令和４年度における環境物品等の調達実績の概要

　令和４年度については、法務省における環境物品等の調達の推進を図るための方針（以下「調達方針」という。）を策定・公表し、これに基づいて環境物品等の調達を推進した。

　特定調達品目のうち、物品等の調達量等については別表１及び別表２、公共工事については別表３のとおりである。
⑴ 目標達成状況等
　 調達方針において、調達総量に占める基準を満たす物品等の調達量の割合により目標設定を行う品目については、全て調達目標を１００パーセントとしていたが、一部の品目について基本方針の判断の基準（以下「判断の基準」という。）を満たすものを調達することができなかったため、目標達成率の平均は、約９９パーセントとなった。
⑵ 判断の基準を満たさない物品等
　 判断の基準を満たす物品等を調達することができなかったのは、機能・性能上の必要性などから、判断の基準を満たさない物品等を調達する必要があったなどの理由によるものであった。
⑶ 判断の基準より高い基準を満たす物品等の調達状況
　 調達する品目に応じて、材料、包装、エネルギー消費効率等において可能な限り判断の基準より高い基準を満たす物品又は環境負荷の低減に配慮されている物品を調達した。
⑷ 公共工事
　 公共工事については、使用される資機材等が多種多様なことから目標値を設定していないが、要求性能を満たす資機材等が調達可能な場合には、原則として判断の基準を満たすものを調達した結果、アスファルト混合物、セラミックタイル及びビニル系床材等について、判断の基準を満たすものを１００％調達した。
 

• 別表１[PDF：764KB]
• 別表２[PDF：129KB]
• 別表３[PDF：172KB]

　調達する品目に応じて、可能な限りエコマーク等の環境ラベルが表示され、環境保全に配慮されている物品を調達した。

　調達方針において定めていたとおり、物品等を納入する事業者、役務の提供事業者、公共工事の請負事業者等に対して、事業者自身がグリーン購入法を推進するよう働き掛けるとともに、上記３のとおり、調達する品目に応じて、循環型社会形成のため、エコマーク等の環境ラベルが表示され環境保全に資するとされている物品を調達するように配慮した。

　令和４年度の調達については、特定調達物品等の調達率が１００％を達成した品目がある一方、調達率が調達目標値に及ばない品目もあることから、調達目標値を達成した品目が更に増えるように、令和５年度以降の調達においても、グリーン購入法の趣旨を各調達機関に一層周知し、積極的に環境物品等の調達の推進に努めていくこととする。