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法教育推進協議会(第5回)議事概要

1 日時

平成18年4月25日(火)午後3時00分から午後4時36分

2 場所

法曹会館「寿の間」

3 出席者

(委員,敬称略・50音順)
飯田裕美子,江口勇治,大杉昭英,大塲亮太郎,小林昭彦,鈴木啓文,高橋文郎,土井真一,西嶋美那子,羽間京子,吉崎佳弥
(説明者,敬称略・委員の説明者を除く)
橋爪大三郎(国立大学法人東京工業大学大学院教授)
(事務局)
 (司法法制部)
 吉村典晃参事官,内堀宏達部付,丸山嘉代部付
 (刑事局)
 石神千織局付

4 議題

(1) 「法教育推進協議会・論点整理(目次案)」の提案
(2) 国立大学法人東京工業大学橋爪大三郎教授の講義

5 配布資料

6 議事

(1) 委員の交替等
 河本委員の後任として委員に就任された吉崎委員,所属が変更になった大塲委員及び刑事局大山局付の後任の石神局付からあいさつがなされた。
(2) 「法教育推進協議会・論点整理(目次案)」の提案
 これまでの協議の流れを整理するため土井座長から,「法教育推進協議会・論点整理(目次案)」が示され,
○ 法教育推進協議会が発足して約1年が経過した現段階で,一定の方向性を確認するために論点整理を取りまとめて,法教育実践の現状について整理し,法教育実践を通じて認識された新たな課題,あるいは今後の協議の方向性について調査・検討を進めていくのが適切ではないか。
○ 次回までに,「法教育推進協議会・論点整理(目次案)」の各項目に対応する内容を盛り込んだものを各委員に示し,意見を調整して論点整理を作成したい旨の説明がなされた。
(3) 国立大学法人東京工業大学大学院橋爪大三郎教授から「社会における法の役割」と題して講義がなされた。
 委員からは,
○ 強制力をもつ「法」と,強制力を必ずしも伴わない「道徳」や「社会生活上のマナー」の違いは何か。両者は,最終的には同じ役割を果たすのか。
○ 学校の中で法が生きているケースとして,「勉強の邪魔をしない」「各人の持ち物,プライベート・プロパティを尊重する」「ある人を嫌な気持ちにしたり傷つけたりする,そういうことを言ったり書いたりしない」というインタナショナルスクールにおける校則の事例を挙げられたが,これらの他にも何かいいケースはないか。
○ 日本は法を学ばないで,あるいは理解しないで生きていけるように,あるいは何かそういうふうに誰かがつくってきたような気がするが,その辺りはどう考えるか。
○ アメリカでは,バスケットの選手やアイスホッケーの選手は,優勝しようということでみんなが集まって,目的を達したらぱっと分かれて別の組織をつくっていくという,アソシエーションの社会の経験が非常に多いらしいが,このような経験を学校の中ですることによって,そこで生まれる自分たちでつくるルールとか契約等の経験をさせてみたい。どのようなことをすれば日本の学校でもこのような経験を与えることができるか。
○ 国民の司法参加と法教育ということに何か結びつきはあるか。
 といった質問が出され,意見交換がされた。
(以上)
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