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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成29年12月12日(火)

 今朝の閣議では,法務省案件として主意書に対する答弁書が3件ありました。
 本日,私から1件報告があります。12月13日(水)に,関西国際空港において,法務省として8回目の「車座ふるさとトーク」を実施することとなりました。今回のテーマは,「観光先進国に向けて~入国審査に期待すること~」と題し,関西国際空港を実施場所として,訪日外国人旅行者と関係のあるお仕事や勉強に取り組んでいらっしゃる方々と,率直な意見交換や情報交換をしてまいりたいと思っています。

12月13日・14日大臣視察に関する質疑について

【記者】
 大臣は明日から,今,お話のあった車座ふるさとトークの目的で,大阪と和歌山に出張されると伺っていますが,出張の目的をお聞かせください。

【大臣】
 明日からの出張では,まず関西国際空港での車座ふるさとトーク,服役経験者等支援施設「良心塾」,法テラス和歌山,和歌山地方法務局,更生保護施設「端正会」,和歌山刑務所の視察や意見交換会を行う予定です。
 その目的は車座ふるさとトークでは,「観光先進国に向けて~入国審査に期待すること~」をテーマに,関西国際空港において,企業の方や自治体の方,また学生さん達と様々な立場,年代の方々から具体的な御経験を踏まえ,入国管理に関しての御意見等についてお伺いする予定であり,こうした御意見を今後の政策にいかしてまいりたいと思っています。
 服役経験者等支援施設「良心塾」の視察においては,今月,法務省において,再犯防止推進計画案の取りまとめを行い,年内の閣議決定に向け,作業を進めているところです。また,閣議決定後には,計画を着実に推進していく必要がありますが,犯罪や非行をした者の再犯防止を図る上では,官民連携によって息の長い支援を実施することが不可欠であり,民間の方々による地域での取組が極めて重要であると考えています。日頃から犯罪や非行をした者に対する仕事や居場所の提供を通じた支援活動をしている民間の方々から,直に生の声をお聞きするために,今回,協力雇用主の皆様も含めて意見交換の場を設けたところです。こうした御意見も踏まえながら再犯防止に取り組む民間の方々の活動を一層支援してまいりたいと思っています。
 法テラス和歌山については,スタッフ弁護士の皆さんと意見交換をしたいと考えています。法テラスが関係機関と連携して,どのように地域に根ざした活動を行っているのかについて,しっかりと現場の声を聞かせていただきたいと思っています。また,無戸籍者問題の解消を更に推し進めていきたいと思っており,各地方においては,弁護士会や法テラス等の関係機関の連携を強化することが有効であると考えており,この観点からも視察を行ってまいりたいと思っています。
 和歌山地方法務局においては  ,人権擁護委員の方々と意見交換を行い,人権擁護活動の具体的実施状況について,しっかりと把握をしてまいりたいと考えています。無戸籍者問題の解消の観点から,法務局人権擁護部門においても,一人一人の無戸籍者の方々に寄り添うなどの対策が必要になると考えており,人権擁護委員の方々と意見交換をしてまいりたいと考えています。
 更生保護施設「端正会」においては,現在,帰るべき場所がない刑務所出所者,約4,700名の方々が存在していますが,帰住先が確保されている者と比べると,実は短期間で再犯に至りやすいという課題があります。これらの者の一時的な居場所となる更生保護施設ですが,再犯防止の観点から大変重要な役割を果たしています。更生保護施設「端正会」は,全国でも数少ない男女の刑務所出所者等を保護する更生保護施設であり,保護司や更生保護女性会を始めとした地域の方々に支えられて処遇を行っておられるということであり,その現状について伺ってまいりたいと思っています。
 和歌山刑務所では,継続する高率収容や高齢者や摂食障害のある者が多いという女子受刑者処遇の困難性,更には女性刑務官の定着率の低さなど,女子刑事施設を取り巻く環境が依然として厳しい状況にあります。そのような中,可能な限り女子刑事施設の状況については,自ら視察をしてまいりたいと考えており,この現状の取組の成果や今後の課題等について,把握をしてまいりたいと考えています。先月,札幌刑務支所を訪問したところですが,それに続いて,和歌山刑務所の視察,更に女性刑務官との座談会も行う予定です。こうした取組を今後の取組にしっかりいかしてまいりたいと考えています。

司法外交に関する質疑について

【記者】
 大臣にとっては再就任後,初の国会が閉会しました。いろいろな場面で「司法外交」という言葉をよく使われていたと思いますが,今後の取組についてどのように考えているのか教えてください。

【大臣】
 「司法外交」については,私が8月に法務大臣に就任して以来,国際分野において法の支配を貫徹をすることの必要性と日本がこの間様々な形でこれについて取り組んできたことをしっかりといかし,更に今後,日本のプレゼンスを高めていく観点から取り組んできたところです。「世界一安全・安心な国」の基盤である現地の国々に寄り添いながら取り組んできた日本型司法制度の強みを我が国の重要なソフトパワーとしてしっかりと位置付け,司法分野における国内外の施策を総合的,戦略的に推進する取組であると考えています。各国においても,取り分けアジアの国々を中心に,しっかりとつながってきたわけですが,法の支配等の普及と普遍的価値の浸透,そして国内外の経済成長を支えるための司法インフラの基盤整備については,内外ともに共通した課題であると認識しており,その意味で大変重要な施策に位置付けられるものと考えています。相手の国により,様々なニーズがありますので,中長期的に,相手国において,法の支配が浸透した社会を目指して,今何をすべきかを見据えて取り組んで行く必要があると思っており,また,こうした司法インフラの整備そのものは相手の国の国作りに役に立つと同時に,日本の企業の海外進出という観点からも大変重要な基盤であると認識しているところです。2020年を司法外交元年と位置付け,同年4月に国連犯罪防止刑事司法会議,コングレスが開催される予定であり,この3年間を準備期間として,この期間に大変重要な取組をしているところです。法制度整備支援,刑事司法実務家への国際研修を更に充実させると同時に,訟務機能の充実等,日本型司法制度の国際的な競争力を高めるための様々な取組についても,総合的・戦略的に推進してまいりたいと思っています。

危険運転者に関する質疑について

【記者】
 今年6月,神奈川県の東名高速で夫婦2人が死亡する事故で被告人が既に起訴されている事案ですが,この被告人について,事故後あおり運転や割り込み運転など危険な運転行為をしていたことが新たに分かりました。この東名高速での事故の前には3件もトラブルを起こしていたということも分かっています。このような危険な運転行為を常習的に行っているドライバーについて,今後の対応や対策の在り方について,大臣のお考えを伺えればと思います。

【大臣】
 横浜地検において,この運転手の男を危険運転致死傷等の事実で公判請求し,現在公判係属中です。余罪についても捜査中であると承知しています。現在公判係属中及び捜査中の事案について,法務大臣として所感を述べることは差し控えさせていただきますが,一般論として申し上げると,危険な運転を行う悪質な運転者に対しては,検察当局において刑罰法令を適正に運用し,適正に対処していくものと承知しています。

委員会における質疑に関する質疑について

【記者】
 衆議院,参議院法務委員会ともに特に野党側の議員の方からある特定の事件を指して大臣の答弁を求めるケースが多かったと思うのですが,委員会での特定の事件の質疑について,大臣としてどう対応されるのかというお考えをお聞かせいただけますか。

【大臣】
 立法,司法,行政と大きく三権が分かれている構成の中で国会衆議院,参議院の法務委員会での質疑ですが,議院運営委員会を中心として,それぞれの委員会の中で御議論いただき,私どもも説明責任をしっかりと果たしていくという大原則でありますので,そういう方向に向かって,法務委員会においても来期の通常国会においても,御議論いただけるものと思っています。私どもは飽くまで法務行政を司る責任ある立場として,しっかりと一つずつの御質問に対して,丁寧にまた真摯に答弁をしていき国民の皆様の御理解と御協力を得ることができるように最善の努力をしてまいりたいと思っています。
 (以上)
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