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平成29年 記者会見要旨  >  法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成29年3月24日(金)

 本日の閣議においては,法務省案件として,証人等の被害についての給付に関する法律施行令の一部を改正する政令,成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定されました。

テロ等準備罪に関する質疑について

【記者】
 テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案についてお尋ねします。3月22日,与党2幹2国で,自民党,公明党は今国会中の成立を目指すことを確認した一方,公明党は刑法改正案の審議を先行するように求めました。刑法改正案が先になると,組織犯罪処罰法改正案の会期中成立は厳しいとの見方も出ています。大臣として組織犯罪処罰法改正案の成立時期の目標と見通しをお答えください。

【大臣】
 一昨日の自民・公明幹事長・国会対策委員長会談の報道は承知しています。
 法案審議の順序等の国会審議の在り方については,国会においてお決めいただく事柄であり,法務大臣の立場からコメント等すべきことではないと考えています。いずれにしても,法務省関連の提出法案は,いずれも国民生活,国民の安全・安心に関わる非常に重要な法案ですので,国会においてしっかりと御審議いただいた上で,速やかに成立していただけるよう全力を尽くしてまいりたいと考えています。

秋田県知事選挙に関する質疑について

【記者】
 昨日23日に告示された秋田県知事選についてお尋ねします。現職を含む3氏が立候補し,8年ぶりの選挙戦となることが確定しました。秋田選出の国会議員として,どのような争点での議論を期待されますか。また,選挙期間中,いずれかの候補の応援に入る予定はおありでしょうか。

【大臣】
 私は秋田選出ですので,秋田の知事選が昨日始まったことは承知しています。しかし,現在は国会が開かれております。私は国会議員でもありますので,まずは果たすべき職務をしっかりと考えており,地元での選挙にどう臨むかについてまで考えておらず,現時点では未定です。そして,知事選だけではなく,市長選や県議選もあると承知していますので,時間が許すような状況になった場合には,その時点で対応を考えていきたいと思います。

森友学園問題に関する質疑について

【記者】
 昨日,森友学園の籠池理事長の証人喚問が行われました。様々な論点が出てきましたが,森友学園の籠池さんを証人喚問で呼んだ一方,昭恵夫人や彼のかつての代理人については,参考人招致が行われていません。フェアに議論を進める,真実を追究するという意味において,ほかの人の参考人招致については,大臣はどう思われるのか。そして,昨日の参考人の証人喚問を経て,真実に迫れたと大臣はお考えなのか。その二点,お聞かせください。

【大臣】
 御指摘のあった国会で議論されている課題を現時点でどう受け止めるか,これから先どう対応すべきかは,私が直接,この問題に関わっている立場ではなく,国会でお決めになることであると考えています。いろいろな御意見が出ており,報道がたくさん出ているのも承知していますが,私からのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
(以上)