検索

検索

×閉じる
トップページ  >  政策・審議会等  >  省議・審議会等  >  その他会議  >  行刑改革会議第1分科会 第1回会議議事概要

行刑改革会議第1分科会 第1回会議議事概要

1 日時

平成15年9月8日(月)15時50分から17時

2 場所

最高検察庁会議室(20階)

3 出席者

(委員等,敬称略)
 (会長)宮澤浩一(慶応義塾大学名誉教授),(委員)井嶋一友(弁護士・元最高裁判所判事),菊田幸一(明治大学法学部教授),滝鼻卓雄((株)読売新聞東京本社取締役副社長・編集主幹),成田豊((株)電通会長)(委員・50音順)

4 議題

(1)  会長あいさつ
(2)  検討事項の整理
(3)  今後の進め方
(4)  その他

5 会議経過

(1)  宮澤(浩)会長から,会長就任についてのあいさつがなされた。

(2)  事務局から,第1分科会開催予定及び議題について別紙1【PDF】「行刑改革会議第1分科会開催予定(案)」及び別紙2【PDF】「第1分科会(処遇の在り方等)開催スケジュール(案)」につき説明がなされた。主な質疑応答,意見は以下のとおり。
・  分科会における議論は,骨太の議論とすべきである。その意味で,被収容者の所持品等の細かな問題は後回しにし,10月27日に予定されている「懲罰」の問題は重要なので,被収容者の所持品等の問題の前に議論すべきである。
・  懲罰は規律が前提なので,懲罰の問題と規律の問題を先に議論すべきである。

(3)  第1分科会の「今後の進め方」について委員の意見交換がなされた。主な意見は以下のとおり。
・  具体的な検討の仕方としては,まず,事務当局から説明してもらい,その後,意見交換をすることとしたい。
・  現場の刑務官からヒアリングすることは重要である。必要に応じて行うこととしたい。
・  被収容者について一律に改善更生を目指すというのはいかがなものか。処遇困難者の処遇をどうするのか大きな問題である。
・  処遇困難者の問題を解決すれば,かなり現状の問題点を解消することができるのではないか。
・  被収容者は,いずれ社会に出てくる。処遇困難者という特殊な問題を論じるのではなく,被収容者一般について,努力する人間にはメリットを与え,そうでない人間には厳しくするということが必要ではないか。
・  処遇困難者の定義をどうするか問題である。処遇困難者とそうでない者の線引きは困難ではないか。
・  刑務作業の要否について考えると,懲役刑と禁錮刑の単一化の問題に行き着くのではないか。
・  懲役刑と禁錮刑の単一化をしなくても,刑務作業の時間を減らすなどして処遇の個別化をすることは可能ではないか。
・  米国のように,重警備,中警備というような刑務所を作ることも考えるべきである。
・  昼夜間独居に入っている被収容者の数の推移等,処遇困難者の増加について明らかになるような資料を用意して欲しい。
・  分類処遇制度,累進処遇制度について,その制度と運用について次回説明して欲しい。
・  以前,「段階的処遇」という考え方があったが,次回,その制度の説明,現行制度との違いについて説明して欲しい。

6 今後の日程等

・  次回は,9月22日(月曜日)午後2時開催。
・  次回は,処遇困難者の処遇等について意見交換を行う予定。
(文責行刑改革会議事務局)
-速報のため、事後修正の可能性あり-
※【PDF】と記載されているファイルの閲覧には,Adobe Acrobat Readerが必要です。