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「成年年齢引下げ動画コンテスト」を開催しました。

成年年齢引下げ動画コンテスト

【動画コンテストの開催趣旨】

平成30(2018)年6月,国会において,民法が定めている成年年齢を20歳から18歳に引き下げる法律が成立し,令和4(2022)年4月1日に施行される予定です。

民法の定める成年年齢は,単独で契約を締結することができる年齢という意味と,親権に服することがなくなる年齢という意味を持つものであり,一般的に「大人」になる年齢であると言われています。この年齢は,明治29(1896)年に民法が制定されて以来,20歳と定められてきました。これまでは,約140年間,成年年齢が20歳だったのですが,選挙権年齢が18歳になり,また,世界的に見ても18歳を「大人」と扱うのが主流であるため,日本においても,成年年齢を18歳に引き下げることとなりました。現在,日本では,少子高齢化が急速に進んでいますが,成年年齢を引き下げ,18歳,19歳の若者に「大人」の仲間入りをしてもらい,積極的に社会参加していただくことで,日本の社会を活性化したい,そんな期待をしています。

今回,法務省では,成年年齢の引下げによって特に影響を受ける若者に対して成年年齢の引下げの意義等について周知し,受身の対応ではなく自発的に考えてもらいたいという思いを込めて,動画コンテストを開催することとしました。

【企画内容】

平成31年1月11日(金)~同年2月28日(木)を募集期間とし,法務省のホームページ内に成年年齢引下げ動画コンテスト特設サイトを設け,成年年齢の引下げを題材として,若者(10代,20代)に動画(15秒以上90秒以内)を作成してもらい,You Tubeに投稿していただきました。優秀作品については,法務大臣賞(最優秀作品1点),副大臣賞及び政務官賞(優秀作品2点),民事局長賞(佳作3点)を授与し,作品を本コンテストの特設サイトYou Tubeの法務省チャンネル上に掲載するとともに,法務省大臣室において表彰式を行いました。

【結果】

平成31年3月29日(金),法務省大臣室において,表彰式を行いました。表彰式には,最優秀賞である法務大臣賞を受賞された柏木麻理子さん,法務副大臣賞を受賞された川崎美音さん,佐藤桃香さん,法務大臣政務官賞を受賞された寺川万理さん,民事局長賞を受賞された渡邊桜弥さん,須貝壮さん,髙田朋希さんの7名を法務省にお招きし,表彰状及び副賞等を贈呈しました。表彰式に続いて,受賞者と山下法務大臣,平口法務副大臣との懇談会が行われました。懇談会では,受賞作品を視聴するなどした上,大臣から,皆さんのクリエイティビティを生かしてこれからも活躍してもらいたい,とのメッセージがありました。

表彰式写真

左から小野瀬厚民事局長,髙田朋希さん(民事局長賞),須貝壮さん(民事局長賞),渡邊桜弥さん(民事局長賞),平口洋法務副大臣,山下貴司法務大臣,柏木麻理子さん(法務大臣賞),川崎美音さん(法務副大臣賞),佐藤桃香さん(法務副大臣賞),寺川万理さん(法務大臣政務官賞)

懇談会の様子

懇談会の様子