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第8回アジア矯正建築会議(ACCFA)

 令和元年10月28日(月)から同年11月1日(金)までの5日間,第8回アジア矯正建築会議が開催されました。同会議は,アジア諸国における矯正建築分野での最新技術の情報共有や技術協力を図ることを目的としています。第1回会議の東京開催以降,毎年,アジア各国で開催されており,我が国は,法務省大臣官房施設課において,平成24年(2012年)の設立及びその後の会議運営について中心的・主導的な役割を果たしています。

集合写真

第8回ACCFAロゴ

【参加国(13か国と4機関)】

バングラデシュ,カンボジア,インドネシア,日本,マレーシア,モルディブ,ミャンマー,パプアニューギニア,フィリピン,韓国,スリランカ,タイ,ベトナム,ICRC(赤十字国際委員会),KMUTT(キングモンクット工科大学トンブリー校),TIJ(タイ法務研究所),UNAFEI(国連アジア極東犯罪防止研修所)

【議題】

議題1 矯正施設に関する現状と課題
議題2 国際基準や準則,国際的な推奨を踏まえた矯正施設整備における設計者,企画者及び利用者の協働
議題3 矯正施設が様々な処遇プログラムの遂行にどのように寄与しているか((例)再犯防止プログラム,各種処遇プログラム,社会復帰プログラム等)
議題4 矯正施設の維持管理,運営のための良質で持続可能な環境の実現
議題5 矯正施設の特殊性に対応する技術やノウハウ

【初日】

 10月28日(月)は,ハイアットリージェンシー東京(西新宿)において,開会式が開催され,河井法務大臣(当時)が開会挨拶を行いました。

開会挨拶をする河井法務大臣(当時)

開会式の様子

ACCFA理事長ナワラット氏(タイ)

【2日目・3日目】

 10月29日(火),30日(水)は,ハイアットリージェンシー東京(西新宿)において,プレゼンテーション及び討論を行いました。

プレゼンテーションの様子

討論の様子

【4日目】

  10月31日(木)は,市原刑務所の施設見学を行いました。

 

施設見学の様子
 

【5日目】

  11月1日(金)は,国際法務総合センターにおいて,施設見学及び閉会式を行いました。
  施設見学では,特別機動警備隊による盾操法のデモンストレーション等も行われました。  

 

施設見学(特別機動警備隊デモンストレーション)
 

  閉会式では,次回開催国がタイに決定しました。  

閉会式の様子

閉会挨拶をする佐久間施設課長

【最後に】

  矯正建築は,矯正施設において,確実な収容を行うため,また,再犯防止教育等を効果的に行うための
 重要な要素となります。
  例えば,日本では,安全・安心な社会を実現するために,様々なセキュリティーシステムの導入を図ると
 共に,老朽化した建物の改築,耐震化を進めています。また,教育効果を高めるために,職業訓練を行う
 施設等の整備に力を入れています。
  このような日本の取組は,アジア諸国の手本となるものであり,参加したアジア各国も,日本の発表に
 高い関心を示しておりました。
  今後も,この会議を通じて,日本のみならず,アジア各国で安心・安全な社会が実現するよう,取り組んで
 参ります。