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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成26年6月3日(火)

 今朝の閣議では,法務省案件は質問主意書に対する答弁書1件を閣議決定していただきました。

少年院法の改正案に関する質疑について

【記者】
 少年院法の改正案の審議が進んでいます。広島少年院での法務教官による暴行事件を受けての改正だと思いますが,この改正案の意義を改めて伺いたいのと,これまでの改善に向けた取組などについてお伺いします。
【大臣】
 広島少年院での暴行事件というのは,職員の人権意識などの問題ももちろんありますが,要するに職員による特別公務員暴行陵虐のような問題が長い間続いて,また,そういうことが起きているのではないかと疑わせる兆候といいますか,そういうものがあったにもかかわらず,それが表に出てこなかった事件です。これは不服申立ての仕組みですとか,施設の運営・運用というようなものが閉鎖的であるという問題もあったのだろうと思います。それを受けて,今回の少年院法案には,例えば視察委員会等によって第三者の目で見ていただくとか,少年院にいる少年たちからの不服申立ての仕組みを設けるなどの内容を盛り込んでいます。それから,現在の少年院法は昭和23年に作ったものですが,何よりも少年院の中におけるいろいろな権利関係などが明確になっていなかった。これらを制度として整備したということです。そういった少年の権利義務関係や職員の権限の明確化を始め,不服申立制度の整備,それから視察委員会制度の導入による施設運営の透明化等によって,いろいろな問題に応えられるようにしていくというのが今回の立法の目的です。是非こうした仕組みを活用していきたい,活用して生かさなければいけないと思っています。

成人年齢の引下げに関する質疑について

【記者】
 国民投票法の改正案の関係で,投票年齢の引下げに合わせた形での民法の成人年齢の引下げということが議論になっています。昨日,大臣も憲法審査会で発言されましたけれども,改めて,投票年齢の引下げに合わせた形での成人年齢の引下げの是非と,将来的な成人年齢の引下げについての必要性や時機などについて,どのようにお考えになっているか,お伺いします。
【大臣】
 我々も,民法上の成人年齢,参政権に関連する国民投票の投票年齢,それから選挙権年齢,これらは最終的に一致することが適当だろうと思います。ただ,それぞれ制度目的が違いますので,論理必然的に一緒でなければならないというものではないと思います。こういった考え方が我々の基本的な考え方ですけれども,国会におけるこの国民投票法の議論,あるいは8党のいろいろな議論の中で,まず国民投票の投票年齢を18歳とし,それから選挙権等の年齢を18歳にしていって,その後にほかの法律をやっていこうという,そういう大きな方向性ができてきているようですので,我々もそれにのっとってやっていきたいと思っています。昨日も申し上げましたけれども,要するに投票年齢や選挙権年齢というものは,いわば権利を与えるものです。ところが,成人年齢というのは,必ずしもそういう権利を与えるものばかりではありません。18歳で成人とした場合,まだ高校在学中の者もいることになりますけれども,極端な話をしますと,高校の学費などについて,親はもう成人の子供に対する養育の義務はなくなっているのだからというような議論になっても困るわけです。それから消費者問題などでも不利益があります。今までであれば,18歳の子が不用意に契約などをした場合,親はそれを取り消すことができるわけですけれど,成人になるとそういうことはできないということになります。そういう消費者問題などといったものに対するある程度の理解がないと不利益を被るということになりますから,それには若干の時間が要るだろうと思います。そういったことを踏まえての手順・段取りで進めていくべきものだと思います。

児童ポルノ禁止法の改正案に関する質疑について

【記者】
 明日の衆院の法務委員会に,議員立法で児童ポルノ禁止法の改正案が提出されます。今回のこの改正案では,漫画,アニメ,CGも調査研究するとしていた附則が削除された法案になっていますけれども,この法案についての大臣の見解をお聞かせください。
【大臣】
 これは議員立法で取り組んでいただいているわけですので,今,行政府にいる者が特段申し上げることはありません。単純所持の問題は,インターネット上で蔓延している児童ポルノ等に効果的に対応していくために必要だということで一歩進めていただいたと思います。今のコミックス等の問題については昔からずっと議論されておりまして,この法律ができた時からの課題ではあるのですが,これには反対論もあるわけです。ですから,まず,インターネット上に氾濫しているものをどうコントロールしていくかというところで議論の一致を見ていったのは,私は望ましいことだなと思っています。

その他の質疑について

【記者】
 今,民主党で代表選を早めるという動きが強まっていますけれども,野党総裁時代を御経験されている大臣から見て,海江田代表の立場ですとか,民主党の動きについて,どのようにお考えになりますでしょうか。
【大臣】
 他党の内部で行われていることに余り立ち入って考察をして,見解を述べるわけにもいかないと思います。ただ,野党,特に大きな敗北をした後の野党というのは,私も経験いたしましたが,なかなか難しいところがあります。やはり,政党政治は与党だけではなく野党が健全に頑張ることによって議会というものがうまくいくのでしょうから,そういう苦しい中をどう民主党が乗り越えていかれるのかというのは,私は関心を持って見守っております。
(以上)
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