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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成27年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成27年9月8日(火)

 今朝の閣議では,法務省案件はありませんでした。

刑訴法改正案等の国会審議に関する質疑について

【記者】
 国会の会期が残り3週間を切りました。刑訴法改正案の成立が厳しいという見方が強まっています。技能実習法案も審議入りしたものの,同様の状況です。
 いずれも法務省にとって重要な法案かと思いますが,今国会の議論を振り返り,現状をどのように受け止めていらっしゃいますか。

【大臣】
 今回,1月26日に召集され,95日間の会期延長も含め,245日という日程の中で法務省の案件についても御審議をいただいてきたところです。
 御質問の刑事訴訟法等一部改正法案及び技能実習法案については,いずれも法務省にとりまして大変大きな法案ということで,早期の成立に向けて努力してまいりたいと思っています。
 刑事訴訟法等一部改正法案は,現在の捜査・公判が取調べ及び供述調書に過度に依存した状況にあるとの認識の下,このような状況を改め,より適正で機能的な刑事司法制度を構築するためのものです。
 また,技能実習法案は,技能移転を通じた国際貢献という大変重要な意義を有する一方で,様々な問題点も指摘されている技能実習制度について,制度の趣旨にしっかりと沿った形で適切な運用がなされるよう適正化を図るとともに,制度の拡充を図るものです。
 冒頭申し上げたように,いずれも大変重要な法案であり,早期の成立に向け,会期末まで残された日数は限られていますが,粘り強く努力を続けたいと思っています。

人種差別撤廃法案に関する質疑について

【記者】
 同じく法務委員会の案件で,人種差別撤廃施策推進法案もこの1か月間審議が止まったままです。これにつきましても,先ほど技能実習生のお話もありましたが,国連からも是正勧告が出ている内容であるのですが,これについて審議が止まってしまっているということについてどのようにお考えかということ,このまま廃案で本当に良いのかということについて,大臣のお考えをお願いします。

【大臣】
 この法案は,議員立法の法案で,正に,ただ今与野党の協議が進められている状況です。その推移については,しっかりと見守ってまいりたいと思っているところです。いずれにしましても,審議の進め方について,お決めいただくのは国会ですので,法務大臣としては,これ以上の所感を述べる立場にはないということを御理解いただきたいと思います。
 ヘイトスピーチを含め,様々な課題も審議の中で出てきておりました。現行法の下でしっかりと適用を図り,またそうした事態が起こったことに対して,しっかりと対応できるようにしていく,そして,そうした人権侵害等の案件については,様々な形で助言ができるようにしていくということについては,これまでどおり,しっかりとやってまいりたいと思っています。

司法試験の出題内容の漏えいに関する質疑について

【記者】
 今朝の報道各紙にも出ておりましたが,今日合格発表の司法試験で問題を漏えいしたという問題があって,これから法務省も対応されるようですが,この問題に対する大臣の受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。

【大臣】
 平成27年の司法試験について,司法試験考査委員が出題内容を漏えいした事案についての報告は受けており,誠に遺憾に感じています。
 私からは,司法試験委員会及び担当部局に対し,今回の事態を深刻に受け止め,徹底した原因究明や再発防止策の構築に向けたワーキングチームの設置に加え,刑事告発も含めた厳正な対応を検討するよう指示したところです。
 事実関係については,間もなく,担当部局から説明をする予定ですので,私の方からは以上です。

【記者】
 関連で,2007年にも慶応大学教授が,今回とは全く一緒の経緯ではないかもしれないのですけれども,情報を漏らしていたという事案があって,考査委員の制度について改めるべきではないかという議論があったと思うのですけれども,今後,今回の事態が最終的に刑事処分が確定した場合に,考査委員の制度について見直しをされるといった,そういったお考えはおありでしょうか。

【大臣】
 先ほど申し上げたように,ワーキングチームを設け,しっかりと調査をするようにと指示しているところであり,その思いを受け止めていただきたいと思いますが,その上で,しっかりとその調査結果を踏まえての判断になろうかと思います。

【記者】
 先ほどの質問と重複する部分があるのですけれども,2007年の問題のときにも,実際に法科大学院で教えている先生が問題作成に関わっているということが問題になったと思います。
 考査委員に法科大学院の教員を入れているということ自体が,こうした問題の背景にあるという指摘についてはいかがでしょうか。

【大臣】
 先ほど申し上げましたとおり,事案はそれぞれ違います。今,ワーキングチームを設置し,発生原因に関しても調査をするよう指示したところです。しっかりとその結果を踏まえて判断をしてまいりたいと思っています。

【記者】
 今年の司法試験の結果は予定どおり発表されるのでしょうか。

【大臣】
 その予定です。

【記者】
 この考査委員の方は,過去10年くらいお務めだと思うのですけれども,ワーキングチームの調査対象というのは,今年の試験についてでしょうか,それとも過去のものにも遡って実施されるのでしょうか。

【大臣】
 基本的には今回の事案ということです。

【記者】
 遡る必要性はないということですか。

【大臣】
 今回の事案を究明するということです。その上で,これからどのような対応をしていくのかということについて,これまでのことも考慮しながらということになるかもしれません。
 しかし,飽くまでワーキングチームは,今回の事案に関して設置し,調査を行うということです。

【記者】
 こういった事案が起きた以上,考査委員に法科大学院の教員を入れている限り,世の中の疑念というものがぬぐえないと思うのですけれども,今後,もしこういった事案があった場合に,法科大学院に対する何らかのペナルティを科したりするということを御検討されないかということと,直接的には文部科学省の所管になると思いますけれども,このワーキングチームに文部科学省なども入ったりされるのかどうなのかということについてはいかがでしょうか。

【大臣】
 今回,このような形で司法試験の考査委員が出題内容を漏えいした事案について,誠に遺憾に感じているところであり,やはりこの深刻な事態を受けてワーキングチームを設置するということで,これにより原因究明を図り,そういう中にいくつか視点があろうかと思いますが,今そのことについて予断をもって申し上げることはしない方が良いと思いますので,正にワーキングチームの調査結果を待ち,その上で判断してまいりたいと思っています。

【記者】
 今回は,なぜ刑事告発が必要だと判断されているのか確認させていただいてよろしいでしょうか。

【大臣】
 詳しい事案につきましては,間もなく担当部局からしっかりと正確な形で報告をします。そのことについて,それ以上のコメントについては差し控えさせていただきたいと考えています。

【記者】
 刑事告発するということであれば,司法試験での刑事告発は初めてになるのかということと,この教授が法務省の調査に対して漏えいの事実を認めているということも報道されていますが,事実かどうか教えてください。

【大臣】
 事実関係については,間もなく担当部局から説明をさせる予定になっていますので,しっかりと正確を期してまいりたいと思っています。
 そして,先ほど申し上げたようにワーキングチームを立ち上げるということで,原因究明については徹底した厳正な調査をするということであり,その上で様々な判断があろうかと思っています。

【記者】
 今まで司法試験に関する刑事告発をしたことはありますでしょうか。

【大臣】
 現時点では,詳細について私からのコメントは差し控えさせていただきます。間もなく担当部局から説明をさせていただきます。

【記者】
 今日,正に合格発表が行われるということで,一生懸命勉強して結果を待っている人がいると思います。そういう人たちに,こういった司法試験の信頼が揺らいだことについてどう受け止めらっしゃるでしょうか。

【大臣】
 出題内容が漏えいしたということで,誠に遺憾に感じているところです。公正で,また厳正な試験に,多くの皆様が受験していただき,その結果を待っているということですので,今回の事案についてワーキングチームを立ち上げて,しっかりと原因究明を図りながら,この先の対策を検討してまいりたいと思っています。

【記者】
 刑事告発についてはいつを考えているかということ,もう一点は,今年は法曹養成制度の改革ということも取り組んできて,その結果が出て,正に開花した年だと思います。そういう中で,この問題が起きたことについてどう受け止めておられるでしょうか。

【大臣】
 先ほど申し上げたとおり,こうした事態が生じたということについては,大変遺憾に感じているところです。繰り返しになりますが,徹底した原因究明,そして再発防止策の構築に向けたワーキングチームを設置し,しっかりとした検討をすべきと判断をし,指示したところです。
 詳細については,事実関係をしっかりと正確に把握していただきたいということもあり,間もなく担当部局から説明をさせますので,私の方からはこれ以上のコメントは差し控えさせていただきます。

【記者】
 ワーキングチームは設置されたのでしょうか。

【大臣】
 設置をするということです。

【記者】
 近く,そんなに間を置かずにでしょうか。

【大臣】
 そうです。

【記者】
 もう既に設置をされたということではなく,今後,間もなく設置をされるという理解でよろしいでしょうか。

【大臣】
 はい。

【記者】
 メンバーと原因究明の結果などについては,いつ明らかにしていただけるのでしょうか。

【大臣】
 そのことも含め,詳細については担当部局から説明をしますので,その際に様々な御指摘もあろうかと思いますが,まず正確に御理解いただいた方がよろしいと思いますので,私の方からはこれ以上の説明は差し控えさせていただいた方がよろしいかと思います。

その他の質疑について

【記者】
 今朝,自民党総裁選で立候補者が一人にとどまり,安倍首相の再選が決まりました。
 無投票だったということも含めて,今後の3年間,新たな任期に総理・総裁に期待することなどありましたらお願いします。

【大臣】
 この時期に総裁選,無投票ということで,安倍総裁の下で内閣が力を合わせて現下の課題について取り組んでいくと,ある意味では新たな決意と,そして団結を図ったということでございます。
 私どもの法務省の案件についても,世界一安全な日本を創るという意味でも,経済の成長にとりましても,大事なインフラということであり,そして様々な課題について,国民の皆様に御理解いただくことができるようにしていくため,これまで以上に力を合わせていくべきだと考えています。
(以上)
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