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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成26年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成26年4月22日(火)

 今朝の閣議で,法務省案件は,「外国弁護士による法律事務の取扱いに関する特別措置法の一部を改正する法律」の公布,それから,「権利移転等の促進計画に係る土地についての不動産登記に関する政令の一部を改正する政令」を閣議決定いたしました。法務省案件は以上2件です。
 それから,一昨日,4月20日ですが,私は北海道雨竜郡沼田町に参りまして,沼田町就業支援センターやその就業支援センターの農場を視察しました。その後,「立ち直りを支える地域のチカラ~農業を通じた社会復帰支援~」というテーマで,法務省としては3回目となる「車座ふるさとトーク」を行いました。今回の「車座ふるさとトーク」では,保護司や更生保護女性会といった更生保護関係のボランティアの方々のほか,正に地域の力となって沼田町の就業支援センターで生活する少年たちの立ち直りを支えていただいている関係者の方々に御参加いただきました。御参加いただいた方からは,例えば,少年たちの母親代わりとして,家庭的な雰囲気の中で,何か一つでも心に残る思い出を作ってほしいと思って活動しているとか,少年たちが立ち止まって,これまでの自分の人生を考える機会として農業実習というのは有効であると感じているとか,あるいは,沼田町の就業支援センターの開所は,最初は沼田町の間でも,非行や罪を犯した少年たちを受け入れることについて,アレルギーが随分あったようですが,議論を続けていくうちに,少年たちの立ち直りや更生保護ということに真摯に向かい合うきっかけになったというお話がありまして,一つ一つ率直で貴重な生の声を頂けたなと思っています。改めて,犯罪や非行をした者の立ち直りには,これは私が常々申し上げておりますように居場所が必要である,つまり仕事と住む所が必要であるけれども,仕事と住む所があるというだけでは十分ではないんですね。やはり地域の方々の理解,御協力ということが必要でありまして,地域の一員として受け入れられるということが大切である,こういう思いを,関係者の方々とお話をし,議論して,強くした次第であります。沼田町就業支援センターは,北海道の旭川より北にございまして,まだ雪が残っている所でございます。冬などは非常に厳しい環境であると思いますが,そういう沼田町の大自然と沼田町の皆様の熱意といいますか情熱によって,沼田町就業支援センターの取組が支えられているという感じを強く受けました。今後とも,頂戴した御意見を参考にさせていただいて,地域の方々の御理解や御協力を得ながら,再犯防止対策あるいは社会復帰支援策の推進に取り組んでいきたいと思います。それから,沼田町はそば栽培に大変力を入れているところで,沼田町の皆さんによる手打ちそばを頂いたり,町でトマトジュースとかケチャップとか,あるいはにんじんジュースなどを作っているのですが,大変おいしい,そういう地場産のジュースを頂いたりして交流したことも申し添えておきたいと思います。

再犯防止に関する質疑について

【記者】
 今,大臣から御紹介のありました沼田町の件なのですけれども,大臣は就任後,これまで熊本のファームきくちですとか,フランスのソーシャルファームなどを視察され,農業を生かした再犯防止という分野に高い関心をお持ちだと思うのですけれども,法務省として力を入れている再犯防止という点で,この農業をどのように生かしていくのかということについて,お考えをお聞かせください。
【大臣】
 私どもも,再犯防止あるいは非行防止に農業の力を活用したいと思っているわけですが,いろいろとお話を聞いておりますと,こういう再犯防止,非行防止というだけではなくて,広く,例えば福祉関係者の間では,障害者等のソーシャルファームというものの中で農業を活用できないかといった機運が高まっているようでございます。特に社会復帰,犯罪防止というようなことになりますと,そういう福祉との連携が必要だということもしばしば申し上げているわけですが,ちょうど私どもの仕事と福祉関係者が今関心を持っていることとかなり重なる部分がここにあるように思っています。農業従事者が高齢化したり,減少したりしているということも指摘されておりますが,農業に関心を持つ少年だけではなく,成人も含めて,刑務所出所者等の就労を支援することは大変意義がありますし,どちらかというと,犯罪を犯した人たちは,人との付き合いが上手でないといいますか,孤立している人が多いわけです。そういう中で,農作業を通じて,自然との触れ合いや,地道な作業をすることによって,その地域とのいろいろなきずなといいますか,その方たちが必ずしも得意でなかった「人とのつながり」を作っていくのに,自然との対話や,そういう地道な作業というのはかなり意味があるのではないか,勤労意欲の養成とか対象者の改善更生,社会復帰支援,そういった観点から,農業の活用というのは非常に意味があるのではないかと思っています。現在,矯正施設内外でも,農業を生かした取組を実施しているところ,北海道では刑事施設6施設で刑務作業としての農作業を実施しています。それから,私が参りました沼田町の就業支援センターは,少年院の仮退院者等を対象としているわけですが,刑務所出所者については,茨城県のひたちなか市にあります茨城就業支援センターで農業実習や公共職業訓練を行っています。今後,このような農業を生かした再犯防止を更に推進していくため,例えば,農地を有する北海道にある刑事施設で,農業に関する初歩的な知識や技術の習得に重点を置いた職業訓練を実施することについて,更に検討を深めていきたいと思っています。それから,就業支援センター等を退所した方々の受入先となる就農先の確保・拡充。農業も大変高度な技術が必要ですから,より効果的な指導,支援の方策についても検討を進めるなど,取組の充実を図っていきたいと思います。

その他の質疑について

【記者】
 閣議の議事録の公開についてお伺いしますけれども,今日からホームページで閣議と閣僚懇の議事録の公開ということで,憲政史上初めての取組だということです。一方で,不開示情報に該当するものは公開されないのはどうか,不十分だとする指摘もありますけれども,この取組についての大臣の受け止めをお願いします。
【大臣】
 初めての取組ですので,どういう仕方が良いのかということは,まだいろいろと議論もあると思います。今日もホームページで発表されるものについて,閣議資料の中に入っていたのですが,まだ十分に私自身は見ていないのですけれども,今後,更にどういう発表の仕方が良いのか,一方,やはり閣議というのは最高の意思決定の場でありますので,発表されるからというので発言を控えたり,十分に議論をしないということがあっても困りますので,その辺りをどうしていくかというのは,かなりこれから工夫が必要なのかなという気がいたしております。
【記者】
 関連して,NSC国家安全保障会議など,まだ非公開の会議もありますけれども,閣議や閣僚懇以外にも政府や閣僚が入る会議の情報公開というのを今後進めていくべきかどうかについてどう思われますか。
【大臣】
 今申し上げたように,それぞれ会議の目的とか果たすべき機能が違うと思います。ですから,そこは会議体の目的ごとにいろいろ考えていく必要があるのかなと思います。
【記者】
 靖国神社参拝の関係で,昨日から春季例大祭ということで,先立って古屋大臣と新藤大臣が参拝して,今日また新藤大臣が再度参拝されました。明日からのオバマ大統領の訪日を控えて,米国は以前にも総理の参拝に失望したという声明を出したこともあって,日米関係への影響を危惧するような声もありますが,大臣はその辺りをどのように見ておられますでしょうか。
【大臣】
 それぞれこれは私的な参拝ということだと思います。ですから,余りその辺を私がコメントする必要もないのではないかなと思っています。
(以上)
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