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記者が行く!
~10月6日に法の日フェスタが開催されました~
みなさん,こんにちは。今回は,10月6日に開催された,「法の日フェスタ」の様子について,法務省大臣官房秘書課広報室の担当者とともにリポートしてきました。
- 記 者:
- こんにちは。今日はよろしくお願いします。
- 担当者:
こちらこそよろしくお願いします。
さっそくですが,赤れんが棟のトンネルを抜けるとサンクン広場があるのでそこまで行ってみましょう。
- 記 者:
-
はい!
普段は入ることができないサンクン広場までやってきました。

(サンクン広場から見る赤れんが棟)
-
こちら側から見ても,赤れんが棟はやっぱり迫力ありますねー!
天気も良くて開放感があります。休憩スペースもあるんですね。休憩している方もとても気持ちよさそうです。
- 担当者:
-
リポートが終わったら,ぜひゆっくりして行ってくださいね。これからメイン会場の大会議室でイベントが始まりますので行ってみましょう!
- 記 者:
- 大会議室にやってきましたが,これは何のイベントですか?
- 担当者:
-
はい。これは犯罪や非行をした少年に対して,少年院で行われている教育プログラムを体験してもらうイベントです。どのような教育が行われているのかを知ることができる貴重な機会ですよ。

(少年院の教育プログラム体験の様子)
- 記 者:
- それは興味深いですね!少年院での教育も法務省が行っているのですね。
- 担当者:
- そうなんです。法務省では,非行少年の再非行防止に向けて,個々の問題に応じた教育プログラムを実施して,在院者の健全な成長を支えているんです。
- 記 者:
非行をした少年には,正しい教育や指導を行って,きちんと更生してもらいたいですね。
次のイベントはなんですか?
- 担当者:
- はい。次はみなさんが参加して行う模擬裁判です。裁判の様子はなかなか見る機会がないと思いますが,これは裁判員裁判がどのような流れで行われるのかを知ることができるイベントなんですよ。

(模擬裁判の様子)

(裁判員役の皆さんが量刑について話し合っている様子)
- 記 者:
- 裁判員制度が開始されてもうすぐ10年が経ちますし,改めて考える良いきっかけになりますね。
- 担当者:
そうですね。裁判員制度は,国民のみなさんの視点や感覚が裁判の内容に反映されることになるので,司法に対する理解と信頼を得られることが期待されているんです。ですので,裁判員制度についてより広く理解を得られるイベントになればと思っています。
それでは続いて,次のイベントを紹介します。

(ハイキングウォーキングさん)

(8.6秒バズーカーさん)
- 記 者:
- おー!盛り上がってますね!よしもと芸人さんたちによる再犯防止イベントですね。
- 担当者:
- はい。法務省では,犯罪や非行をした人たちが再び過ちを犯さないようにするため,国と地域のみなさんが協力して,様々な取組を行っているんです。

(BBS会・協力雇用主の方を交えてのクイズ大会の様子)
- 記 者:
- この「BBS会」と「協力雇用主」とは何ですか?
- 担当者:
- 「BBS」とはBig Brothers and Sisters Movementの略で,非行など様々な問題を抱える少年少女に,同世代の,いわば兄や姉のような存在として接し,活動している青年ボランティア団体です。そして,「協力雇用主」とは,犯罪・非行の前歴のために定職に就くことが容易でない方々をその事情を理解した上で雇用していただいている民間の事業主の方々です。それぞれ犯罪や非行をした人の立ち直りのために協力してくださっているんですよ。
- 記 者:
- 再犯防止はいろいろな方のご協力で成り立っているんですね。
- 担当者:
- みなさんのご協力があってこそ,安全で安心な社会が実現できると考えているので,このステージをきっかけに,再犯防止について考える人が少しでも増えてくれたらいいなと思っています。
- 記 者:
- そうですね。バッドボーイズの佐田さんも,ご自身が非行から立ち直った経験を基にお話されていて感動しました。私も再犯防止について改めて考えてみようと思います!
- 担当者:
ありがとうございます。
法の日フェスタはまだまだイベントがありますよ。続いては声優・女優の春名風花さんを交えた公開トークイベントです。
- 記 者:
- 高校生や大学生などの10代20代のみなさんが意見を出し合って盛り上がっていますね。何について話し合っているんですか?
- 担当者:
- はい。2022年4月から民法の成年年齢が18歳に引き下げられることを踏まえて,「大人になるためには何が必要か」などについて話し合っています。

(公開トークの様子)

(意見を述べる春名風花さん)
- 記 者:
- なかなか奥が深いテーマですね。18歳で成年になるということは,お酒やたばこも18歳から許されるんですか?
- 担当者:
- いいえ。お酒とたばこは今までどおり20歳未満は禁止です。でも,成年になることで一人で契約ができるなど,責任を求められることになるので,気をつけなければいけないことも出てくるんですよ。
- 記 者:
- 今から心構えが必要ということですね!
- 担当者:
- そういうことです。さて,メイン会場以外にも様々なイベントやブースがありますので案内しましょう。

(赤れんが棟ツアーの様子)
明治150年特別企画として実施した赤れんが棟ツアーやクイズ大会には,大勢の親子の参加があり大盛況でした。赤れんが棟の歴史について詳しく知ることができました。

(記念講演会の様子)
専門家による記念講演では,「明治期における法典・司法の近代化」をテーマとした講演を聴くことができました。こちらもたくさんの参加者があり大盛況でした。

(法の日落語会の様子)
落語家さんをお呼びして,法の日にちなんだ落語を披露していただきました。みなさんの笑い声が会場いっぱいに響いていました。

(保護局ブースの様子)
保護局のブースでは,「更生保護」についてPRするため,パンフレットやリーフレットを配布するとともに,来場者の質問に対して丁寧に説明しており,来場者も興味を持って聞いている様子でした。

(法務総合研究所国際協力部クイズ大会の様子)
法務総合研究所国際協力部のコーナーでは,国際協力の現場ならではのユニークなクイズ大会で来場者が楽しんでいました。

(法務省とSDGsブースの様子)
大臣官房国際課のブースでは,SDGs(国連の持続可能な開発目標)に向けた法務省の取組や,2020年に開催される京都コングレスについて紹介していました。
- 記 者:
- こうやって見ると,法務省では本当にいろいろな取組を行っていることがよく分かりますね。
- 担当者:
- そうなんです。今回紹介しきれなかった法の日フェスタの内容については,こちらに紹介していますのでご覧ください。
- 記 者:
- 今回は法務省の仕事を身近に感じるとてもよい機会になりました。ありがとうございました!