法務大臣臨時記者会見の概要
平成24年9月27日(木)
今日,先ほど2人につきまして,死刑を執行しましたので,その報告をさせていただきます。名前は,江藤幸子,そして,松田幸則です。犯罪事実等については,既に皆様のお手元に資料をお配りしておりますので,それを御覧いただきたいと思います。概略を申し上げますと,江藤幸子ですが,当時,祈とう師殺害事件ということで世間を賑わしましたので,思い出していただけるかと思います。平成7年7月に事件として大きく取り上げられた事件です。祈とう師として活動していた自分の信者らと共謀して,信者7名に対して暴行を加え,信者2名に対する傷害致死,信者4名に対する殺人,信者1名に対する殺人未遂という事件です。松田幸則の方は,自分が生活に困ってお金を借りていた折りに,2人を殺害して金品を盗ったという強盗殺人事件です。いずれも,身勝手な理由から被害者の尊い人命を奪うという極めて残忍な事件として,当時も報道されていたわけです。それぞれの被害者,遺族の方にとっては無念この上ない事件であったと受け止めています。当然のことながら,いずれの事件も裁判所において,十分な審理の上で最終的に死刑が確定したものです。こういった事実を踏まえて,今回,前々から検討していたこの2件についての死刑執行の命令をしたところです。
死刑の執行に関する質疑について
【記者】
6月に大臣に就任されて以来,8月に死刑執行をして,今回で2度目という短期間での執行となりますが,これについての大臣のお考えを改めてお聞かせください。
【大臣】
8月3日に死刑執行をしましたけれども,その前からこの2件につてもずっと調査を続けてきたものです。そういう意味では,8月に執行して,今回の執行までの間が2か月足らずだということになりますが,ずっと調査をしてきて,それが完了したものですから,今回執行を命令したということです。
【記者】
今回の執行を終えて,現在の未執行の死刑確定者の人数を教えてください。
【大臣】
死刑が確定している者は,131人です。
【記者】
内閣改造が予定されている直前での執行ですが,駆け込み執行という印象を持ってしまうのですが,それについての大臣のお考えをお聞きしたいのと,先日の閣議後会見で,大臣は自ら交代をさせてほしいということもおっしゃっていましたが,そういう御発言の後の執行ということはどのように考えていらっしゃいますか。
【大臣】
8月に執行をしたときも,その前からこの2件についてはずっと検討してきたことです。そして,いよいよ執行しなければいけないと判断したのは前回の記者会見よりも前の段階ですので,別にこれが駆け込みということではありません。
【記者】
今日の執行に立ち会われたということはありますか。
【大臣】
それはありません。
【記者】
命令を出したのはいつ頃でしょうか。
【大臣】
命令を出してから5日以内に執行ということですから,それで御判断いただけると思います。
【記者】
前回の9月25日の記者会見よりも前でしょうか。
【大臣】
そうです。
【記者】
今回,女性の死刑執行がありましたけれども,これはいつ以来なのかということと,戦後,女性に対しての執行はこれまで何件あったのかを教えてください。
【大臣】
直近の女性に対する執行は,平成9年に1件あったかと思います。昭和25年以降では,平成9年の執行を入れて3件です。
【記者】
今回の女性の死刑確定者の執行を除いてということでしょうか。
【大臣】
そうです。昭和45年に2人,平成9年に1人です。
【記者】
平成9年に執行された女性の名前を教えてください。
【大臣】
当時は公表しておりませんので,手元の記録にはありません。
【記者】
再審請求の状況を把握していらっしゃれば教えてください。
【大臣】
そういう事実はないようです。
【記者】
死刑確定日を教えてください。
【大臣】
江藤幸子が平成20年10月5日確定です。それから松田幸則が平成21年4月3日です。
【記者】
どういう経緯で確定したのか教えてください。
【大臣】
江藤幸子につきましては,最高裁判所で上告が棄却されたのが平成20年9月16日です。その後,弁護団から判決訂正の申立がありましたけれども,平成20年10月3日に判決訂正の申立が棄却されておりますので,確定したのが先ほど申しましたように平成20年10月5日ということです。松田幸則は,いったん最高裁判所に上告したのですけれども,平成21年4月3日に上告の取下をしております。したがって,そのときに確定したということで,先ほど4月3日と申し上げました。
【記者】
前回の死刑執行後の臨時会見でもお聞きしましたが,民主党政権として,死刑制度については存廃も含めて考えるということでしたが,今回は前回の執行から2か月弱での執行です。今後も死刑については執行するという姿勢を続けていくのでしょうか。
【大臣】
基本的には死刑判決が確定して執行の状況に置かれていれば,執行はすべきものだというふうに考えております。
【記者】
今回の2人が選ばれたのは,どういった理由からでしょうか。改めてお聞かせください。
【大臣】
やはり極めて悪質というか,残忍性が強いということです。それだけ社会的な反響も強く出ていたということを勘案して決定したわけです。
【記者】
今後,民主党政権としては死刑制度そのものについて考えていくということはないということでしょうか。
【大臣】
それは常時検討を続けていく問題だろうと思います。
【記者】
検討を続けるとおっしゃいましたけれども,公の議論の場も設けられていないようですし,政務三役会議でも最近は死刑について検討しているところをお見受けしていないのですが,どういった形での検討をしているのですか。
【大臣】
省内で検討していくことにも限界があるわけです。基本的には,国民がどういうふうにこの問題を考えているかということだろうと思います。今まで,イギリスでもフランスでも死刑をやめた理由は,やはりその一つ一つの事件の中で,国民の意見として死刑を止めようじゃないかという動きによって決まってきたことですから,日本の場合も,やはりそういう動きというものをどういうふうに評価していくかということだろうと思います。
【記者】
8月に執行をして,今回の執行が9月27日で,その間が2か月弱ですけれども,大臣として死刑執行の間隔についてどういうふうにお考えでしょうか。
【大臣】
前回から今回まで2か月弱であるからという意識は全くありません。前回の前から調査をしてきた。それの結論が出たから今回執行に踏み切ったとこういうことです。
【記者】
これまで一番執行の間隔が短かったのはどのくらいか。戦後どれくらい女性の死刑確定者がいるか。そして,今の131人の中に女性の死刑確定者が何人いるか。以上3点についてお伺いします。
【大臣】
森英介元法務大臣のときに一番間隔が短かったのですけれども,今回と同じくらいの間隔では,鳩山邦夫元法務大臣のときに執行しています。女性の死刑確定者は,今回執行した者を除いて現在6人です。
【記者】
短かったときの間隔の確認なのですが,2008年9月中に執行されて,その翌月10月に執行されたのが法務大臣の中で一番短いと考えてよろしいのでしょうか。
【大臣】
一番短かったのは,森英介元法務大臣のときであり,前回の執行との間が1か月と17日という記録が残っています。
【記者】
戦後の女性死刑確定者の数というのは分かりますか。
【大臣】
昭和25年以降ですけれども,執行された人も含めて死刑確定者は14人です。
【記者】
先ほどの6人も含めてでしょうか。
【大臣】
はい。その中に入っております。
6月に大臣に就任されて以来,8月に死刑執行をして,今回で2度目という短期間での執行となりますが,これについての大臣のお考えを改めてお聞かせください。
【大臣】
8月3日に死刑執行をしましたけれども,その前からこの2件につてもずっと調査を続けてきたものです。そういう意味では,8月に執行して,今回の執行までの間が2か月足らずだということになりますが,ずっと調査をしてきて,それが完了したものですから,今回執行を命令したということです。
【記者】
今回の執行を終えて,現在の未執行の死刑確定者の人数を教えてください。
【大臣】
死刑が確定している者は,131人です。
【記者】
内閣改造が予定されている直前での執行ですが,駆け込み執行という印象を持ってしまうのですが,それについての大臣のお考えをお聞きしたいのと,先日の閣議後会見で,大臣は自ら交代をさせてほしいということもおっしゃっていましたが,そういう御発言の後の執行ということはどのように考えていらっしゃいますか。
【大臣】
8月に執行をしたときも,その前からこの2件についてはずっと検討してきたことです。そして,いよいよ執行しなければいけないと判断したのは前回の記者会見よりも前の段階ですので,別にこれが駆け込みということではありません。
【記者】
今日の執行に立ち会われたということはありますか。
【大臣】
それはありません。
【記者】
命令を出したのはいつ頃でしょうか。
【大臣】
命令を出してから5日以内に執行ということですから,それで御判断いただけると思います。
【記者】
前回の9月25日の記者会見よりも前でしょうか。
【大臣】
そうです。
【記者】
今回,女性の死刑執行がありましたけれども,これはいつ以来なのかということと,戦後,女性に対しての執行はこれまで何件あったのかを教えてください。
【大臣】
直近の女性に対する執行は,平成9年に1件あったかと思います。昭和25年以降では,平成9年の執行を入れて3件です。
【記者】
今回の女性の死刑確定者の執行を除いてということでしょうか。
【大臣】
そうです。昭和45年に2人,平成9年に1人です。
【記者】
平成9年に執行された女性の名前を教えてください。
【大臣】
当時は公表しておりませんので,手元の記録にはありません。
【記者】
再審請求の状況を把握していらっしゃれば教えてください。
【大臣】
そういう事実はないようです。
【記者】
死刑確定日を教えてください。
【大臣】
江藤幸子が平成20年10月5日確定です。それから松田幸則が平成21年4月3日です。
【記者】
どういう経緯で確定したのか教えてください。
【大臣】
江藤幸子につきましては,最高裁判所で上告が棄却されたのが平成20年9月16日です。その後,弁護団から判決訂正の申立がありましたけれども,平成20年10月3日に判決訂正の申立が棄却されておりますので,確定したのが先ほど申しましたように平成20年10月5日ということです。松田幸則は,いったん最高裁判所に上告したのですけれども,平成21年4月3日に上告の取下をしております。したがって,そのときに確定したということで,先ほど4月3日と申し上げました。
【記者】
前回の死刑執行後の臨時会見でもお聞きしましたが,民主党政権として,死刑制度については存廃も含めて考えるということでしたが,今回は前回の執行から2か月弱での執行です。今後も死刑については執行するという姿勢を続けていくのでしょうか。
【大臣】
基本的には死刑判決が確定して執行の状況に置かれていれば,執行はすべきものだというふうに考えております。
【記者】
今回の2人が選ばれたのは,どういった理由からでしょうか。改めてお聞かせください。
【大臣】
やはり極めて悪質というか,残忍性が強いということです。それだけ社会的な反響も強く出ていたということを勘案して決定したわけです。
【記者】
今後,民主党政権としては死刑制度そのものについて考えていくということはないということでしょうか。
【大臣】
それは常時検討を続けていく問題だろうと思います。
【記者】
検討を続けるとおっしゃいましたけれども,公の議論の場も設けられていないようですし,政務三役会議でも最近は死刑について検討しているところをお見受けしていないのですが,どういった形での検討をしているのですか。
【大臣】
省内で検討していくことにも限界があるわけです。基本的には,国民がどういうふうにこの問題を考えているかということだろうと思います。今まで,イギリスでもフランスでも死刑をやめた理由は,やはりその一つ一つの事件の中で,国民の意見として死刑を止めようじゃないかという動きによって決まってきたことですから,日本の場合も,やはりそういう動きというものをどういうふうに評価していくかということだろうと思います。
【記者】
8月に執行をして,今回の執行が9月27日で,その間が2か月弱ですけれども,大臣として死刑執行の間隔についてどういうふうにお考えでしょうか。
【大臣】
前回から今回まで2か月弱であるからという意識は全くありません。前回の前から調査をしてきた。それの結論が出たから今回執行に踏み切ったとこういうことです。
【記者】
これまで一番執行の間隔が短かったのはどのくらいか。戦後どれくらい女性の死刑確定者がいるか。そして,今の131人の中に女性の死刑確定者が何人いるか。以上3点についてお伺いします。
【大臣】
森英介元法務大臣のときに一番間隔が短かったのですけれども,今回と同じくらいの間隔では,鳩山邦夫元法務大臣のときに執行しています。女性の死刑確定者は,今回執行した者を除いて現在6人です。
【記者】
短かったときの間隔の確認なのですが,2008年9月中に執行されて,その翌月10月に執行されたのが法務大臣の中で一番短いと考えてよろしいのでしょうか。
【大臣】
一番短かったのは,森英介元法務大臣のときであり,前回の執行との間が1か月と17日という記録が残っています。
【記者】
戦後の女性死刑確定者の数というのは分かりますか。
【大臣】
昭和25年以降ですけれども,執行された人も含めて死刑確定者は14人です。
【記者】
先ほどの6人も含めてでしょうか。
【大臣】
はい。その中に入っております。
(以上)