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法教育推進協議会(第16回)議事概要

1 日時

平成19年9月10日(月)午後4時から午後5時32分

2 場所

法務省20階第1会議室

3 出席者

(委員,敬称略・50音順)
安藤和津,安藤信明,磯山恭子,江口勇治,大杉昭英,大村敦志,笠井正俊,鈴木啓文,山下輝年,吉崎佳弥
(説明者)
磯山恭子委員
小林秀行教諭(埼玉県騎西町立騎西小学校)
(事務局)
 (司法法制部)
 佐々木宗啓参事官,大谷太部付

4 議題

(1) 小学校教材作成部会構成員の紹介
(2) 「小学校社会科における法教育の可能性」
(3) 「法教育の授業実践~6年「法律や裁判について考えよう」~」
(4) 意見交換

5 配布資料

参考資料
NHKウェブサイトにおける法教育の解説

6 議事

(1) 小学校教材作成部会構成員の紹介
 小学校教材作成部会の構成員の選任が行われたため,事務局から紹介された。
(2) 「小学校社会科における法教育の可能性」
 磯山委員から,「小学校社会科における法教育の可能性」と題して,教育学者の立場から,小学校における法教育の方向性について意見が述べられた。
(3) 「法教育の授業実践~6年「法律や裁判について考えよう」~」
 小林教諭から,「法教育の授業実践~6年「法律や裁判について考えよう」~」と題して,現場の教員の立場から,小学校における法教育の方向性について意見が述べられた。
(4) 意見交換
 これまでの説明,意見を踏まえて,意見交換が行われた。
 委員からは,
○ 小学校の教材を作成する場合,低学年,中学年,高学年では成長の度合いが違うが,どの段階をターゲットにするのか。また,教材を作成する際には,家族と一緒に考えることができるような,家庭における教育の教材も同時に作成して欲しい。
○ 小林教諭が授業で行ったSNAPの教材は非常に難しいものだが,よく出来たと思う。設定条件を変えれば,まだまだ発展する教材となる。
○ 小学校は中学校のように教科担任制ではなくクラス担任制なので,体系的に教えやすく,小学校の教材開発に期待したい。
○ 小学校の低学年で,ルールは私たちのためにあるのだという感覚や正義の感覚を体験的に理解して初めて,中・高学年の専門的知識を学んだところで生きてくる。その意味では,低学年の生活科の授業が注目されるのではないか。
○ 小林教諭の授業の中で,各グループに分かれて話し合いをしたということだが,結論が出るまでの話し合いの過程を研究すると面白いのではないか。
○ スウェーデンの教科書は,小学校の低学年ぐらいから少しずつ子どもの権利のことや,民主主義のこと,そして,スポーツのルールのことが,段階を追って書かれていたと思うが,これは参考になるのではないか。
○ 磯山委員の説明資料に,「交渉,調停による紛争解決手続を使い」という文言が出てくるところ,調停にもメリットがあるが,訴訟で結論を出すことにも別のメリットがあるので,そういうことがバランスよく伝わるように整理した上で,調停の有用性という話ができればよいのでは。
などの意見が出された。

以上

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