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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成25年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成25年5月10日(金)

 先ほど閣議がありましたが,法務省案件は特にありませんでした。
 本日は,二つ申し上げたいことがあります。一つは,法務省で保護観察対象者を雇用する取組を始めるということです。これは,再犯を防止して安全な国を作っていこうという中で,こういう新たな取組を始めるものです。もう一つは,皆様も御存じであると思いますが,近時,都内等で行われたデモにおいて特定の国籍の外国人を排斥する趣旨の言動が見られるといった,いわゆるヘイトスピーチが議論になっており,その中には「殺せ」などといった過激な内容が含まれる場合もあるという報道がなされています。昨日の参議院法務委員会でも議論となり,私も答弁させていただいたのですが,こうした行為は人々に不安感や嫌悪感を与えるだけでなくて,差別意識を生じさせることにもつながりかねないもので,一人一人の人権が尊重される豊かで安心できる成熟した社会を実現するという観点からは,甚だ残念なことでございます。これまでも法務省の人権擁護機関では,外国人に対する差別の問題を含む人権問題について,様々な啓発活動を行ってきたところですが,最近では,このような外国人を排斥するような言動について報道されるなど,社会の関心を集めている状況がございますので,今後とも,こういった差別のない社会の実現に向けた啓発活動に一層積極的に取り組んでいきたいと考えております。また,一人一人の人権が尊重される社会を実現していくために,我々がどのように考えていくのかということを国民の皆様においても見つめ直す機会にしていただけたらと思っております。

憲法96条の先行改正に関する質疑について

【記者】
 昨日,衆議院の憲法審査会で初めて憲法改正手続を定めた96条について議論がなされました。自民党が主張する96条の先行改正に対しては,公明党が慎重姿勢を示すなど与党内でも議論が分かれていますが,96条の先行改正についての大臣のお考えをお聞かせください。
【大臣】
 それぞれの方が,いろいろなお考えをお持ちであると思います。自民党としても憲法改正案を作りました。要するに,そういうものが背景にあって,そういう機運を作っていきたいという気持ちがあることは事実です。他方で,今の憲法は明治憲法,つまり大日本帝国憲法の改正条項に基づいて作られたものですが,当時のGHQの統治下で,日本が主権を持っていない状況で作られたものでもあります。これについてもいろいろな議論がありますが,実質的に日本人自身の手で憲法改正を行ったことは,明治の憲法制定以来なかったことです。こうした経緯を踏まえますと,いきなり全体を改正しようといっても,今まで経験がないことですから,なかなかそれは大変ではないかと思います。護憲という立場や加憲という立場もありますが,どういうところから議論をしていくかということを考えたときに,96条の先行改正は一つの選択肢ではないかと思います。
(以上)
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