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行刑改革会議第2分科会 第1回会議議事概要

1 日時

平成15年9月8日(月)15時50分から16時20分

2 場所

法務省大臣官房人事課会議室(18階)

3 出席者

(委員,敬称略)
(会長)南博方(一橋大学名誉教授)
(委員)大平光代(弁護士),久保井一匡(弁護士・前日本弁護士連合会会長),瀬川晃(同志社大学法学部長),曾野綾子(作家・日本財団会長)(50音順)

4 議題

(1)  会長あいさつ等
(2)  今後の会議の進め方について
(3)  その他

5 会議経過

(1)  南会長より,以下のとおりあいさつがなされた。
・  これまで行政不服申立制度の制度設計に関わった経験を活かしたいと考えている。
・  名古屋刑務所問題においても大臣情願の取扱いについて問題とされたようであるが,不服申立制度の充実は重要な課題である。
・  当分科会には,不服申立制度以外にも,外部交通の在り方等の論点が委ねられており,年末までに結論を出すにはタイトなスケジュールになるが,活発に検討をしていきたい。
(2)  各委員が,分科会に向けた基本的な考えや具体的な検討方法について,以下のような意見等を述べた(順不同)。
・  規制する官庁と評価する官庁が同一だと,ややもすると評価が甘くなる傾向がある。刑務所の運営が外から見えるよう,できるだけガラス張りに近づけることが必要である。
・  刑務所の中の事実を,どのようにしたらそのまま平坦に伝えることができるかという技術的な側面から考える必要がある。真実をどのようなテンポで発信していくかを考えなければならない。
・  第2分科会は,研究者が最も注目するところであり,社会的にも注目されるべき重要な論点を任されていると思う。後ろ向きな議論ではなく,思い切った改革をすべきである。最終的には予算の問題になると思うが,これまで行刑についてはコストを抑えすぎたのではないか。
・  今回,刑務官が受刑者をばか呼ばわりするという,あってはならないことが起きた。受刑者はいずれ社会に戻るのであり,刑務所・受刑者について,一般の人に理解してもらうことが必要である。
 外部交通の相手方等,その範囲については広げて行く必要がある。ただし,保安上のチェックや組織犯罪防止の観点も含めて,できることとできないことを明確にし,できない理由を明確にすべきである。
(3)  今後の会議の進め方について,別紙【PDF】のとおりのスケジュールで進めること,各論点の検討にあたっては矯正局から現行制度等について説明させること,平成15年6月20日付意見書「『市民参加による社会に開かれた刑務所』への改革を求める日弁連の提言」について,岩田研二郎弁護士(大阪弁護士会所属)からヒアリングを実施することが決定された。

6 今後の日程等

・  次回は,9月22日(月曜日)午後2時開催。
・  次回は,岩田研二郎弁護士からヒアリングを実施した上,視察委員会及び情報公開について矯正局説明の後検討する予定。

(文責行刑改革会議事務局)
-速報のため、事後修正の可能性あり-

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