法教育推進協議会(第31回)議事概要
1 日 時 平成25年2月8日(金)午前10時00分から午前11時55分まで
2 場 所 法務省第1会議室
3 出席者
(委員,敬称略・50音順)
江口勇治,大杉昭英,大仲土和,沖野眞巳,小野寺真也,笠井正俊,神谷説子,
鹿士眞由美,髙橋文郎,樋口雅夫,村松剛
(説明者,敬称略・50音順)
吉村希至(岐阜市立木之本小学校校長)
加納隆徳(東京学芸大学附属高等学校教諭)
三浦朋子(千葉大学教育学部講師)
(事務局)
佐久間佳枝官房付,鈴木望司法法制部付,岡田志乃布司法法制部付
4 議題
(1) 岐阜市立木之本小学校(岐阜法教育推進プロジェクト参加校)における法教育の取組
状況の報告について
(2) 小学校における法教育の実践状況に関する調査研究の取りまとめ報告について
(3) 法教育に関する懸賞論文コンクール受賞作品の決定について
5 配布資料
(1) 資料1 法教育普及検討部会構成員名簿(平成25年1月現在)【PDF】
(2) 資料2 道徳における「法教育」カリキュラムの構築(吉村校長先生提出資料)【PDF】(一部掲載省略)
(3) 資料3 「小学校における法教育の実践状況に関する調査研究」調査結果の報告(概略)(三浦先生提出資料)【PDF】
(4) 資料4 小学校における法教育の実践状況に関する調査研究(調査を振り返って)(加納先生提出資料)【PDF】
(5) 資料5 小学校における法教育の実践状況に関する調査研究報告書【PDF】
(6) 資料6 法教育懸賞論文募集チラシ【PDF】
6 議事
(1) 岐阜市立木之本小学校(岐阜法教育推進プロジェクト参加校)における法教育の取組
状況の報告について
平成24年度から実施している岐阜法教育推進プロジェクトの参加校である木之本小学
校の校長に御出席いただき,同校における法教育の取組状況について報告がなされた。
他の委員からは,
○ お示しのような全体計画があると,どの部分が法教育であるか分かりやすく,全ての
先生方にとっても取り組みやすくなると思う。
○ 全体計画を立てる前段階で法教育を学習指導要領等に基づいて行う意義,意味,
それを先生方に学校内で研修する場が年度当初等にあったのか。
○ このような全体計画が作成されたことについて,新しい法教育の進め方を示してもらった
ように思う。
○ 法教育的視点を加えると,今までの活動よりもこういう点がいいといったような先生方の
感想や感覚があれば紹介してほしい。
(2) 小学校における法教育の実践状況に関する調査研究の取りまとめ報告について
平成24年度に法務省が実施した小学校における法教育の実践状況に関する調査研究の
取りまとめに携わられた千葉大学教育学部の三浦講師,東京学芸大学附属高等学校の加
納教諭から,同取りまとめについて報告がなされた。
他の委員からは,
○ 法律家や関係機関に取り上げてほしい内容,研修の部分で,学校が抱える法的な対処
法について先生方がとても関心を持たれていることは納得できるところであり,大人の法教
育の必要性を感じた。
○ 草の根で法教育を広めるには,現場が求めるものを提供し,法律家が学校教育に役立つ
というところのコンセンサスまで築いていかないと難しいと思うので,法教育以外の現場が
抱える問題についても依頼があれば積極的に受けていった方がいいと思う。
○ 法律家が今後どういった法教育の普及を展開していくのかという観点から,相関関係をとっ
て見ていくような質問項目を入れてみてはどうかと思う。
などの質問・意見が出された。
(3) 法教育に関する懸賞論文コンクール受賞作品の決定について
応募作品について,法教育推進協議会法教育普及検討部会において厳正な審査を行った
後,本日の法教育推進協議会の決議を経て,法教育懸賞論文の受賞作品が決定した
(受賞作品は別途掲載予定)。
テーマ:学校現場において法教育を充実・発展させるための方策について
-具体的な授業例を踏まえて-
【法教育推進協議会賞】 関根憲一氏(豊島区立池袋中学校主任教諭)
【日本司法支援センター賞】 小代誠一郎氏(大阪府立城東工科高等学校教諭)
【公益社団法人商事法務研究会賞】 川端裕介氏(八雲町立熊石第二中学校教諭)
【奨励賞】 塩川泰子氏(弁護士・第二東京弁護士会)
(4) 法教育に関する懸賞論文コンクールについて
本年度実施している法教育に関する懸賞論文コンクールの今後の審査予定等について
報告した。
以 上