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法務大臣閣議後記者会見の概要

令和4年11月18日(金)

 今朝の閣議において、法務省案件はありませんでした。
 続いて、私から2件報告があります。
 1件目は、「旧統一教会」問題に関する対応についてです。
 本月14日(月)、法テラスに、「合同電話相談窓口」の機能や知見を継承した対応窓口として、「霊感商法等対応ダイヤル」が開設されました。
 この対応窓口の電話番号は、「0120-005931」であり、「旧統一教会」問題や、これと同種の問題に関する相談を幅広く受け付けています。
 窓口開設から昨日までの4日間の受付相談件数は、速報値で137件であり、「旧統一教会」やそれ以外の団体等をめぐる金銭的トラブル、心の悩み、家族の悩み、生活困窮、就労の問題等に関する様々な相談が寄せられたと聞いています。
 御案内のとおり、来週21日(月)、この対応窓口の視察を予定しております。
 法務省としても、引き続き、実効的な救済に向けて万全を尽くしてまいりますので、お困りの方は是非御連絡いただきたいと思います。
 2件目は、「女性の人権ホットライン」強化週間についてです。
 本日から11月24日(木)までの7日間、「全国一斉『女性の人権ホットライン』強化週間」を実施します。
 「女性の人権ホットライン」では、職場でのハラスメントや、DVなどの女性の悩みを丁寧に酌み取ってまいりたいと考えています。
 悩みを抱える方々を、一人でも多く救うことができますよう、報道機関の皆様方には、強化週間の周知広報への御協力を何とぞよろしくお願いいたします。

大臣就任から1週間の振り返り等に関する質疑について

【記者】
 大臣の就任から1週間が経ちました。この間、国会での質疑なども経験されましたが、御自身の振り返りを伺います。また、国会での質疑を経て、今後、大臣として注力していくべきだと感じたこともあれば、併せて伺います。

【大臣】
 今日でちょうど1週間になりますが、あっという間でした。国会での対応が中心になりましたけれど、皆さんの御協力で、充実した御議論ができたのではないかと思っておりまして、関係の皆さんには、心から感謝申し上げたいと思っています。就任後、様々な方々と、法務行政について議論を重ねてまいりましたが、一言で言うと、死刑の問題を含めて、極めて重い課題を背負ったなというのを、1週間後になって、ますます感じています。
 注力すべき課題は山積しているというのが正直感じたところですけれど、一つ一つやっていくしかないという思いです。そのためには、法務省の皆さんと一丸となって職務に邁進していくことが不可欠だろうと思っていますので、職員の皆さんと意思疎通を良くしながら、その先頭に立っていきたいと考えています。
 具体的な課題としては、国会でも答弁させていただいておりますが、まず取り組むべき課題があります。
 一つ目は、「民法等の一部を改正する法律案」などにつきまして、本国会での成立を、何としても目指していきたい。
 二つ目は、「旧統一教会」の問題につきまして、被害者の救済に向けた取組を強力にやっていきたいと思っております。
 三つ目は、出入国在留管理制度全体を適正に機能させるための法整備について、速やかに検討を進めていきたいと考えておりますが、その他も重要な課題がたくさんあるので、一つ一つしっかりやっていきたいと思います。

霊感商法等対応ダイヤルに関する質疑について

【記者】
 先ほど御紹介のあった「霊感商法等対応ダイヤル」についてですけれども、4日間で137件ということで、いまだにお困りの方が多いのかなという印象ですが、その件数についてどのように受け止めていらっしゃるかということと、「旧統一教会」以外の団体についての相談がどのぐらいあったのか、分かれば教えてください。
 また、この数日、「旧統一教会」をめぐる養子縁組の問題が話題になっておりますけれども、そういった内容の相談もあったのか、可能でしたら教えてください。

【大臣】
 137件については、私は色々なものがあったと思います。重いものもおそらくあったでしょうし、一つ一つ丁寧に対応していくということですので、多いとか少ないというのは、あまり私自身は思っていません。淡々と受け止めたいと思っています。
 その他のことについては、しっかりした分析が必要だと思っていますので、その分析が済むまで御容赦いただきたいと思っています。
(以上)