先輩職員からのメッセージ (本省職員)
係長級
民事局

佐藤 晶子
佐藤 晶子(平成13年入省・行政)
(1)今の仕事はどのような内容ですか。
帰化許可申請等の事件処理が主な業務です。全国の法務局に申請された帰化事件について,様々な観点からチェックし,法務大臣の最終判断を経て許否決定に至るまでに必要な調査等を行っています。
(2)登庁から退庁までの平均的な一日の流れを教えてください。
9:15 出勤,メールのチェック,返信等
10:00 帰化許可申請事件,
国籍取得・国籍離脱事件等の担当事件の処理
12:00 昼休み
13:00 担当事件について,法務局担当者に確認や調査依頼等の連絡
16:30 法務局からの電話や追加送付された書類等の処理
20:30 残務整理の後,帰宅
(3)入省後,一番思い出に残っている出来事を教えてください。
平成17年に大臣官房司法法制部司法法制課総合法律支援準備室に在籍し,平成18年に設立された法テラス(日本司法支援センター)の設立の作業に関与できたことです。法務・検察のみならず,弁護士会や裁判所などそれまで余り関わったことのない組織の方々と一緒になっての作業は非常に新鮮で,多くのことを学べた良い経験でした。
(4)休日はどのように過ごしていますか。
長期休暇であれば,旅行に行きますし,普段の土日は,家事や,また平日なかなかできない運動などして過ごしています。
(5)職場の雰囲気を教えてください。
現在の職場は,民事局の中でも女性が多い部署であり,明るい雰囲気です。ワークライフバランスについても,現在の職場は,効率的な勤務と休暇取得が推進されているので,働きやすい職場だと思います。
矯正局

田中 大
田中 大 (平成17年入省・法律)
(1)今の仕事はどのような内容ですか。
法規係は矯正に関する法令案の作成などを所掌としていますが,私はその中でも現行少年院法の改正業務,特に法律案の下位に当たる省令案の作成・調整に当たっています。具体的には,今後,現行少年院法が改正された暁に,新しい法律が少年院でスムーズかつ適切に運用されるように,関係各課の意見などを反映しながら,法律の施行のための事項(委任事項・実施事項)を省令として規定するべく,その検討を行っています。その他,所管法令(刑事収容施設法規則)の英訳作業なども行っています。
(2)登庁から退庁までの平均的な一日の流れを教えてください。
9:15 出勤
9:30 メールチェック
10:00 刑事収容施設法規則の英訳作業
12:00 昼休み
13:00 省令案について,関係各課との打合せ
15:00 上記打合せを踏まえた個別論点の洗い出し・その検討
17:00 所管法令に関する照会に対する回答作成
19:00 関係各課係が作成した訓令・通達案の事前審査
21:00 退庁
(3)入省後,一番思い出に残っている出来事を教えてください。
私はこれまで刑事施設,官房部局,他省庁等を勤務する機会に恵まれましたが,その中でも一番の思い出は,昨年3月,少年院法案等が閣議決定されたことです。閣議決定に至るまでの間,関係省庁との調整,内閣法制局による法案審査(通算60回以上)等を経る必要があるなど,その道のりは長く辛く険しいものでしたが,よりよい矯正行政をモットーに係一丸となって邁進することで様々な困難を乗り越えることができました。また,法制執務の能力を磨く上でも大変貴重な経験となりました。
(4)休日はどのように過ごしていますか。
仕事と休日のメリハリはとても重要です。今の職場では身体を動かす機会がほとんどありませんので,休日には好きなスポーツ(ランニング,登山等)をして心身をリフレッシュしつつ,体調の維持に努めています。また,繁忙期には退庁時間が遅くなり,家族とのコミュニケーションがままならないことがありますので,連休には積極的に旅行の計画を立てるなど,家族サービスに努めています。
(5)職場の雰囲気を教えてください。
矯正局というと一見怖いイメージを持たれる方が多いと思います(現に私もそうでした)。実際のところ,係によっては時折慌しいところがありますが,私のいる法規係は,その業務の性質や係メンバーの性格(その多くは冷静沈着な方)から,職場の雰囲気は穏やかでクールといえます。とはいいつつ,その多くが胸に熱いハートを秘めた職員であるためか,一度議論が始まれば役職にかかわらずに徹底的に意見を出し合いますので,とてもメリハリがあり風通しの良い職場といえます。
保護局

吉川 敬子
吉川 敬子(平成13年入省・心理)
(1)今の仕事はどのような内容ですか。
入省から11年,「罪を犯した人の更生」に全力で取り組んできました。そして12年目,現在の部署に配属され,これまで自分が見てきた世界がいかに狭い世界であったのかを思い知らされることになりました。現在,更生保護における犯罪被害者等の方々の支援に関する施策の企画・立案業務を主に担当しています。被害者等の方々の悲しみ,苦しみに対して,国として何ができるのか,模索する日々です。
(2)登庁から退庁までの平均的な一日の流れを教えてください。
9:15 出勤,メールチェックや一日のスケジュール確認
10:00 各保護観察所の被害者担当官による協議会の進行案の作成
12:00 昼食。リフレッシュのため,自席を離れて食堂や公園でとるようにしています。
13:00 班内で被害者担当官等協議会についての打合せ。方針を固める。
15:00 新たな制度構築について関係部署の担当者と協議。
17:30 起案文書の作成 通達通知案の作成
19:00 退庁。夕食の献立を考えながらスーパーへ急ぎます。
(3)入省後,一番思い出に残っている出来事を教えてください。
保護観察官として罪を犯した人たちを担当できる期間には限りがありますが,その限りある中で「真剣勝負」で彼らと向き合っていくとき,鳥肌が立つ瞬間があります。いがみ合っていた母と少年の間に「許し」が生まれた瞬間。何も語ることのできなかった少年が言葉を発した瞬間。こうした彼らの大いなる「力」「成長」「気づき」の瞬間に立ち会えるのは,数年に一度あるかないかですが,その一瞬のために仕事をしているのだと思います。
(4)休日はどのように過ごしていますか。
レジャー施設やレッスンに行ったりはしていませんが,仕事を忘れ,とことん「非日常」に身を置きます。例えば,自宅から二駅先の少し大きめの本屋さんにぶらりと立ち寄って小説を選び,喫茶店でコーヒーを飲みながら,小説を読んだり,思うに任せて考えを巡らせます。そんなときに,なぜか,抱えている仕事の道が開けていくような感覚に襲われたりすることもあり,休日ならではの「贅沢な時間」を堪能しています。
(5)職場の雰囲気を教えてください。
部署内の風通しが良く,業務課題を全員で共有しているため,仕事への動機付けが高まります。また,一人一人の意見が尊重される雰囲気で,自分の意見が今後の施策に反映していくという実感を持つことができます。周りの人たちには,働く喜びと,家庭を大切にし,また,自分の生活を充実させることで得られる喜びの双方を知り,実践している人が多いように思います。育児に協力的な男性が多いことも特徴の一つです。
入国管理局
篠崎 まどか
篠崎 まどか(平成20年入省・法律)
(1)今の仕事はどのような内容ですか。
総務課給与係では,本省入国管理局所属職員の給与に関する事務(毎月の給与の支給,昇給,昇格など)を所掌しています。また,特に係長の仕事としては,職員の待遇改善を図る目的で,入国管理局における級別定数(各級ごとの職員数の枠)及び諸手当に関する改定要求を人事院等に対して行っており,約半年をかけて各種資料の作成や折衝を行います。その他,地方局の給与事務担当者からの質問等への対応も行っています。
(2)登庁から退庁までの平均的な一日の流れを教えてください。
【11月のある一日】
9:20 出勤,一日の業務の確認
10:00 係員が作成した毎月の給与支給計算資料のチェック
11:00 官房人事課からの給与事務に関する照会について上司と協議し,回答案を作成
12:00 昼休み
13:00 地方局作成の人事院給与簿監査についての結果報告書を確認
15:00 翌年1月1日付けの昇給に関する資料を作成,決裁を仰ぐ
17:30 地方局からの給与事務に関する質問について検討し,回答
21:00 残務整理の後,帰宅
(3)入省後,一番思い出に残っている出来事を教えてください。
今年度,人事院に対する要求作業の中で,統計データから資料を作成したり,地方局から現場の実情を教えてもらったりすることがあり,当局の直面している政策的な課題や,組織としての入国管理のあり方など,様々な角度から物事を考えることができたのが大きな糧となっています。また,当局の置かれている状況を人事院等に理解してもらい,一定の査定結果が出たときには大きな充実感がありました。
(4)休日はどのように過ごしていますか。
写真を撮ることが趣味なので,愛用のカメラを持って出掛けることが多いです。24年12月も,紅葉の京都へ週末を使って旅行に行き,たくさん写真を撮ってきました。また,料理を作るのが好きなのですが,平日はなかなか自炊ができないので,その分休日は色々なジャンルの料理に挑戦するようにしています(お気に入りのレシピ本を片っ端から制覇しているところです)。
(5)職場の雰囲気を教えてください。
人事,給与事務担当者は相互に連絡を密にしながらそれぞれの業務を進めていく必要があるので,職員間のコミュニケーションは仕事の話から雑談レベルまで,普段から活発になされています。その結果,業務上不明な点や判断に迷うことがあっても,同僚や上司に気兼ねなく相談できる雰囲気が作られていると感じますし,私自身いつも助けられています。
※ 執筆者の役職は,平成25年1月30日現在です。