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死刑の在り方についての勉強会(第1回)の開催について

平成22年8月6日
本日,法務省は,死刑の在り方についての勉強会(第1回)を開催いたしました。

法務大臣あいさつ

 本日,死刑の在り方を検討するための勉強会の第1回目の会合を開催する運びとなりました。
 私は,法務大臣就任当初から,死刑についての国民的議論が必要であると考えてまいりました。政務三役の間でも様々意見交換をさせていただきながら,先週,7月28日の記者会見におきまして,死刑の在り方についての勉強会を立ち上げることを発表させていただいたところでございます。
 この発表に対しましては,多くの御意見などをいただきました。
 私としては,できるだけ早くこの勉強会を立ち上げて議論を進めたいと考え,早速,本日,第1回の勉強会を開くこととした次第でございます。
 死刑は,言うまでもなく,人の命を絶つ極めて重大な刑罰であるとともに,死刑制度の存廃は,刑罰の在り方,我が国の刑事司法制度の根幹にかかわる重要な問題でございますので,被害者遺族を含む国民の意見に十分に耳を傾けつつ,社会における正義の実現等種々の観点から,冷静に議論がされるべき問題だと思っております。
 また,死刑制度の是非については,国際的にも様々な意見や御指摘があることや,凶悪犯罪がいまだ後を絶たない状況等にかんがみますと,国民の間で幅広い観点からの議論が行われることが望ましいと,私は考えております。
 また,裁判員制度によって刑事司法に対する国民の関心が高まるとともに,実際に国民の皆様方が裁判員として判断をされるという大変重い責務を負うこととされている状況の中,この勉強会での成果を公表させていただくことで,死刑の在り方について,より広く国民的な議論が行われる契機にすることができたらと考えております。
 本勉強会は,あらかじめ一定の結論を決めて行うものではございませんが,死刑制度の存廃についての考え方のほか,執行の告知の在り方を含めた死刑の執行にかかわる問題,執行に関する情報提供の在り方などの問題について様々な角度から幅広く検討してまいりたいと考えております。
 本勉強会は法務省内のメンバーで立ち上げましたが,様々な立場の外部の方々からも,できるだけ開かれた場において,幅広く御意見をうかがう機会を設けたいと考えております。
 この外部の方々からの御意見をうかがう機会もできるだけ早い時期に設けたいと考えておりますので,そのような点を含めた今後の勉強会の進め方についても,本日,議論をさせていただきたいと考えております。
 メンバーの皆様には,本勉強会の開催趣旨を十分御理解をいただきまして,死刑制度の現状を踏まえ,忌憚のない意見を賜り,活発な議論を重ねていきたいと思います。
 その議論が,これからの国民的な議論の大きな基礎となるものと考えておりますので,どうぞよろしくお願いをする次第でございます。
 以上をもちまして,私からのあいさつとさせていただきます。

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