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国家公務員という仕事の魅力をほんの少し紹介します

法務省入国管理局入国在留課出入国審査係長 後藤(ごとう) 祐子(ゆうこ)
(平成9年採用I種・法律)
 法学部に在籍していた私が,法曹ではなく,行政官になりたいと思ったのは,法曹は,違憲立法審査権はあるものの,既に定められた法律の適用という,半ば受け身であるのに対し,行政では,国の将来を決める作業に携わることができるからです。法務省を志望したのは,「物」ではなく,「人」を扱っていることに魅力を感じたためです。法務省はいずれの部局でも,個人の社会的存在そのものに影響を与えることを所掌しており,これが経済官庁や業所管官庁と大きな違いです。入国管理局を希望したのは,外国人労働者問題に関心があったからでした。
 出入国審査係は,外国人の上陸の許可に関すること,再入国の許可に関すること,日本人の出帰国及び外国人の出国に関すること,船舶等の長及び運送業者の責任に関することを所掌しています。
 中央官庁に勤務する国家公務員も決して楽な仕事ではありません。しかし,時に,国の方向性を決めていると実感することがあります。最近でこそトップダウンも増えていますが,大部分はボトムアップであり,自分が考えていることが政策に反映されるようになると,頑張ってよかったなと嬉しく思います。
 国家公務員は我が国の将来を方向付ける上で重要な役割を担っています。これから国家公務員を,そして法務省を目指す方には,一つの見方に囚われることなく,長期的かつ幅広い視点で物事を捉える力を,併せて多少のことでは打ちのめされないタフな精神を期待します。