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受賞団体等の功績の概要

1 法務大臣表彰状

〇株式会社熊本日日新聞社(熊本県熊本市)

   同社は,長きにわたり,「全国中学生人権作文コンテスト」熊本県大会において,後援者又は共催者として審査員の派遣,表彰状及び副賞の贈呈を行っているほか,同社新聞に,表彰式の様子や優秀作品の全文を掲載している。
 また,法務省の人権擁護機関が実施する各種人権相談強化週間や「人権の花運動」を始めとする様々な啓発活動等のほか,委嘱された人権擁護委員の氏名や熊本県人権擁護委員連合会の総会に関する記事についても紙面に積極的に掲載し,法務省の人権擁護機関の周知に大きく貢献するとともに,地域住民の人権問題への関心を高めることにも寄与している。
 これらの活動は,人権尊重思想の普及高揚と法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。

2 法務大臣表彰状(ユニバーサル社会賞)

〇 根木慎志(奈良県) 

  同氏は,2000年シドニーパラリンピックの車椅子バスケットボール日本代表のキャプテンを務めた経験等をいかし,車椅子バスケットボール教室を通じて,「障害の社会モデル」を子どもたち等に分かりやすく伝えるほか,「ボッチャ」競技等を通じて,障害のある人が地域社会と接点を持つ契機を作り,障害の有無にかかわらず共に生きることのできる街づくりのモデルを提示している。
 また,講演会・シンポジウムにおける講話や討論,パラスポーツの体験型授業「あすチャレ!スクール」を実施するなどして,障害のある人に対する理解の促進に努めており,これらの活動は,共生社会(ユニバーサル社会)の実現に向けて顕著な功績があるものとして評価された。


〇 東京国際空港ターミナル株式会社(東京都大田区),日本空港ビルデング株式会社(東京都大田区)

   同社は,羽田空港の国際線旅客ターミナルビル4階の「江戸舞台」及びその周辺を,法務省の人権擁護機関が実施する人権啓発活動の場として使用することを許可しているほか,会場配置図,アクセスマップ,誘導計画の作成や控室の手配,音響設備の調整を行うなど,法務省の人権擁護機関の人権擁護活動に対する積極的な協力を行っている。
   日本の空の玄関口として,日々多くの出国者や入国者が利用する羽田空港は,外国人の人権について考える場として適しており,同社の取組は,特に外国人に対する偏見や差別の解消に大きく貢献している。
   これらの活動は,共生社会(ユニバーサル社会)の実現に向けて顕著な功績があるものとして評価された。


〇 劇団 千の舞い座(徳島県阿波市)

    同団体は,地域住民や広く県民に対し,ハンセン病問題に対する正しい理解やハンセン病回復者に対する差別や偏見のない社会の実現のため,地域の人権講演会や県内外の学校等において,ハンセン病回復者の半生を脚本化した人権劇「千の舞い」の公演を行っている。
    また,人権劇を鑑賞された方々から意見や感想を募り,これらを劇団のホームページに掲載することにより,ハンセン病問題やその回復者に対する啓発や理解の促進に取り組んでいる。
    これらの活動は,共生社会(ユニバーサル社会)の実現に向けて顕著な功績があるものとして評価された。
 

3 全国人権擁護委員連合会会長表彰状

〇 大阪サッカークラブ株式会社 セレッソ大阪(大阪府大阪市)

  Jリーグクラブチーム「セレッソ大阪」を運営する同社は,人権啓発ブースの提供や,ハーフタイム時における人権イメージキャラクターと小学生による人権啓発イベント等への協力を行っているほか,スタジアム内液晶ビジョンに所属選手による「いじめNO!」のメッセージを放映するなど,活発な人権啓発活動が展開されるよう支援を行っている。
   また,スタジアムや練習室等を提供するとともに,コーチを派遣して,サッカーを通じて,人権を楽しく学ぶ「子どもサッカー教室」の実施に協力している。
   これらの活動は,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。


〇 株式会社ガンバ大阪(大阪府吹田市)

    同社は,法務省の人権擁護機関が人権啓発活動を実施するためのブースを提供したり,啓発物品配布時には所属選手を派遣して,選手の写真入りクリアファイルを配布するなど,様々な人権啓発活動に積極的に協力している。
   また,スタジアム内の大型ビジョンを活用して,「子どもの人権110番」を始めとする各種人権相談所の案内の放映を行うなど,法務省の人権擁護機関の取組のPRに貢献している。
   これらの活動は,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において,顕著な功績があるものとして評価された。

4 法務大臣感謝状

〇 福岡プロバスケットボールクラブ株式会社 ライジングゼファーフクオカ(福岡県福岡市)

   プロバスケットボールチーム「ライジングゼファーフクオカ」を運営する同社は,県内各小中学校体育館等において,子ども,指導者及び保護者を対象に人権・スポーツ教室を開催し,バスケットボールを通じて,子どもたちにスポーツの持つ楽しさや互いを思いやる心の大切さを伝えている。
   また,人権啓発リーフレットや選手からの人権メッセージを入れたクリアファイルを配布するなど,法務省の人権擁護機関が行う人権啓発活動に積極的に参加している。
   これらの活動は,法務省の人権擁護機関が行う人権擁護活動への支援及び協力において顕著な功績があると評価された。

5 全国人権擁護委員連合会会長感謝状

〇 大和田りつこ(東京都),岡崎裕美(千葉県)

 
同氏は,法務省の人権擁護機関が開催している「ハンセン病に関する親と子のシンポジウム」におけるファミリーコンサートに出演し,やなせたかし氏作詞・作曲の人権イメージソング「世界をしあわせに」のほか,童謡や開催地の子どもたちとの合唱などにより,歌を通じて人への思いやりの心や相手を尊重することの大切さを伝えており,これらの活動は,人権尊重思想の普及及び高揚において,顕著な功績があるものとして評価された。