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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成27年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成27年10月2日(金)

 今朝の閣議では,法務省案件は主意書に対する答弁書が1件ありました。
 次に,私から一点御報告させていただきます。
 法務省においては,昨年10月から「性犯罪の罰則に関する検討会」を開催し,本年8月に報告書が取りまとめられたところです。
 この報告書を受け,法改正の必要性等について検討を進めてまいりましたところ,この度,同検討会において法改正を要するとの御意見が多数であった事項について,次回,10月9日の法制審議会へ諮問をすることとしました。
 具体的には,強姦罪等の非親告罪化,構成要件の見直し,法定刑の引上げに加え,強姦と強盗とが同一機会に行われた場合に関する規定の整備等について,諮問する予定としています。
 また,「性犯罪の罰則に関する検討会」においては,法改正の必要性に関する御意見のみならず,性犯罪対策に関する幅広い観点からの貴重な御意見を頂いたことから,これを政府として,大切に生かしていかなければならないと考えています。法務省のみではなく,内閣府を始めとする関係各省庁と連携して取り組まなければならない課題も多くありますが,性犯罪を生み出さない社会を目指し,政府一丸となって取り組んでまいりたいと考えています。

「性犯罪の罰則に関する検討会」に関する質疑について

【記者】
 ただ今,法制審議会で,性犯罪に対処するための刑法の一部改正に関する諮問をするという御報告がありました。
 法制審議会では,どのような議論を望まれるでしょうか。

【大臣】
 今回の諮問は,近年における性犯罪の実情等に鑑み,事案の実態に即した対処をするために行うものであり,大変重要な問題であると考えています。
 法制審議会においては,性犯罪の実情やその被害の実態等を幅広く踏まえていただきながら,専門的な見地からの活発な御議論・御検討を行っていただきたいと大きな期待を寄せているところです。

【記者】
 今の法制審議会の件ですが,今後のスケジュールはどのようなものになるか,お願いします。

【大臣】
 具体的なことについては,諮問が10月9日ですので,スケジュールも併せて御審議をいただきながら進めていただくものと考えています。
 したがって,現段階で,確たることを申し上げることは難しい状況です。

【記者】
 同じく「性犯罪の罰則に関する検討会」の件で,この検討会では,多数意見とか消極的意見の方もいろいろありましたが,法改正をするというのは,基本的に多数意見が上がったものについて改正を諮問するという理解でよろしいでしょうか。

【大臣】
 今回の法制審議会に対する諮問について,先ほど申し上げたとおり,同検討会からの報告書を受け,法改正の必要性等について検討を進めてまいりました。
 同検討会において,法改正を要するとの御意見が多数であった事項について,法制審議会へ諮問することとした次第であり,内容については,先ほど申し上げたとおりです。

【記者】
 検討会の中で,性犯罪の暴行脅迫要件について緩和してほしいという意見があったものの,多数意見にはならなかったのですが,その辺りについては,法改正はしないということでよろしいでしょうか。

【大臣】
 構成要件の見直しについて,「性犯罪の罰則に関する検討会」において様々な御議論がなされたところですが,その中でも多数意見でありましたいわゆる性交類似行為を強姦罪と同等に処罰すること,さらに地位・関係性を利用した性的行為に関する処罰規定を設けること,この2点について諮問する予定です。

共謀罪の創設に関する質疑について

【記者】
 話題は変わるのですが,今月で大臣就任から1年になられます。
 大臣は,就任後のインタビューで国際組織犯罪防止条約を締結するために必要とされるいわゆる共謀罪を創設する法案について,「重要な課題であり,法整備を進めていく必要がある。不安や懸念を踏まえながら,慎重に検討をしている。」とお答えになりました。
 この共謀罪創設についての検討の進捗状況と国会提出時期についてお伺いします。

【大臣】
 国際組織犯罪防止条約の我が国としての条約締結に向けての法整備に関し,従前も申し上げたとおり,国際社会と強調して組織犯罪と戦うことは,重要な課題であると認識しており,同条約の締結に伴う法整備について,これを進めていく必要があると考えています。
 同条約締結のための法案については,これまでも国会審議に付され,そこで示された様々な不安や懸念を踏まえた上での慎重な取組,また検討が必要であると思っており,この間,見守り続けてきたというところです。この法案について,今後いつ国会に提出するかということについては,この間も御質問があった折りに申し上げてきたところですが,未定です。

平成27年司法試験における出題内容の漏えいに係るワーキングチームに関する質疑について

【記者】
 司法試験の出題内容の漏えい問題について,ワーキング・チームでの検討が進んでいますが,一方で昨年の事例などを見ますと,この時期には考査委員の選任手続に入っています。それが今現状できていない状況ですが,それを踏まえて今後どのような検討を求めるのかということと,また一方で捜査も進んでおりますが,その捜査の状況などについての大臣の御見解をお願いします。

【大臣】
 今回の状況を大変重く受け止めまして,このワーキング・チームを立ち上げて,そして検討を精力的に重ねていくようにということで強く指示をしているところです。
 その際,来年も司法試験がありますので,そのカレンダーにおいて問題が発生することがないようにしていくため,今回の問題が発生した原因等について十分解明し,対応策を講じるように指示するとともに,来年の試験に差し障りのある状況を作ってしまっては問題があると思いますので,そういう意味で早急に結果を出すように指示をしているところです。
 また,捜査の状況についての御質問もありましたが,正に捜査段階であることについてコメントは差し控えさせていただきます。いずれにしても28年の試験がしっかりとした環境の中で実現することができるように検証・検討の成果を反映できるように,早急な取組を指示しているところです。
(以上)
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