法務大臣閣議後記者会見の概要
令和6年11月22日(金)
今朝の閣議において、法務省請議案件として、主意書に対する答弁書が5件、閣議決定されましたので、御報告申し上げます。
続きまして、私から「養育費に関する法務省令の制定に向けた検討会」について申し上げます。
本日、「養育費に関する法務省令の制定に向けた検討会」を開催します。
この検討会は、令和6年5月に成立した民法等改正法において、法定養育費の具体的な額などを法務省令で定めることとされたことを踏まえ、この法務省令の制定に向けた専門的な検討を行うものです。
本日、その第1回会議が開催され、民法及び民事手続法の研究者や弁護士による検討が行われる予定です。
養育費の履行確保は、こどもの健やかな成長のために重要な課題です。民法等改正法の円滑な施行に向けて、充実した検討が行われることを期待しています。
続きまして、私から「養育費に関する法務省令の制定に向けた検討会」について申し上げます。
本日、「養育費に関する法務省令の制定に向けた検討会」を開催します。
この検討会は、令和6年5月に成立した民法等改正法において、法定養育費の具体的な額などを法務省令で定めることとされたことを踏まえ、この法務省令の制定に向けた専門的な検討を行うものです。
本日、その第1回会議が開催され、民法及び民事手続法の研究者や弁護士による検討が行われる予定です。
養育費の履行確保は、こどもの健やかな成長のために重要な課題です。民法等改正法の円滑な施行に向けて、充実した検討が行われることを期待しています。
再審制度及び刑事手続の在り方に関する質疑について
【記者】
刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会が今日開かれます。
審理の長期化が課題として指摘されている再審制度の在り方についても議論が注目されますが、現状の再審制度について改めてどのようにお考えでしょうか。
また、今後の議論の展開への思いや、取りまとめへの見通しについても伺います。
【大臣】
再審制度については、前も申し上げたと思いますけれども、十分な手続保障と三審制の下で確定した有罪判決について、なお事実認定の不当などがあった場合に、これを是正し、有罪の言渡しを受けた者を救済するための非常救済手続です。
再審制度の在り方について、様々な御議論があることは承知しています。
再審制度の在り方は、確定判決における法的な安定性の要請が極めて大事なことであろうと思いますが、同時に個々の事件における是正の必要性、まさにそのバランス、調和点をどこに求めるのかということに関わるものでして、様々な観点から慎重かつ丁寧に検討すべきものと考えています。
再審制度の在り方については、今まさに御指摘の「改正刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会」において、協議が行われているところであり、本日開催中の会議においても、再審制度についての議論が行われる予定です。この協議会において、充実した議論を重ねていただくことが重要と考えています。
取りまとめの見通しということですけれども、現時点で、そこについてお答えすることは困難であると考えておりまして、法務省としましては、この協議会において充実した議論が行われるよう、尽力してまいりたいと考えています。
刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会が今日開かれます。
審理の長期化が課題として指摘されている再審制度の在り方についても議論が注目されますが、現状の再審制度について改めてどのようにお考えでしょうか。
また、今後の議論の展開への思いや、取りまとめへの見通しについても伺います。
【大臣】
再審制度については、前も申し上げたと思いますけれども、十分な手続保障と三審制の下で確定した有罪判決について、なお事実認定の不当などがあった場合に、これを是正し、有罪の言渡しを受けた者を救済するための非常救済手続です。
再審制度の在り方について、様々な御議論があることは承知しています。
再審制度の在り方は、確定判決における法的な安定性の要請が極めて大事なことであろうと思いますが、同時に個々の事件における是正の必要性、まさにそのバランス、調和点をどこに求めるのかということに関わるものでして、様々な観点から慎重かつ丁寧に検討すべきものと考えています。
再審制度の在り方については、今まさに御指摘の「改正刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会」において、協議が行われているところであり、本日開催中の会議においても、再審制度についての議論が行われる予定です。この協議会において、充実した議論を重ねていただくことが重要と考えています。
取りまとめの見通しということですけれども、現時点で、そこについてお答えすることは困難であると考えておりまして、法務省としましては、この協議会において充実した議論が行われるよう、尽力してまいりたいと考えています。
岸田前首相襲撃事件の不適正な取調べに関する質疑について
【記者】
去年、和歌山市内で岸田前総理大臣の近くに爆発物を投げ込んだとして起訴された被告に対し、取調べに当たった和歌山地方検察庁の検事が、被告が自宅に引きこもる生活をしていたことに触れた上、人格を否定するような発言をしたとして、被告の弁護士が検察に抗議し、最高検察庁が不適正な取調べがあったと認定していたとの報道がありましたが、事実関係と所感について伺います。
【大臣】
御指摘の報道については承知していますが、お尋ねの件は、公判係属中の個別案件における捜査の具体的内容に関わる事柄ですので、法務大臣としてお答えするのは差し控えさせていただきたいと思います。
その上で、あくまで一般論ということで申し上げれば、検察の捜査・公判活動は適正に行われなくてはならない、これは当然のことと思っていますし、個々の捜査・公判活動が適正に行われるべきことについて、まずは検察当局において適切に対応していくものと承知していますけれども、法務大臣として、私自身も検察の活動を注意深く見守っていきたいと思っています。
去年、和歌山市内で岸田前総理大臣の近くに爆発物を投げ込んだとして起訴された被告に対し、取調べに当たった和歌山地方検察庁の検事が、被告が自宅に引きこもる生活をしていたことに触れた上、人格を否定するような発言をしたとして、被告の弁護士が検察に抗議し、最高検察庁が不適正な取調べがあったと認定していたとの報道がありましたが、事実関係と所感について伺います。
【大臣】
御指摘の報道については承知していますが、お尋ねの件は、公判係属中の個別案件における捜査の具体的内容に関わる事柄ですので、法務大臣としてお答えするのは差し控えさせていただきたいと思います。
その上で、あくまで一般論ということで申し上げれば、検察の捜査・公判活動は適正に行われなくてはならない、これは当然のことと思っていますし、個々の捜査・公判活動が適正に行われるべきことについて、まずは検察当局において適切に対応していくものと承知していますけれども、法務大臣として、私自身も検察の活動を注意深く見守っていきたいと思っています。
(以上)