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平成29年 記者会見要旨  >  法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成29年7月28日(金)

 今朝の閣議においては,法務省案件はありませんでした。

相模原殺傷事件から1年経過したことに関する質疑について

【記者】
 神奈川県相模原市の障害者支援施設において,19名が殺害され,27名が負傷した殺傷事件が発生してから7月26日で1年が経過しました。この点について,人権擁護の観点から法務大臣の所感をお願います。

【大臣】 
 昨年7月26日に発生した神奈川県相模原市の障害者支援施設における殺傷事件は,多数の方がお亡くなりになり,また,深く傷つけられた,極めて痛ましい事件であったと認識しています。改めて,事件により亡くなられた被害者の方々とその御家族に対し,心からお悔やみを申し上げるとともに,負傷された被害者の方々とその御家族に対し,お見舞いを申し上げます。
 東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を2020年に控えて,障害の有無等にかかわらず,誰もがお互いの人権を大切にして支え合う共生社会を実現するため,障害のある人に対する偏見や差別の解消を目指して実施する人権啓発活動が非常に重要であると認識しています。改めて,障害のある方に対する理解を深めていただくため,効果的な啓発活動を実施していきたいと思いを強くした次第です。

稲田防衛大臣の辞任に関する質疑について

【記者】
 稲田防衛大臣が昨日辞意を固めました。今日の閣議や閣僚懇談会等で稲田防衛大臣から発言があったのかということと,一連の稲田防衛大臣をめぐっては南スーダンの問題だけではなく,東京都議会選挙の応援での言動等もあり,内閣支持率が下落している大きな要因の一つだとの指摘もありますが,閣僚の一員が辞任せざるを得なくなったことについてどのように受け止めているのか,また,そうしたことを受けて,内閣の一員として具体的にどのような行動を取って国民の信頼を回復していこうとお考えなのかお聞かせください。

【大臣】
 本日の閣議及び閣僚懇談会ではそうしたお話は出ませんでした。稲田防衛大臣が辞意を固め,安倍総理に伝えたという報道は承知していますが,詳細は承知していないので,私からコメントすることは差し控えたいと思います。

【記者】
 下落している支持率を閣僚の一員としてどのように回復するかという点についてはいかがお考えでしょうか。

【大臣】
 安倍内閣の支持率が低下したとする世論調査の結果についての報道は承知しています。いずれにしても各種施策について,国民の皆様にその必要性,重要性を御理解いただけるように丁寧な説明を尽くすということ,施策としてやるべきこと,成すべきことを確実に実施し,国民の安心・安全や暮らしの向上のために前進させること,成し遂げていくことが非常に大切であり,そういうことを誠実に心掛け,今まで私はやってきた次第です。

民進党蓮舫代表の辞任に関する質疑について

【記者】
 野党第一党である民進党の蓮舫代表が昨日辞意を表明しました。土井たか子さん以来,野党第一党としては初めての女性党首として,発信力や女性の地位向上,あるいはガラスの天井を破るということに対して期待されていましたが,1年を経ずに辞めることになりました。蓮舫代表が辞めたことと1年で代表が変わらざるを得なかった民進党に対して,どう受け止められるのか,また,それが政治不信につながるという指摘もありますが,それに対してはどのように受け止められるのかお聞かせください。

【大臣】
 民進党の蓮舫代表が代表を辞任されるという考えを表明したとの報道は承知していますが,民進党内のことであり,その詳細について承知していないので,私からコメントすることは差し控えたいと思います。
(以上)