金田法務大臣が,ドイツ連邦共和国に出張しました。
金田法務大臣は,平成29年1月9日から1月12日までの間,テロ等組織犯罪対策等に関する政府要人等との意見交換及び関係機関の視察のため,ドイツ連邦共和国(ベルリン)に出張しました。概要は以下のとおりです。

ハイコ・マース連邦司法大臣と握手を交わす金田大臣
(1) ドイツでは,ハイコ・マース連邦司法大臣及び独日法律家協会のグロテア会長らと会談したほか,ベルリン州・ハイデリンク刑務所の視察を行いました。
(2) マース大臣との会談では,これまでの日独両国の司法分野における良好な関係を確認するとともに,更なる協力関係の構築について意見交換を行いました。
さらにマース大臣からは,これまでドイツが,テロを含む組織犯罪を未然に防ぐ努力をしてきたことや,そのような中で昨年12月に首都ベルリンにおいてテロ事件が起きてしまったことを契機として,より効果的な未然防止策について,今まさに連邦内務大臣と協議を行っていることなどについて説明を受けました。
金田大臣からは,東京オリンピック・パラリンピックに向けて,日本においてもテロ対策は喫緊の課題であるところ,テロ対策という大きな問題について,両国で協力関係を一層強化する重要性について述べ,この問題に関する両国間の認識を共有しました。

ハイコ・マース連邦司法大臣ら連邦司法省幹部らとの意見交換
(4) また,ベルリン州ハイデリンク刑務所を訪れ,収容者の単独室などを直接視察するとともに,矯正教育などに携わる職員からドイツにおける受刑者の社会復帰に向けた取組の実情等について説明を受けました。

ハイデリンク刑務所を視察する金田大臣

トラック突入事件現場に献花をする金田大臣