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記者が行く!
~身近な法務省~

皆さんこんにちは。皆さんは身近に法務省を感じたことはありますか?今回は,生活に密接した法務省の業務を取材しました。

記 者:
本日はよろしくお願いします。
担当者:
どうぞよろしくお願いします。
記 者:
普段生活していて,法務省と関わっている,という感覚があまりないのですが,国民と直接関わるようなお仕事って少ないんですか?
担当者:
いえいえ,そんなことはありません。法務省は皆さんの身近にいますよ。例えば,民法や刑法など,社会の基本的なルールや仕組みを運営しています。
記 者:
それはそうなんですが,それを意識して生活することってあまりないですよね。
担当者:
では,もっと目に見えるものを見に行きましょう。

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記 者:
ここって区役所ですよね。
担当者:
そうです。記者さんは結婚されてますか?
記 者:
してますよ。小学生の娘もいます。
担当者:
婚姻届や出生届の手続は市区町村で行っていますが,戸籍事務が全国統一的に円滑に処理されるよう助言・勧告・指示等を行っているのは,法務省の地方支分部局の長である法務局長や地方法務局長なんです。
記 者:
そうだったんですね。出生届ってことは,生まれたときから関わっていたんですね。
担当者:
はい。ただ,最近では,出生届がされず,戸籍に記載されていない方々の存在(いわゆる無戸籍者)が社会的な問題となっています。無戸籍でお困りの方は,法務局または市区町村の窓口にご相談ください。ホームページでも案内しています。

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記 者:
今度は空港ですか。
担当者:
はい。記者さんは海外旅行に行ったことはありますか?
記 者:
よく行きます。海外へは仕事でも行きますね。以前は出入国審査で行列ができたりしていましたけど,最近は自動化されて,すごくスピーディーになりましたね。
出入国審査の写真
担当者:
その出入国審査を法務省の入国管理局がやっているんです。
記 者:
そうだったんですか。税関や検疫もですか?
担当者:
いえいえ,税関は財務省が,検疫は厚生労働省が担当しているんですよ。
記 者:
へぇ,いろいろな機関のチェックがあるのですね。

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担当者:
「司法試験」って聞いたことないですか?
記 者:
もちろんありますよ。弁護士になるための資格試験ですよね。
担当者:

司法試験は,裁判官,検察官又は弁護士となろうとする者に必要な学識及びその応用能力を有するかどうかを判定する試験なんですよ。司法試験を実施する司法試験委員会は,法務省に置かれ,人事課がその庶務を担当しています。

また,司法制度に関する企画・立案については,主に司法法制部が担当しています。司法法制部は,一般の方々に対する「法教育」の実施なども推進しています。

記 者:
法教育?
担当者:
法教育とは,法律の専門家ではない一般の人々が法や司法制度,これらの基礎となっている価値を理解し,法的なものの考え方を身に付けるための教育です。職員が学校へ行って,授業をすることもあるんですよ。
学校で授業している写真
記 者:
学校で授業をしてくれるんですか。是非,娘が通っている学校にも来ていただきたいです!
担当者:
詳細・お申し込みについてはホームページで案内しています。

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記 者:
いろいろ見せてもらいましたが,法務省の業務って私たちの身の回りに沢山あるんですね。
担当者:
今回,紹介しきれなかったものもたくさんありますが,そう感じていただけてうれしいです。法務省は,こうした業務を通して,ルールがきちんと守られる社会の実現に携わっています。他にも,刑罰を受けた人の社会復帰支援や人権相談等も行っています。
記 者:
本当に様々な業務があるんですね。今日は,法務省をとても身近に感じることができました。ありがとうございました。