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法教育推進協議会(第17回)議事概要

1 日時

平成19年12月19日(水)午後1時から午後2時28分

2 場所

法曹会館 高砂の間

3 出席者

(委員,敬称略・50音順)
安藤和津,安藤信明,飯田裕美子,畝本直美,江口勇治,大村敦志,笠井正俊,鈴木啓文,細谷美明,山下輝年,吉崎佳弥
(説明者)
文部科学省初等中等教育局教育課程課神山専門官
鈴木委員
(事務局)
 (司法法制部)
 佐々木宗啓参事官,大谷太部付

4 議題

(1) 小学校教材作成部会構成員及び私法分野教育検討部会構成員の紹介
(2) 法務省における前回協議会以降の動きについて
(3) 教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ
(4) 私法分野への展開について
(5) 意見交換

5 配布資料

参考資料
法教育シンポジウム参考資料
法教育シンポジウム掲載記事(平成19年12月12日付朝日新聞)
「審議のまとめ」パンフレット

6 議事

(1) 小学校教材作成部会構成員及び私法分野教育検討部会構成員の紹介
 小学校教材作成部会の構成員の追加及び私法分野教育検討部会の構成員の選任が行われたため,事務局から紹介された。
(2) 法務省における前回協議会以降の動きについて
 事務局から,小学校教材作成部会の開催状況について説明があった後,平成19年12月に行われた法教育シンポジウムの結果報告が行われた。
(3) 教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ
 文部科学省神山専門官から,学習指導要領をどのように改訂していくかという大まかな方向性である「審議のまとめ」について説明が行われた。
(4) 私法分野への展開について
 鈴木委員から,「私法分野への展開について」と題して,私法の分野における法教育をどう展開したらよいかについて意見が述べられた。
(5) 意見交換
 これまでの説明,意見を踏まえて,意見交換が行われた。
 委員からは,
○ 私法において,例えば民法では,財産法と親族相続のように,分野によって考え方が全く違うということを頭に入れておく必要がある。小学生や中学生には,契約より先に身近な不法行為から教えてはどうか。
○ 権利とは何かや法とは何かについて,まずは先生にきちんと教える必要がある。大学の教員養成課程や教職課程において,こういった内容について,先生にどのように教えているのか。
○ 審議のまとめを見ると,ルールの遵守ということが出てくるが,単に守りなさいということではなく,なぜルールを守らなければならないか,ルールを守らないとどういうことになるかということが理解できるような,教育の仕方が必要ではないか。
○ 実体法には訴訟外の活躍場面と訴訟上の活躍場面がある。訴訟外にいる子どもにとっても,実体法の活躍場面を早めに知っておくことは,最終的には訴訟外にいる自分たちをどう守るかという話にフィードバックされるので,実体法の活躍場面には両面あるということを前提として理解してもらう必要がある。
○ 破産法を教える際,「借りたものは返さなければならない」というのは原則であるが,「借りたものを返さなくていい制度があります。」というのが一人歩きすると怖い感じがする。ただ,この原則を強く考えすぎると,多重債務問題の解決を長引かせてしまう。
などの意見が出された。

以上

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