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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成25年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成25年5月14日(火)

 今日の閣議では,「裁判所職員定員法の一部を改正する法律」を公布するということを閣議決定しました。

いわゆるヘイトスピーチに関する質疑について

【記者】
 先日,特定の外国人を排斥する趣旨の発言,いわゆる「ヘイトスピーチ」について,大臣が懸念を表明されました。その際,大臣は,差別のない社会の実現に向けて,啓発活動に一層取り組む意向を示されたと思います。それについて,これまでと違った具体策などがあれば教えてください。
【大臣】
 最近,ヘイトスピーチについての報道が多数あり,参議院の法務委員会でも私自身に対する御質問に答弁をしたこともあって,社会の関心を集めていると思いましたので,人権啓発という観点から,先週金曜日の閣議後記者会見で,この件について発言させていただいたわけです。取組について具体的にどうしていくかということですが,まずは,私の発言を法務省のホームページに掲載して,国民の皆様に,こういったことを考えていることを周知することにしました。それから,法務省の人権擁護機関では,今までも差別の問題を含む人権問題について,全国各地で講演会を行ったり,啓発冊子の配布等という啓発活動を行ってきたわけでして,それに更に力を入れて取り組んでいこうと考えております。現在の時点ではそういうことです。

法務省が保護観察対象者を雇用する取組に関する質疑について

【記者】
 先週発表された,法務省における保護観察中の少年の雇用についてですが,その取組の意義と期待についてお聞かせください。
【大臣】
 再犯防止というのは,法務省の活動としても非常に重点を置いた活動です。再犯防止のためには,社会の中に居場所というか,一つは住まいがないといけないと思いますし,それから,やはり仕事を通じて社会とつながっていくということがないと,なかなか社会復帰というものができないだろうと思います。そういった意味で,本来の行政活動だけではなかなか完璧にはできかねる。民間の方々にいろいろ協力をいただき,理解をしていただいて,職場等も作っていただく,雇用も作っていただくということが大事ですが,「頼む頼む」と外にお願いするだけでは,「先ず隗より始めよ」と言われてしまうこともあると思います。ただ,法務省もいろいろな仕事があります。また,国家公務員法には,欠格事由の規定もあり,その検討には時間を要したことも事実ですが,まず保護観察対象者の少年を雇用するところから始めました。民間の方々にいろいろ働き場所を作っていただきたいとお願いをしているわけですが,民間の方は民間の方でいろいろ悩みもあったり,いろいろな御苦労をされながら職場を提供していただいているということもあるかと思います。やはり法務省自身が自分でも経験をしてみるということが,民間の方々にお願いをする場合に,そういった経験をともにしているということが大事ではないかと思います。

法曹養成制度に関する質疑について

【記者】
 先日,文部科学省の方で,今年の春の法科大学院に入学した人の実数が発表されました。3,000人を切るだろうと言われていたのですが,2,600人台となりました。法科大学院の人気の低迷と言いますか,法科大学院離れがますます鮮明になったと思います。法科大学院の新入学者数がだんだん減っていることについての受け止めをお願いします。
【大臣】
 新入学者の数は2,698人だったかと思います。3,000人を下回って,これは過去最低の数字となったと報告を受けております。法科大学院制度は,質,量ともに豊かな法曹を養成しようという理念で始めました。今,法曹養成制度検討会議でいろいろと御議論をいただいているところですが,必ずしも法科大学院制度の中で,プロセスとして法律家を養成していく,選別して養成していくということが,必ずしも当初の狙いどおりとなっていないことは,多くの方の共通の認識だと思います。これはやはり,法科大学院における司法試験の合格状況が,それぞれの大学院によってばらつきも相当多い。それから,合格率も必ずしも高くなっていない。そして,司法試験に受かって弁護士等として就職していこうと思っても,壁が思ったより高いということで,そういったリスクを感じて進学する人が少なくなっているのだと思います。当初,毎年3,000人の司法試験の合格を目指していましたが,それがやや現実と離れていたということもあり,今,いろいろと御議論をいただいているわけですが,その中で教育水準等も上げるなど,法科大学院の魅力を引き出していくような取組を更にいろいろと行っていかなければならないと思います。

その他の質疑について

【記者】
 日本維新の会の橋下共同代表が,昨日,いわゆる従軍慰安婦問題について,軍の規律を維持するためには当時は必要だったという様な発言をされました。この発言について,大臣はどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 従軍慰安婦制度について,当時の軍部が必要性を感じていたから,このような制度があったのだろうと思います。しかし,今の時点で従軍慰安婦制度の必要性を強調する必要があるのかどうか,私自身は大変疑問に思います。
(以上)
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