検事という職業の魅力
さいたま地方検察庁刑事部検事 古賀 由紀子
(平成11年任官)
(平成11年任官)
職場において「機会の平等」が確保されているということ,すなわち,男女の別を問わず,だれであれ,その能力を生かすチャンスが平等に与えられるということは,人にやる気を起こさせるための最大のポイントだと私は思う。検事という職業は,男女の別を問わず,その能力を生かすチャンスが平等に与えられている。それが最大の魅力の一つである。
私は,任官3年目で出産して育児休業を取得したが,職場復帰後も,男性検事と全く変わらず,ときには男性検事以上に,責任の重い,やりがいのある事件を担当させて頂いている。一昔前なら,考えられないことだと先輩女性検事は言う。もちろん,せっかく与えられたチャンスを生かすためには,毎朝,登庁の約3時間前には起床して,子供の朝食・夕食を準備し,子供を保育園に送ってから,慌ただしく登庁し,夜は最終電車での帰宅になることも少なくない。休日には,どんなに疲れていても,普段はできない子供との触れ合いや溜まった家事をこなさなければならない。周囲から「大変でしょう」と聞かれるが,そのとおり,自分でも大変な生活だと思う。しかし,周囲の理解と協力があれば,やってやれないことはないし,何よりも,生き甲斐を感じることができる。転勤や子供の成長などに伴い,まだまだ悩みは尽きないと思うが,その都度,事態を打開して前に進めればよいと考えている。
私は,任官3年目で出産して育児休業を取得したが,職場復帰後も,男性検事と全く変わらず,ときには男性検事以上に,責任の重い,やりがいのある事件を担当させて頂いている。一昔前なら,考えられないことだと先輩女性検事は言う。もちろん,せっかく与えられたチャンスを生かすためには,毎朝,登庁の約3時間前には起床して,子供の朝食・夕食を準備し,子供を保育園に送ってから,慌ただしく登庁し,夜は最終電車での帰宅になることも少なくない。休日には,どんなに疲れていても,普段はできない子供との触れ合いや溜まった家事をこなさなければならない。周囲から「大変でしょう」と聞かれるが,そのとおり,自分でも大変な生活だと思う。しかし,周囲の理解と協力があれば,やってやれないことはないし,何よりも,生き甲斐を感じることができる。転勤や子供の成長などに伴い,まだまだ悩みは尽きないと思うが,その都度,事態を打開して前に進めればよいと考えている。