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法教育推進協議会(第10回)議事概要

1 日時

平成18年9月26日(火)午後3時から午後4時30分まで

2 場所

法曹会館 高砂の間

3 出席者

(委員,敬称略・50音順)
江口勇治,大杉昭英,大塲亮太郎,鈴木啓文,高橋文郎,土井真一,羽間京子,山下輝年,吉崎佳弥
(事務局)
 (司法法制部)
 吉村典晃参事官,丸山嘉代部付,大谷太部付

4 議題

(1) 法教育推進協議会で出された主な意見について
(2) 教材改訂検討部会の検討状況について

5 配布資料

6 議事

(1) 法教育推進協議会で出された主な意見として整理したものを事務局から報告し,法教育推進協議会として法教育の基本的な骨格をどのように整えていくかについて協議がなされた。
 委員からは,
○ 法が実現すべき価値というものが一番のポイントになるかと思うが,法が実現すべき価値ということと,「政治」と「道徳」は非常に重なりあっていると思う。それらを示した上で,学校の中での道徳の時間であったり,経済の学習,法の学習あるいは政治の学習などで,うまく整理をするにはどのようにすればいいのか。
○ 法が機能する場面というのは,平和な社会でお互いに相手の意見を聞き,自分の意見を言い,一定の規律のもとで解決するという状態ではじめて機能するのだと思う。実現すべき価値というのは,法を語れるということであり,平和であるということ,そのような社会をつくらなければいけないというメッセージだと思う。
○ 法が実現すべき価値というのは,法がつくり出すというアプローチであれば,手続正義というのは非常に分かりやすいと思うのだが,実質的正義の方はつくり出すという意味に捉えてしまうと分かりにくい感じがする。
○ 今までは,発達段階の重要性について議論し,中学生を主な対象として検討をしてきたが,小学校の段階から前提を築き上げないと駄目だと思う。
 といった意見が出された。
(2) 教材改訂検討部会での検討状況について,大谷部付から以下の点について報告がなされた。
○ 第1点目として,教材改訂検討部会では,「はじめての法教育」に載せられている4つの教材が,法教育になじみのない一般の先生方にとってはやや難しいのではないかということを踏まえ,4つの教材をよく分かってもらえるようなものとして「Q&A」を作成している。使い方として現在考えているのは,法務省のホームページに載せて見てもらうという方法であるが,委員の方には,ホームページに掲載するほか,「Q&A」を紙媒体で配布する方法であるとか,それだけでなくほかの配布の方法としてどのようなものがあるかなど御意見を伺いたい。
○ 第2点目として,「Q&A」と同じく,4つの教材を使用した授業について,現場の先生に簡単に理解してもらえるように,「DVD」制作を企画している。全体の構造として,授業風景の映像を見せて,現場の先生方の参考になるように,適宜コメントを挿入していくスタイルにしようと考えている。全体のイメージとして,できるだけ現場の先生方に分かってもらえるものをつくりたいと思っているが,配布方法を含め,観て分かりやすいDVDにするためには,どのようなものを盛り込めばよいかなど御意見を伺いたい。
 委員からは
○ DVDには,教材の前提となる思想の確認であるとか,法教育の全体のイメージなど総論的な部分はどの程度の分量を入れるのか。
○ 「はじめての法教育」の指導計画を見ただけでは,なかなか授業イメージが湧かないと思うので,DVDは授業風景を多めに出すようお願いしたい。
○ 配布方法として,教育委員会等に配布して研修等で使用してもらうことを想定しているが,配布するだけでは研修に使用してもらえないと思うので,解説する講師が必要になってくる。
 といった意見が出された。
(以上)
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