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採用と処遇

1 採用

 公安調査庁では,原則として人事院が実施する国家公務員採用試験(Ⅰ種,Ⅱ種)の合格者から人物本位で採用しています。
 過去5年間の採用実績は,次のとおりです。

採用年度 試験の区分
Ⅰ種 Ⅱ種
行政 法律 経済 行政事務
平成23年度 2 15(4)
平成22年度 5(2) 79(8)
平成21年度 2(1) 61(11)
平成20年度 1 1 42(6)
平成19年度 1 2 44(6)
(平成23年度は同年4月1日現在のデータ,カッコ内の数字は女性で内数)

2 勤務時間と休暇

 勤務時間は,午前8時30分から午後5時15分までの1日7時間45分(平成23年4月1日現在)です(東京等大都市に所在する官署では,時差出勤制度を採用しています)。また,土曜日・日曜日を閉庁日とする週休2日制が実施されています。
 有給休暇には,年間20日間(4月採用者は15日)の年次休暇(20日間まで翌年に繰り越すことができます)以外に,年間3日間の夏季休暇,結婚休暇,子の養育休暇等の特別休暇があります。

3 給与

 採用時は,試験区分に従い行政職俸給表(一)による初任給が支給されますが,公安調査官になると公安職俸給表(二)が適用されます。
 大学院修了者や民間・他省庁に勤務した経験のある方は,一定の基準により初任給に加算があります。
 給与は,勤務成績に応じて年1回の昇給があるほか,ボーナス(期末・勤勉手当)は年2回支給されます(3.95か月分,平成23年1月現在)。このうち,勤勉手当は勤務成績に応じた加算があります。このほか,扶養手当,住居手当,通勤手当等の手当が支給されます。

 

初任給 公安調査官になると
Ⅰ種 181,200 213,800(6か月後)
Ⅱ種 172,200 195,700(6か月後)
(単位:円,金額は平成23年4月1日現在)
Ⅰ・Ⅱ種は大学新卒者の場合を例示したもの。

4 勤務地及び異動

 Ⅰ種職員は本庁,Ⅱ種職員は採用試験を受験した地域に所在する公安調査局又は管内に所在する公安調査事務所に配属されます。
 Ⅰ種職員は,配属後の1年間は本庁に勤務し(法務本省等における初任者研修を含む),2年目からは原則,公安調査局又は公安調査事務所で現場の実務を経験します。その後は,引き続き現場で調査実務を行ったり,本庁調査部,総務部において調査・分析・管理等の職務を経験することになるほか,人事交流により他府省勤務も経験することになります。そして,将来,管理職として全国各地の勤務を経験することとなり、その異動のサイクルはおおむね2〜3年です。
 Ⅱ種職員は,原則として採用された公安調査局とその管内に所在する公安調査事務所の間で各種・各地の勤務を経験することになりますが,本人の希望や適性により他の公安調査局(管内公安調査事務所を含む)や本庁に異動するほか,他府省との人事交流として、2〜3年の任期で法務本省(官房等),地方入国管理官署,内閣官房(内閣情報調査室等),外務省(本省,在外公館)等に派遣される場合があります。

5 昇進

 公安調査庁の職員として採用されると,原則として6か月後に公安調査官となり,その後,主任調査官,上席調査官,統括調査官(課長補佐級)等を経て管理職(課長級以上)へと昇進していきます。
 Ⅰ種職員は,上級幹部要員として処遇され,採用後おおむね8年で課長補佐級へ昇進します。
 Ⅱ種職員は,採用後おおむね8年(大卒Ⅱ種の場合)で係長級へ昇進します。さらに,公安調査庁では,勤務成績が特に優秀なⅡ種職員等を幹部要員として選抜・処遇する制度があり,現在200名以上もの職員が抜擢され活躍しています

6 福利厚生

 公安調査庁に採用されると,法務省共済組合に加入することとなり,医療については,一般医療機関のほか,勤務先などに設置されている直営診療所及び全国に設置されている国家公務員共済組合連合会直営病院で受診できます。
 また,健康保持のための各種助成,資金の貸付,全国保養施設の割引利用などの福利・厚生制度を整えています。

7 住宅

 全国各地に世帯宿舎や独身用宿舎が用意されています。

最後に

 政治的な主義・主張は,言論をもって主張し,選挙によって国会で多数の議席を占めて実現するというのが民主主義のルールです。しかし,時には,現在の憲法秩序を暴力で破壊することにより,自らの理想とする体制を実現しようとする勢力が現れます。こうした団体に目を光らせ,必要であれば活動の制限や団体の解散といった処分を請求するのが公安調査庁であり,この意味で,私たちは,普段は目立ちませんが,民主主義体制の存立基盤を守る,まさに“国民全体の奉仕者”冥利に尽きる仕事をしています。
 国家公務員を目指す一人でも多くの方が,当庁に関心を持って下さることを期待します。

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