大臣就任に当たっての平口法務大臣訓示

大臣就任に当たっての平口法務大臣訓示の様子
令和7年10月22日(水)
この度、法務大臣に就任いたしました平口洋です。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
私は、これまで、法務行政に携わる機会が比較的多く、法務大臣政務官、衆議院法務委員長、法務副大臣、そして直近では自由民主党司法制度調査会の会長代理という様々な立場で法務行政に携わってまいりました。
この度、縁ありまして、再び法務省に戻り、今度は法務大臣として皆様と一緒に法務行政を担うことを大変嬉しく思っています。
今般、高市総理から、法務行政について、8つの課題を御指示いただきました。いずれの課題も、国民生活の安全・安心を実現する上で重要かつ喫緊の課題ですので、しっかりと確認するようお願いいたします。
私は皆様と一緒になって、高市総理の御指示を含む法務行政の諸課題に対し、誠心誠意取り組んでまいりたいと考えています。
これから皆様と一緒に諸課題に取り組むに当たって、お伝えしたい考えを2点申し上げます。
1点目は、皆様には、目の前の「木」だけを見て仕事をするのではなく、広く大きな視野で「森」を見ながら仕事をしていただきたいということです。
法務省の各地方の現場で働いている多くの方々は、現場の最前線で、国民の安全・安心のため、目の前の「木」のみならず、「枝葉」まで注意を向けながら仕事をされていると思います。
それに対し、本省・本庁で働いている皆様は、現場で仕事をする方々のため、そして国民のため、「木」だけではなく、法の支配の確保や社会基盤の維持・整備といった法務行政の本質という「森」に常に思いを馳せながら仕事をしていただきたいと思います。さらには、少子高齢化による労働生産人口の減少、ヘイトスピーチなどによる社会分断の進行、デジタル社会の進展による情報リテラシーの格差や情報セキュリティの脅威といった、我が国が今後抱えていく構造的課題という「森」にも目を向けていただき、20年後、30年後、さらには50年後の我が国がどうあるべきか、そのために我々が今何をなすべきかという、広く大きな視野を持ちながら仕事をしていただきたいと思います。
2点目は、心のゆとりを持ちながら仕事をしていただきたいということです。
我々は、「仕事」と「生活」のどちらを優先すべきかと考えがちです。このような考え方を少し変えて、「仕事」と「生活」の調和を図り、仕事が充実することで私生活が潤い、私生活を楽しむことで仕事に良い影響をもたらす、そして、双方を充実させることで人生を豊かにしていくことが重要と考えています。
幹部の皆様におかれては、職員一人一人が自分に誇りと使命感を持ち、また、仕事を通じて持続的に充実感を得ることができるよう、職員に対し、様々な機会をとらえて法務省で働くことのやりがいを伝えていただくとともに、新しいことに挑戦する機会を作ってあげてください。
私も、職員の皆様が心のゆとりを持ちながら仕事ができるよう、リーダーシップを発揮してまいります。
最後になりますが、これから、法務省の皆様と一緒に、法務行政の諸課題にしっかりと取り組み、法務大臣の重責を果たしてまいります。
以上をもちまして、私の訓示といたします。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
私は、これまで、法務行政に携わる機会が比較的多く、法務大臣政務官、衆議院法務委員長、法務副大臣、そして直近では自由民主党司法制度調査会の会長代理という様々な立場で法務行政に携わってまいりました。
この度、縁ありまして、再び法務省に戻り、今度は法務大臣として皆様と一緒に法務行政を担うことを大変嬉しく思っています。
今般、高市総理から、法務行政について、8つの課題を御指示いただきました。いずれの課題も、国民生活の安全・安心を実現する上で重要かつ喫緊の課題ですので、しっかりと確認するようお願いいたします。
私は皆様と一緒になって、高市総理の御指示を含む法務行政の諸課題に対し、誠心誠意取り組んでまいりたいと考えています。
これから皆様と一緒に諸課題に取り組むに当たって、お伝えしたい考えを2点申し上げます。
1点目は、皆様には、目の前の「木」だけを見て仕事をするのではなく、広く大きな視野で「森」を見ながら仕事をしていただきたいということです。
法務省の各地方の現場で働いている多くの方々は、現場の最前線で、国民の安全・安心のため、目の前の「木」のみならず、「枝葉」まで注意を向けながら仕事をされていると思います。
それに対し、本省・本庁で働いている皆様は、現場で仕事をする方々のため、そして国民のため、「木」だけではなく、法の支配の確保や社会基盤の維持・整備といった法務行政の本質という「森」に常に思いを馳せながら仕事をしていただきたいと思います。さらには、少子高齢化による労働生産人口の減少、ヘイトスピーチなどによる社会分断の進行、デジタル社会の進展による情報リテラシーの格差や情報セキュリティの脅威といった、我が国が今後抱えていく構造的課題という「森」にも目を向けていただき、20年後、30年後、さらには50年後の我が国がどうあるべきか、そのために我々が今何をなすべきかという、広く大きな視野を持ちながら仕事をしていただきたいと思います。
2点目は、心のゆとりを持ちながら仕事をしていただきたいということです。
我々は、「仕事」と「生活」のどちらを優先すべきかと考えがちです。このような考え方を少し変えて、「仕事」と「生活」の調和を図り、仕事が充実することで私生活が潤い、私生活を楽しむことで仕事に良い影響をもたらす、そして、双方を充実させることで人生を豊かにしていくことが重要と考えています。
幹部の皆様におかれては、職員一人一人が自分に誇りと使命感を持ち、また、仕事を通じて持続的に充実感を得ることができるよう、職員に対し、様々な機会をとらえて法務省で働くことのやりがいを伝えていただくとともに、新しいことに挑戦する機会を作ってあげてください。
私も、職員の皆様が心のゆとりを持ちながら仕事ができるよう、リーダーシップを発揮してまいります。
最後になりますが、これから、法務省の皆様と一緒に、法務行政の諸課題にしっかりと取り組み、法務大臣の重責を果たしてまいります。
以上をもちまして、私の訓示といたします。
(以上)

