法務大臣閣議後記者会見の概要
令和7年1月17日(金)
今朝の閣議ですが、法務省請議案件はありませんでした。
続いて、私の方から3点、御報告申し上げます。
まず、本日1月17日、阪神・淡路大震災の発災から30年となりました。
私の方から一言、その点について申し上げたいと思います。
多くの尊い命を奪い、そして地域一帯に甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災から本日で30年です。
改めて、この震災でお亡くなりになられた方々に対しまして、哀悼の誠をささげたいと思います。
この震災の後、多くの方々の様々な取組により、阪神・淡路地区は目覚ましい復興・復旧を遂げられたと承知しています。そのときの経験、そして知見は、その後に我が国で発生した様々な災害からの復興・復旧に生かされていると認識しています。
改めて、震災からの復興に携わられた全ての方々に対しまして、心より敬意を表させていただきたいと思います。
法務省としても、この震災を忘れることなく、発災直後の対応、あるいはその後の復興・復旧の対応の在り方について不断の検討を行い、災害への対応に、引き続き今後とも万全を尽くしてまいりたいと思っています。
2点目ですけれども、赤根智子国際刑事裁判所(ICC)所長との会談について申し上げます。
昨日1月16日、赤根智子国際刑事裁判所(ICC)所長と会談しました。
会談の中では、厳しい国際情勢の中で、ICCと赤根所長が法の支配の維持・強化のために尽力されていることに、改めて私から敬意を表させていただきました。それとともに、法務省とICCとの連携・協力についての意見交換をさせていただいたところです。
法務省としては、外務省と連携しつつ、今後とも引き続き、ICCの活動を支援してまいる所存です。
3点目ですが、タイ王国への私の海外出張の結果についての御報告を申し上げたいと思います。
12日から15日までの間、タイを訪問しました。
現地では、タウィー法務大臣と会談し、ASEANの主要国であるタイの法務省と我が国の法務省との間の連携強化のための方策等についての意見交換を行ったところです。
また、我が国の協力に基づいて建設され、現在、タイにおける少年矯正施設のモデルとして社会復帰教育に活用されている少年院の視察を行い、また、同時に国外からの避難民等の受入れについての視察も行ったところです。
今回の出張により、法務・司法分野においてASEAN諸国の中で我が国と最も長い友好関係を構築してまいりましたタイの政府要人に有意義な働きかけを行うことができたと考えています。
また、タイにおける少年矯正の現状、そして避難民の受入れの実情を知ることができたと考えています。
続いて、私の方から3点、御報告申し上げます。
まず、本日1月17日、阪神・淡路大震災の発災から30年となりました。
私の方から一言、その点について申し上げたいと思います。
多くの尊い命を奪い、そして地域一帯に甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災から本日で30年です。
改めて、この震災でお亡くなりになられた方々に対しまして、哀悼の誠をささげたいと思います。
この震災の後、多くの方々の様々な取組により、阪神・淡路地区は目覚ましい復興・復旧を遂げられたと承知しています。そのときの経験、そして知見は、その後に我が国で発生した様々な災害からの復興・復旧に生かされていると認識しています。
改めて、震災からの復興に携わられた全ての方々に対しまして、心より敬意を表させていただきたいと思います。
法務省としても、この震災を忘れることなく、発災直後の対応、あるいはその後の復興・復旧の対応の在り方について不断の検討を行い、災害への対応に、引き続き今後とも万全を尽くしてまいりたいと思っています。
2点目ですけれども、赤根智子国際刑事裁判所(ICC)所長との会談について申し上げます。
昨日1月16日、赤根智子国際刑事裁判所(ICC)所長と会談しました。
会談の中では、厳しい国際情勢の中で、ICCと赤根所長が法の支配の維持・強化のために尽力されていることに、改めて私から敬意を表させていただきました。それとともに、法務省とICCとの連携・協力についての意見交換をさせていただいたところです。
法務省としては、外務省と連携しつつ、今後とも引き続き、ICCの活動を支援してまいる所存です。
3点目ですが、タイ王国への私の海外出張の結果についての御報告を申し上げたいと思います。
12日から15日までの間、タイを訪問しました。
現地では、タウィー法務大臣と会談し、ASEANの主要国であるタイの法務省と我が国の法務省との間の連携強化のための方策等についての意見交換を行ったところです。
また、我が国の協力に基づいて建設され、現在、タイにおける少年矯正施設のモデルとして社会復帰教育に活用されている少年院の視察を行い、また、同時に国外からの避難民等の受入れについての視察も行ったところです。
今回の出張により、法務・司法分野においてASEAN諸国の中で我が国と最も長い友好関係を構築してまいりましたタイの政府要人に有意義な働きかけを行うことができたと考えています。
また、タイにおける少年矯正の現状、そして避難民の受入れの実情を知ることができたと考えています。
鈴木大臣の海外出張に関する質疑について
【記者】
海外出張についてお伺いします。
改めて少年矯正施設などを実際に視察した所感や、今後、政策にどのように生かしていきたいか、教えてください。
【大臣】
今お話がありました、タイにおける少年矯正施設の一つのモデルになっているシリントン少年院の視察を行いました。
罪を犯した少年の改善更生の実情についても、様々な意見交換を通じて知ることができ、今後、両省間で効果的な施設運営、あるいは少年の社会復帰支援等について協力していくことの重要性を改めて認識したところです。
また、この少年院視察のほか、タイの法務大臣との間で、両省の間での連携強化のための実務者間での定期的な交流を実施していくことなどを確認するとともに、日ASEANにおける司法分野での対話等に関して有意義な働きかけを行うことができたと考えています。
さらに、先ほど申し上げました、難民そして避難民の受入れ・支援の在り方の参考とさせていただくという目的で、主にミャンマーからの避難民が所在するキャンプ、あるいは国境地帯の視察を行いました。
その後、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)や、IOM(国際移住機関)等の国際機関の地域代表との会談も行っています。
避難民のキャンプでは、図書館や集会所などの視察を通じ、政府、国際機関、NGOの職員の皆様方が一体となって、日々熱心に支援を続けられている実情を拝見したところです。
そして、国際機関の地域代表との会談では、難民及び避難民の受入れや支援の在り方について、タイについてということのみならず、一般的なことについても色々な意見交換をさせていただいたところであり、様々な知見を得ることができたと承知しています。
こうした知見を、これからも我が国の行政、あるいはタイ及びASEANとの関係においても、しっかりと活用してまいりたいと思っています。
海外出張についてお伺いします。
改めて少年矯正施設などを実際に視察した所感や、今後、政策にどのように生かしていきたいか、教えてください。
【大臣】
今お話がありました、タイにおける少年矯正施設の一つのモデルになっているシリントン少年院の視察を行いました。
罪を犯した少年の改善更生の実情についても、様々な意見交換を通じて知ることができ、今後、両省間で効果的な施設運営、あるいは少年の社会復帰支援等について協力していくことの重要性を改めて認識したところです。
また、この少年院視察のほか、タイの法務大臣との間で、両省の間での連携強化のための実務者間での定期的な交流を実施していくことなどを確認するとともに、日ASEANにおける司法分野での対話等に関して有意義な働きかけを行うことができたと考えています。
さらに、先ほど申し上げました、難民そして避難民の受入れ・支援の在り方の参考とさせていただくという目的で、主にミャンマーからの避難民が所在するキャンプ、あるいは国境地帯の視察を行いました。
その後、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)や、IOM(国際移住機関)等の国際機関の地域代表との会談も行っています。
避難民のキャンプでは、図書館や集会所などの視察を通じ、政府、国際機関、NGOの職員の皆様方が一体となって、日々熱心に支援を続けられている実情を拝見したところです。
そして、国際機関の地域代表との会談では、難民及び避難民の受入れや支援の在り方について、タイについてということのみならず、一般的なことについても色々な意見交換をさせていただいたところであり、様々な知見を得ることができたと承知しています。
こうした知見を、これからも我が国の行政、あるいはタイ及びASEANとの関係においても、しっかりと活用してまいりたいと思っています。
(以上)