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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成26年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成26年11月18日(火)

 閣議では法務関係の案件はございませんでした。
 私の方から1点御報告したいと思います。
 法務省におきましては,日本人の出国・帰国の審査に活用するための顔認証技術に係る実証実験を本年8月から9月にかけて実施をしたところです。
 本日,外部有識者からなります「出入国審査における顔認証技術評価委員会」からの報告が,法務省に提出されました。この評価委員会におきましては,これまで技術的な観点から,日本人の出国・帰国の審査に顔認証技術を導入するために,十分な認証精度が確保できるかという点や,更なる精度の向上のための改善点につきまして,分析・検討を行っていただいたところです。今般の報告におきましては,活用に向けた検討課題もあるものの,「顔認証技術を日本人の出帰国審査に活用することについて十分な可能性があると評価できる」とされております。
  日本人自動化ゲートに顔認証技術を活用することができれば,事前の利用希望者登録手続が不要となり,自動化ゲートの利用者を飛躍的に増加させることができ,日本人の出国・帰国の審査の合理化が図られ,これによって外国人出入国審査の迅速化が実現されます。
 法務省としましては,観光立国の推進及び2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会の開催に向けまして,日本人の出国・帰国の審査への顔認証技術の導入につきまして,速やかに検討を進めてまいりたいと思っております。

日本人出帰国審査における顔認証技術に係る実証実験に関する質疑について

【記者】
 顔認証技術に係る実証実験について検討課題もあるということでしたけれども,大臣から省内に何か指示されたこと,あるいは指示を検討していることというのはありますでしょうか。
 また,これについては,いつ頃の導入を目指しているのでしょうか。

【大臣】
 今回の実証実験の成果は大変充実していて,それに基づく専門家の方々からの検討結果,そしてそれにどう対応していくかということについても,非常に意義深い調査だったと思っております。技術というのは日進月歩のところもありますので,エンドレスの技術革新ということがあるわけですけれども,今段階におきましても,実証実験参加事業者は5者ということでありましたが,大変確度の高い,誤差率も非常に小さいということでありまして,実用化してもいいレベルに達している技術であるということを改めて感じたところです。
 2020年にはオリンピック・パラリンピックが開かれるということで,6年後ということになりますが,この技術を現場に導入していくには,やはり様々な課題もあろうかと思います。今回の結果を踏まえて十分に検証・検討しながら,将来の計画を立てていくべく速やかに検討を始めたいと考えております。

静岡刑務所及び更生保護法人の視察に関する質疑について

【記者】
 昨日,大臣は静岡刑務所を視察されました。静岡刑務所では,受刑者に対しての職業訓練や教育プログラムを民間事業者に委託をしていると思うのですけれども,その成果をどのようにお感じになられたかということと,こうした取組を踏まえて,今後の政策にどのように取り入れていかれるのかお考えをお聞かせください。
 それから,本日は渋谷区の更正保護法人の施設を視察されますけれども,その視察の狙いについてお聞かせ下さい。

【大臣】
 昨日,静岡刑務所の視察をいたしました。私にとりましては,大臣に就任して以来初めての視察となりますが,とりわけ,法務行政の中でも最重要課題の一つが再犯防止ということでありまして,その意味でも大変意義深い視察ができたと思っております。
 この静岡刑務所におきましては,先進的な取組ということで,民間事業者のノウハウを活用するということ,そして受刑者の出所後の就労に結び付く職業訓練,あるいは教育プログラム,こうしたことにつきまして,民間の活力を活用して実施しているところでありますけれども,その実態をつぶさに見ることができたということで,大変意義深いものだったと思っております。
 静岡刑務所の中の様子ですが,国の職員の皆さんとそれから民間の様々な協力者の皆さんが,一つになって受刑者の職業訓練,あるいは教育プログラムに携わっているということで,そういう意味では,これまで国だけでやっていた時代から,裾野がかなり広がってまいりました。その分,地域社会に出たときに,自立した生活を営むための基盤となる仕事ということについて充実していくことができる,その可能性は広がったと思っております。再犯防止につきましても,こうした職業訓練をしっかりとすることによって,更に確かなものになると思います。
 また,同時に,この受刑者の社会復帰に向けた取組ということでありますが,就労支援のみならず,福祉的な支援につきましても,国と民間事業者との連携・協力が非常に大事だと思っておりますし,また,地方自治体を始め,地域社会の支援が必要であるということを改めて痛感した次第です。
 特に,現在静岡刑務所で実施している職業フォーラムという取組につきましては,公共サービス改革法に基づく職業訓練とか教育プログラムを実施している民間事業者からの提案に基づいて実施しているということでありまして,これは出所後の雇用の受入先と,今職業訓練を受けている受刑者とのマッチングを手掛けているということですが,こうした民間のノウハウとかアイデアというものにこれからも注目をしてまいりたいと思っております。
 それと同時に,昨日は再犯防止について,静岡市長に自治体としての御協力を依頼してまいったところです。自治体,そして地域社会のお力をしっかりとお借りしながら,入所時の職業訓練と出所後の仕事がしっかりと結び付くことができるように,また,その受皿を自治体にも担っていただきたいということでお願いをしてきたところです。
 それと,今日の午後に更生保護法人両全会を視察いたします。その視察の狙いということでありますけれども,帰るべき場所がないまま刑務所を満期出所となった者の約半数が,1年未満のうちに再犯をするというような状況でございます。再犯防止のためには,刑務所出所者等の居場所としての住まい,そしてもう一つは自立した生活を自ら営むことができる仕事が最重要課題であるということを認識しているところです。
 今回,更生保護法人両全会を視察させていただきますが,ここは女性専用の更生保護施設ということでありまして,今,特に女性の場合には高齢化も進んでおりますが,この両全会では様々な創意工夫による取組を実践していらっしゃるということであります。そうした第一線で成果を上げている両全会の活動ということについて,十分に視察をして,その教訓を生かしていきたいと思っております。
 全体として,これまでも力を入れてきたところでもありますし,これからも,特に地域社会の中で孤立しないで,地域社会の自立した市民として再犯をしない環境をしっかりと作っていくということが何より大事だと思っておりますので,昨日の静岡刑務所を始めとして,本日の両全会の女性を対象としたプログラムなど,更に今後の施策にしっかりと生かし切るということで,今日は大変大事な視察になると考えております。

その他の質疑について

【記者】
 今夜,総理が記者会見をして,衆院の解散を表明する見通しとなっておりますけれども,現時点での大臣のお気持ちというのをお聞かせいただければと思います。

【大臣】
 総理大臣が外遊から帰国されまして,本日,そのような会見をなさるとの報道があるということは承知しております。いろいろな決定について,総理大臣の専権事項もございます。私としては公務に,とにかく一日も公務をおろそかにすることがないように,緊張感を持ってこの間取り組んでまいりましたので,その気持ちをしっかりと持って,私自身,空白がないようにしっかりと,これまでも,またこれからも努めてまいりたいという決意であります。

(以上)
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