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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成25年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成25年5月21日(火)

 今朝の閣議では,法務省案件はありませんでした。
 昨日,法務大臣の私的懇談会でございます出入国管理政策懇談会から,「訪日外国人2500万人時代の出入国管理行政の在り方に関する検討結果」についての報告をいただいたところであります。この報告の中心は,今後の出入国審査の合理化策についてでした。具体的には,商用目的等の新規来日外国人のうち,入国管理上リスクの低い渡航者,これは国際的にもトラスティド・トラベラーという概念がございますが,こういった方々が自動化ゲートを利用することを可能にするための新たな枠組みを検討して,その入国審査の迅速化に取り組むことなどです。法務省としては,これまでも自動化ゲートの普及であるとか,クルーズ船乗客に対する迅速な審査のための取組を実施してまいりましたが,観光立国の実現のため,いただいた御報告の内容を十分に踏まえて,更なる取組を行うよう入国管理局に指示したところです。

裁判員制度に関する質疑について

【記者】
 2009年に始まった裁判員制度についてですが,今日21日で施行から丸4年を迎えます。裁判員制度が施行されたことによって,従来の刑事裁判がどのように変わったか,あるいは,どのような意義があったかということの大臣の所感をお聞かせください。一方で,元裁判員の女性が証拠の遺体写真などが原因で急性ストレス障害と診断されるなどの問題点も浮かび上がっています。制度の今後の課題について,大臣のお考えをお聞かせください。
【大臣】
 裁判員制度は司法改革の中でも非常に大きな施策として導入されたものです。今までのところ,総括的に申し上げますと比較的順調に進んできたと言えると思います。裁判員候補者の方々にも高い割合で裁判所に出頭していただくことができていますし,裁判員に選ばれた方々は,大変熱心に取り組んでいただいていると思っております。また,裁判員経験者の多くの方々が,裁判員として裁判に参加したことが良い経験であったと感じていただいており,充実感を持って審理に取り組んでいただいていることが伺えます。そして,こういった制度が導入されたことによって,多くの一般国民に,「裁判所や司法が身近になった」とか,あるいは,「裁判の結果に国民の感覚が反映されやすくなった」というような見方をしていただいているということです。このように,大きな意味では今のところは順調に運営されているのだろうと思います。裁判員制度については,この導入によって,広く国民が裁判の過程に参加して,その感覚が裁判内容に反映される。それによって,司法への国民の理解や支持が深まる。あるいは,司法がより強固な国民的基盤を得ることができるという期待があったわけです。私としては,期待された制度導入の効果が生まれてきているのではないかと思っております。裁判員候補者として手続に参加していただいた方々や,実際に裁判員をお務めいただいた方々に,改めて敬意を表するとともに,感謝申し上げます。今後とも,この制度の良き運営のために御協力をいただきたいと思っております。
 他方で,証拠写真などを御覧になって,ストレスを感じたという方が国家賠償請求訴訟を起こされるということも起きています。個別の具体的事案について申し上げるのは差し控えたいと思いますが,裁判所において,こういったストレス等をどう解消するかといった,いろいろな措置を講じていただいております。また,検察官の方も証拠を出すに当たっては,例えば,カラーの写真を白黒の写真にするとか,あるいは,それらの証拠写真を出すときはあらかじめ注意を促すなど,いろいろなことをやってきています。裁判をしていただく際に,極めて凄惨な現場の写真を見ることは必ずしも気分的に楽なことではありません。ただ,そうは言っても,実際に証拠を見ないで判断をしていただくというわけにはいかない面もありますので,いろいろ工夫をしていく必要はあるのだろうと思いますが,なかなかそこは悩ましいところです。

その他の質疑について

【記者】
 法案の審議のことですが,参議院の法務委員会で,民主党が提出した議員立法の審議入りを前提とすると,ハーグ条約や刑の一部執行猶予法案など,重要法案の審議入りがなかなか進まない状況となります。大臣としては,民主党の議員立法の審議に応じるべきと思われますか。
【大臣】
 国会で判断して進め方をいろいろ議論していただくことに,行政府にいる人間が口を差し挟むべきではないと思います。しかし,私どもの提出している法律も,法務省としては極めて重要であり,一日も早く通していただきたい法案ばかりです。そして,それに加えて,法務省は今,非常にたくさんの閣法も抱えているところですので,何卒速やかに審議をしていただきたいと心から願っている次第です。
(以上)
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