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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成26年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成26年9月5日(金)

 本日の閣議ですが,法務省に関わることは全くありませんでした。

新旧大臣の事務引継に関する質疑について

【記者】
 昨日,新旧大臣の事務引継が行われました。谷垣前大臣から数多くの課題について引継を受けたと思いますが,改めてその内容について御所感をお願いします。
【大臣】
 特に,口頭で谷垣大臣から言われましたのは2点です。現在,いずれも法制審で審議をされていますけれども,取調べの録音録画の導入に向けた法律の改正及び民法の中の債権関係の改正についてです。この2点が,これから大きな法律の改正になっていくだろうと。いずれも法制審で審議しているところだけれども,それらの取りまとめがされたら速やかに法律にして,国会に出して法案を仕上げてほしいということを私に対する課題として,具体的なことではこの2点を言い付かりました。それ以外には,総理が私に「谷垣さんの後だから。」と3回念押しをされて,非常に緊張しているということが報道されたのを御存じでして,谷垣前大臣からは「そんなに緊張しないで,伸び伸び頑張ってくれ。」,「全力を出して伸び伸びやってほしい。」というようなことを言っていただきました。

選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)に関する質疑について

【記者】
 選択的夫婦別姓制度の導入について改めてお考えと,このテーマについて法務大臣としてどのようにされていこうと考えておられるのかお聞かせください。
【大臣】
 実はこの問題だけは,まだ法務省の事務方と話ができていないのですけれども,やり方はいくつかあると思います。戸籍の在り方については,それが家族の在り方として,それにやはり伝統的にこだわる方々も,国民の代表である議員の中にもいらっしゃるし,国民の中にもあります。一方で,私自身もそうですが,「松島」という名前は生まれたときの旧姓であります。現実に,いろいろな会社,そして公務員も含めて,キャリアも持って働く女性が増えていく中で不便を感じている人たち,つまり主義・主張の問題ではなく現実に不便を感じている人たちもたくさん増えてきました。不便の中には,普段仕事で使っているのは旧姓であるから,周囲はそれしか知らないのだけれども,しかしながら,私自身も病院等で戸籍名を言われてもピンとこない。思わず立ち上がれなかったのですが,もっと困るのは銀行の口座を開設しづらいという問題ですとか,あるいはパスポートの記載,私自身は国会議員ですから両方併記しているみたいな形ではありますけれども,そういう不便を強いられている。これを実際の現実的な運用としてどうしていくか。通称といっても好き放題の名前ではなくて,旧姓を通称で使うときのいろいろな場面の確立をどういう方法でやればいいのか,いくつかケースを出してみて,議論していきたいと思っています。
 これにつきましては皇居での認証式で,今回初めてだったと思いますけれども,私も副大臣での認証式を2回やって,今回は大臣ですが,とにかく以前は,もう何年も前に国土交通省の副大臣をやったときには,戸籍名しか書かれていない。つまり「松島みどり」ではない名前で,副大臣を任命するとあったんですね。今回は戸籍名が書かれてあり,括弧で「松島みどり」,本当は逆にしてほしいのですけれども,そういう書き方でありました。一歩前進したと思います。当選証書についても,私が一昨年12月に当選したときに,私にとっては初めてですけれども,選挙管理委員会の方が聞いてきまして,今までは戸籍名だけだから,選挙で戦った名前と当選した名前が違うんですね。それが当選証書だったのですが,東京都選挙管理委員会の方が「松島みどり」という名前の記載を望むかと聞いてきましたので,「もちろん望みます。やってくれるのですか。」と。私も喜んで,ただそちらの方が括弧の中なので,これが不満だと言ったらこれはどうしても駄目だと言われましたたけれども,少し変わってきた。こういったことを変化させるのに何かできないかと思っています。現内閣には女性閣僚が5人います。その内,私を含める3人が旧姓を使っています。戸籍名と違うという状況です。そういう状況ですので,社会的にもそういう困っている女性が結構いると思います。外国に行ってパスポートの名前とクレジットカードの名前が違うとか,仕事で使っている名前が違うと。そういうものの整理をどうするのか。かねてから言われている戸籍の在り方の変化以外で,便利性を増すための政策はどういうふうにしたらよいか。いろいろなケースがあり,法務省だけではできないかもしれませんけれども,私がやっていきたいことの一つです。
【記者】
 先ほどの認証式の話に戻させていただきたいのですが,戸籍名はどのように書かれていたのでしょうか。
【大臣】
 戸籍名を書いて,その左どなりに括弧で「松島みどり」です。

国連自由権規約委員会等に関する質疑について

【記者】
 先日,国連の人権規約委員会や人種差別撤廃委員会において,日本政府に対するいろいろな勧告がたくさん出ています。もちろん法務省に関するものもたくさんあるのですが,特に死刑制度を含む刑事司法の手続の在り方や,それから国内人権機関の設置といった問題に対して,これも再三にわたって勧告が出ているわけです。これらの課題に対してどのように対処していくのかという,何か基本的なお考えがありましたらお聞かせください。
【大臣】
 これは法務省も含めて,政府を挙げていろいろな御説明をしたところであります。その中で,残念ながらいくつかの点を指摘をされた。中には1年以内とか,いろいろなことを勧告されておりますが,これも法務省だけで解決できるものではない問題も多いものですから,関係省庁と一緒に連携をして対処していきたいと思っています。

特定秘密保護法に関する質疑について

【記者】
 大臣は,もちろん法務行政もそうなのですが,特定秘密保護法の担当大臣というふうにもおなりになっていると思います。この件,今年年内に施行ということなので,この件に対して,総理やあるいは谷垣前大臣からどのような指示と言いますかアドバイスを受けているのかということが一点と,この特定秘密保護法に関しては,アメリカの政府高官やあるいはそのツワネ原則といった国際的な秘密保全法制の原則の方からも日本の決め方とか,特定秘密保護法の内容について批判の声がたくさん出ていますけれども,そういった不安に対してどのように対処されていくのかという,その内容とどのような体制で臨んでいくのかということをお伺いしたいのですが。
【大臣】
 一つめの特定秘密保護法についての指示ですが,総理からは「(特定秘密の保護に関する制度に関する事務の)担当である。」ということを指示されました。担当であって,国会での答弁の係であるという指示。また,谷垣さんは担当ではなくて,法律の担当は森まさこ前大臣でありましたので,谷垣前大臣からは特段の引継は受けませんでした。
 次の,いろいろな御批判の問題でありますけれども,国際的な指摘に関しては,一つ一つ理念を,つまり日本の中での理解と外国での受け取り方が違う場合があったりするでしょうから,その誤解を解いていくということなどをきちんと行っていく。そして,また,特定秘密というのは防衛,外交,そしてスパイ防止,テロ防止の4つの分野があって,その4分野の内に法律で限定列挙したものだけに限って指定されるわけでありますけれども,衛星写真や暗号など,安全保障上の重要情報に限って指定されることとなるわけですが,その指定が適正に行われなければいけない。まして,同盟国に不審を与えることはあったとしたらまずいわけで,それはきちんと決めた上で御理解を,誤解があったら解いていくと。さらにその作業というのは,単に法務省だけの問題だけではなくて,私たちはその基準作りの代表ではありますけれども,対外的な問題については,外務省なり他省庁とも御相談した上で,実際にそのような疑念を持たれているとしたら解明に努めてまいりたいと思っております。
【記者】
 追加なのですが。ということは法務省内に専門部署というものを作るということをお考えなのでしょうか。
【大臣】
 いいえ。法務省内に専門部署はございません。内閣官房に担当部局があり,私がまとめ役というか,そしてまた今,情報保全諮問会議,これは渡辺恒雄さんが代表でいらっしゃいますけれども,第三者の方々で構成される会議で,意見を今いろいろいただいているところでございます。それで,内閣官房の事務を閣僚として私が担当ということになっていて,法務省がやる仕事ではないです。そして,特定秘密の指定等を統一的に運用するための基準案については,第三者の情報保全諮問会議の委員の皆さんに御意見を頂いた。それで,それに対して,意見の公募も行われている。そういう状況でありますから,最終的な結論はこれから,それが最終的にまとまった後,私が実際に各役所にもそれを定着させるといったことの準備の責任者となるわけです。
(以上)
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