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平成29年 記者会見要旨  >  法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成29年5月16日(金)

 本日の閣議においては,法務省案件として主意書に対する答弁書が1件ありました。

北朝鮮情勢を踏まえた入国管理に係る概算要求に関する質疑について

【記者】
 北朝鮮をめぐる情勢が,新たなミサイルを発射するなど,厳しくなっています。こうした情勢を踏まえ,入国管理局を始め,平成30年度予算概算要求でどういったことを要求しようと検討していますか。

【大臣】
 北朝鮮をめぐる情勢を踏まえた対応については,大量の避難民が我が国に流入した場合の対応を含め,政府全体で検討を進めているところです。具体的な対応策の検討状況については,事案の性質上,お答えは差し控えさせていただきますが,法務省として,適切に対処できるよう,経費の点も含め,様々な観点から検討をしていく所存です。

テロ等準備罪に関する質疑について

【記者】
 テロ等準備罪を新設する法案をめぐって,審議が続いていますが,その審議は尽くされたのではないかという声も出ています。大臣として,審議はどの程度尽くされたとお考えですか。

【大臣】
 国会審議の進捗程度は,国会において御判断されるべき事柄であり,法務大臣の立場からはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。テロ等準備罪処罰法案については,現在,衆議院法務委員会において,様々な観点から,充実した審議を頂いています。また,今国会を振り返ると,予算委員会においても,テロへの対応の仕方や考え方,視点など,いろいろな議論がなされてきたと受け止めています。現在,衆議院法務委員会において,本法案について,しっかりと充実した審議を頂いていると思っています。私としても,委員の方々から様々な御質問を頂き,誠実な答弁に努めてきたところですが,本法案の審議においては,国民の皆様に本法案の必要性,重要性を御理解いただき,与党のみならず,野党の皆様からも幅広い御支持を頂けるよう,これまでと同様に,分かりやすく丁寧な説明を尽くしていきたいと考えています。

【記者】
 国会のことは国会でとおっしゃいましたが,国民に対する必要性,重要性の理解というのは,どの程度得られているとお考えですか。

【大臣】
 様々な形で評価などをしていただいており,それが国民の皆様の理解の程度を表すものだと思いますが,アンケート等の結果でお示しいただいたものを拝見しています。

【記者】
 野党からも幅広くと先ほどおっしゃいました。現状,日本維新の会が理解を示していますが,これで十分だとお考えですか。

【大臣】
 内閣提出法案である本法案に対しては,できるだけ多くの野党の皆様に御理解をいただきたいと思っています。
(以上)