については法務省ホームページを御覧ください。

「更生保護・福祉連携シンポジウム」~立ち直りを支える福祉のチカラ~が開催されました!

第62回"社会を明るくする運動"中央行事として,9月1日(土),文京学院大学・仁愛ホール(東京都文京区)において「更生保護・福祉連携シンポジウム」が開催されました。北は北海道から南は鹿児島県まで,全国各地から約700名もの参加申込みをいただき,当日を迎えることができました。

基調講演では早稲田大学法学学術院教授の石川正興氏から,「刑事司法システム・少年保護司法システム」と「社会福祉システム」という異種システムをどのようにすれば上手く接合できるか,といった論点を中心に,更生保護をとりまく現状と課題についてお話しいただきました。

パネルディスカッションでは,赤平守東京都地域生活定着支援センター長や秋山雅彦自立支援センターふるさとの会理事,長岡洋行障害者支援施設どうかん施設長から,現場での取組報告や現状を踏まえての提言等がなされた後,参加者からの意見等を基に,活発に意見交換が行われ,盛況のうちに閉会となりました。

更生保護・福祉連携シンポジウム