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法務大臣閣議後記者会見の概要

令和5年4月18日(火)

 今朝の閣議において、法務省案件はありませんでした。

岸田総理応援演説会場における威力業務妨害事件に関する質疑について

【記者】
 岸田総理の事件についてお尋ねします。15日の土曜日に選挙の演説で訪れた和歌山市で、襲撃される事件が起きました。選挙期間中のこういった犯行に対して大臣の所感をお聞かせください。

【大臣】
 本件は、国民に直接、政治家や候補者が訴える機会というものが損なわれかねないものでありまして、私は断じて許すことはできないというふうに考えています。それに尽きます。

衆・参議院法務委員会における名古屋入管被収容者死亡事案ビデオ映像の閲覧に関する質疑について

【記者】
 昨日、ビデオの視聴というのを衆・参、担当理事の方たちが見ました。2年前に6時間半のビデオを見て、今回、全てこの5時間の方を見た議員さんによりますと、大分内容は違うと。裁判所で争点になっている所の部分だけを、ある種、限定的に5時間、集約して弁護士側の要望もありましたけれど、提出したということで、2年前には色々皆さんの批判している「鼻から牛乳」とか、「薬きまってるか」とか、「アロンアルファ」みたいな、ああいったあざ笑うかのようなやりとりとか、そういったものも色々含まれていたので、2年前と今回のをやっぱり比較すると、どうしても、初めて見る議員も多いので、今回のでもショックを受けていたけれど、やはり2年前のものをもう一度しっかり見させてほしいという、そういう、見た議員たちの声が聞こえてきました。この点について大臣としてはどういうふうにお考えか。

【大臣】
 まず、本件のビデオ映像につきましては、保安上の問題に加えて、亡くなられた方の名誉、尊厳の観点からの問題もあって、国会における閲覧については、従前からの国会の御判断も踏まえつつ、適時適切に対応していくという方針で臨んでまいりました。令和3年12月及び令和4年3月には、衆議院、参議院の法務委員会理事会の御判断として、閲覧のお求めがあったことを踏まえ、お求めがあった範囲と方法で、ビデオ映像の閲覧をしていただいたということでありました。今回も、各法務委員会の理事会の御判断として、追加の閲覧のお求めがあり、検討した結果、お求めがあった範囲と方法で閲覧をしていただくこととしたものですので、それ以上のことは、私からは申し上げにくいなと思います。

【記者】
 ということはつまり、理事会の求めがまた再び与野党合意して出てくれば、プラスアルファの動画を出すこともいとわないという理解でよろしいでしょうか。

【大臣】
 今までも、国会の御指摘に従って判断してまいりましたので、仮定の質問ですけれども、基本的にはそう考えております。

入管法改正法案に関する質疑について

【記者】
 先週から今週にかけて、土日も含めて、いわゆる一般の市民や、その入管の関係者を支えているような弁護士、学生団体、周囲の方たちが、抗議の反対デモというのを色々な場所でやっております。こういったものの受け止めと、やはりその皆さんが非常に心配しているのは、3回目以降の難民申請を原則認めないと。これによって多くのイラン人とか、クルド人等々のコミュニティが破壊されてしまうんじゃないかという切実な声を川口にいるクルドの方たちからも聞きました。こういった思いを、大臣としてどういうふうに受け止めているのか。

【大臣】
 私は今回の法改正につきましては、趣旨はもう繰り返し申し上げているので、繰り返しませんけれども、入管行政上、外国人の方も、やはり庇護すべき方は庇護され、そして法令に違反している方は、そういうきちんとした対応をするという意味で、私は、大変大いなる前進ができる内容になっていると思っていますので、引き続き、国会においても丁寧な説明をしていって、理解をしていただいた上で、成立させたいという思いでいっぱいですので、説明を尽くす努力はしっかりやっていきたいと思っています。

靖国神社への参拝等に関する質疑について

【記者】
 靖国神社の例大祭が21日から始まるんですけれども、参拝の御予定があるかどうかと参拝されない場合も、何か真榊の奉納でしたり、何かお考えがありましたらお願いします。

【大臣】
 お尋ねの件について、個人としてどうするかを判断すべき事柄かなと思っていますので、そのような考えの下に、私としては適切に判断したいと思っています。
(以上)