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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成25年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成25年6月21日(金)

 今朝の閣議では,大規模な災害の被災地における借地借家に関する特別措置法,被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法の一部を改正する法律,この2つの法律の公布を決定していただきました。

法曹養成制度に関する質疑について

【記者】
 法曹養成制度検討会議の最終提言が本月19日にまとまりました。あるべき法曹人口や合格率が低い法科大学院の抜本的改革が先送りされた形になり,法曹を志す学生や学識経験者から懸念の声も上がっていますが,大臣はいかがお考えでしょうか。
【大臣】
 法曹養成制度検討会議では,1年間という期間で,非常に精力的にいろいろな論点から議論していただいてきました。取りまとめについては,本月26日の検討会議で最終的に決定がされます。その後に関係閣僚会議で報告されて,8月2日までに,相当急がなければなりませんが,一定の結論を出す予定です。それまでは,いろいろなことを申し上げるのは差し控えたいと思います。

静岡地検の検察事務官による情報漏洩問題に関する質疑について

【記者】
 交際相手に捜査情報を漏らしたとして,先日,静岡地検の検察事務官が逮捕されましたが,大臣のお考えをお聞かせください。
【大臣】
 これは大変残念な事件です。静岡地検の検察事務官が捜査情報を知人に漏らしたということで警察に逮捕されたものと報告を受けております。現職の検察事務官が,こういったことで逮捕される事態が発生したことは誠に遺憾です。私の立場としては,法務省の下にある検察庁の職員であるところの検察事務官の不祥事であり,最終的には監督の責任を負っている一方で,捜査を見守るということもあります。きちんと捜査を遂げてもらわなければならないので,個別の捜査について申し上げるのは差し控えたいと思いますが,職務規律という面においては,きちんと事実関係を明らかにした段階で厳正に対応しなければいけないと思います。

法務省における女性の起用に関する質疑について

【記者】
 局長や課長ポストへの女性の起用といった法務省における女性の起用に関するお考えをお聞かせください。
【大臣】
 政府全体としては,女性の新規採用者を3割にすることを目標としています。それぞれの部署,それぞれの分野で女性が十二分に活躍しているところもある反面,まだ十分に育ってきていないところもあるだろうと思います。実情をよく把握して,きちんと女性の力を活用していくということは当然考えないといけません。その点で,4月に,当省では総合職職員33名を採用したわけですが,33名中17名の女性を採用したというのは良い数字だと思っております。
【記者】
 法務省は複数の局の総務課長が女性ですが,これは女性の起用を進めようとした結果ですか。
【大臣】
 全体の流れの中で,女性の活躍の場を十分に作ろうということがあったと思います。省庁においては,各局の総務課長は要のポジションですので,女性の総務課長が活躍しておられるというのは非常にうれしいことだと思っております。

児童ポルノ禁止法改正法案に関する質疑について

【記者】
 児童ポルノ禁止法の改正法案に関して質問させていただきます。こちらは,自民,公明,維新の改正案が出されておりまして,日弁連,日本漫画協会,出版労連などの反対声明が出されるなど,表現の自由の侵害について心配する声があり,ネットでも特に若い人から表現規制につながるのではないかという声が上がっております。児童保護という観点と表現の自由という観点と両方ありますが,大臣はどのようにお考えかをお聞かせください。
【大臣】
 児童ポルノ禁止法の改正法案は議員立法で提出されているものです。ですから,国会でどういう法案を出されて,どういう御議論をされるのかということは,法務大臣としてはコメントは差し控えたいと思います。
 しかし,私は長い間,ユニセフ議員連盟の活動をしてまいりまして,ユニセフ議員連盟の事務局長,それから現在は会長です。そして,現在の児童ポルノ禁止法の一番最初の設計をした一人が私です。児童ポルノといったものは,元々は刑法の「わいせつ物頒布等の罪」で処断するということが,恐らく刑法が出来たときの考え方だったのだろうと思います。ところが,当時の児童ポルノの状況というものは,当時の刑法のわいせつ物頒布等の罪では,なかなか実効的な規制をしにくいということがありましたので,これは私の考え方でしたが,実在する児童の人権を侵害してはいけないという観点から,現在の児童ポルノ禁止法の規定を考えました。できるだけ規範的な記述を省いて,客観的な記述をもって構成要件を作り,子どもを性的搾取の対象と考えるような考え方に対抗しようという考えで作ったものです。しかし,そういう考え方で作りましたから,児童ポルノ,特にコミックスのようなものについては,この法律は規定しておりません。現在,問題になっているのは,そういった問題をどう対処していくかということです。今お尋ねのように,表現の自由の観点から,コミックスなどの規制は反対だというお声が強いということも私は承知しております。しかし,同時に,子どもを性的な搾取の対象である,商業的性的搾取の対象であるかのような表現は許すわけにはいかないという気持ちが強くあることも私はよく存じております。私はどちらかと言うと,児童の性的搾取,商業的性的搾取を許すような考え方には同調しない,というのが個人としての私の基本的な考え方です。
(以上)
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