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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成27年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成27年3月13日(金)

 今朝の閣議ですが,法務省案件として「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律の一部を改正する法律案」と「刑事訴訟法等の一部を改正する法律案」の2件がそれぞれ決定されました。
 次に,私から何点か御報告させていただきます。
 まず,今朝閣議決定されました二つの法律案につきまして御説明をさせていただきます。
 「刑事訴訟法等の一部を改正する法律案」ですが,捜査・公判が取調べ及び供述調書に過度に依存しているとされる状況を改め,刑事手続を時代に即したより機能的なものとするため,証拠収集手段を適正化・多様化するとともに,公判審理を充実化しようとするものでありまして,これは法制審議会の答申に基づくものです。この法律案は,被害者・証人となる国民の権利利益の保護,被疑者・被告人の権利利益の保護,さらに,犯罪事実の解明及び適正な処罰のいずれにも配慮するものでありまして,法制審議会の答申でも御指摘いただきましたとおり,法律案に掲げる諸制度を一体として刑事司法制度に取り入れることによりまして,時代に即した新たな刑事司法制度を構築するというものです。
 次に,「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律の一部を改正する法律案」でありますが,これは昨年の第187回国会に提出し廃案となったものを再提出するものです。
 いずれの法律案につきましても,国会において十分に御審議いただき,速やかに成立をさせていただきたいと考えております。
 次でございますが,「再犯防止キャラバン」について御報告をさせていただきます。
 昨年12月,犯罪対策閣僚会議におきまして,宣言「犯罪に戻らない・戻さない」が決定されたところです。犯罪や非行をした人を責任ある社会の一員として再び受け入れることが自然にできる社会にするため,国が,地方,さらには地域コミュニティ,また国民の皆様と手を携えて共に歩む新たな時代の取組を宣言したものです。そこで今回,私自身,そして葉梨康弘副大臣,大塚拓大臣政務官とともに各地を訪問し,地域の様々な方との対談を通じまして,再犯防止への御協力をお願いし,さらには,地域の課題解決に再犯防止の何が貢献できるかということにつきまして模索する「再犯防止キャラバン」活動を展開することとしたところです。
 その第1回目として,3月15日・16日の日程で福岡県に葉梨副大臣が出張いたします。福岡県では,保護司の皆様や協力雇用主の皆様など,更生保護に取り組まれている方々との意見交換,矯正施設の視察,さらには海老井福岡県副知事,北橋北九州市長との会談を予定しております。今回の福岡県を手始めに全国各地を訪問し,再犯防止に対する御理解と支援の輪が一層広がるような取組を進めてまいりたいと思っております。
 最後に,「人権侵犯事件」の状況につきまして,御報告させていただきます。
 本日,平成26年における人権侵犯事件の状況を公表いたしました。人権侵犯事件の件数は,依然として高い水準で推移していると受け止めております。特に,インターネット上の人権侵害の事案が増加しているということ,さらに高齢者,障害者などに対する差別待遇の事案,あるいは社会福祉施設の事案など,いわゆる社会的弱者に関する事案も増加しております。
 法務省といたしましては,引き続き,その時々の人権状況に的確に対応しながら,様々な人権課題に適切に取り組んでまいりたいと考えております。

平成26年における人権侵犯事件の状況に関する質疑について

【記者】
 昨年1年間の人権侵犯事件の状況が公表されました。
 インターネット上の人権侵害が5割ほど増えたということで,近年,子供のインターネット利用が当たり前となって,インターネット上のトラブルが重大事件に発展する例もあります。こうした現状に対する大臣の御所感と,法務省としての御対応についてお伺いします。

【大臣】
 インターネット上の人権侵害事案の件数ということにつきましては,インターネットの利用が大変普及しているということもありまして,増加傾向にあるという結果が出ているところであります。
 また,一昨年に過去最高となりました学校におけるいじめ事案の件数は,平成26年も高い水準で推移をしている状況です。
 法務省の人権擁護機関におきましては,インターネット上の人権侵害について被害の申告を受けた場合には調査を行い,プライバシー侵害や名誉毀損に該当する情報につきましては,プロバイダに削除を要請するなどの適切な対応に努めているところです。
 また,学校におけるいじめなど,子供の人権問題につきましては,「子どもの人権110番」や「子どもの人権SOSミニレター」など,専用の相談窓口を設けて,人権相談や調査救済に取り組んでいるところです。
 今後もこうした活動に更に積極的に取り組むことによりまして,インターネット上の人権侵害や子供の人権問題にしっかりと対応してまいりたいと思っております。

今国会の法案審議に関する質疑について

【記者】
 今日から法務委員会も始まりまして,所信表明もありますけれども,今国会は刑事訴訟法も含めて提出予定法案が10本と多くあります。改めて今国会の審議にどのように臨むのかをお聞かせください。

【大臣】
 通常国会の冒頭は予算の審議ということでありますけれども,これから法務委員会で所信表明が始まりまして,今回は10本の法律を提出する予定でおります。その中には,例えば民法の改正などは120年来の改正になるということですし,また,国民生活に非常に密接な法律が目白押しということでありますので,十分にしっかりと御審議いただいた上で,法案の通過につきましては御協力いただけるよう最善の努力をしてまいりたいと思っております。
(以上)
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