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弁護士職務経験


弁護士職務経験
経歴
 平成25年に任官後,東京,大津,千葉の各地方検察庁で勤務。
 その他,弁護士職務経験に従事。

弁護士職務経験に従事して

検事から弁護士へ

 私は,現在,弁護士職務経験制度によって,法律事務所に出向しています。出向期間中は,検事の身分を離れ,弁護士登録をして,弁護士として職務に従事することになります。私は,検事に任官してから,捜査公判を通じて,様々な刑事事件を担当してきました。そのような中で,事件を通じて様々な方から話を伺うにあたり,私自身が企業内の事情などの刑事事件以外の常識に疎いなと痛感することが度々ありました。そして,刑事事件以外での経験を積むことが,ひいては,検事としての職務に役立つのではないかと考え,弁護士職務経験制度の利用を希望しました。

弁護士の仕事,検事との違い

 現在,私は,弁護士として,民事訴訟等や裁判外での紛争解決,知的財産,危機管理・不祥事対応など,様々な案件に携わることができています。特に,危機管理・不祥事対応案件に携わることで,元々私が希望していた企業活動の内情や社内の仕組みなどを知ることができています。
 弁護士が検事と異なる点として,弁護士には,依頼者がおり,依頼者の利益を最大限追求するために仕事をしています。日々勉強する必要があり,大変なことが多いですが,弁護士として仕事をして初めて依頼者から感謝をされたときには,非常にやりがいを感じました。また,案件毎に仕事をさせていただく上司・同僚が異なるので,多くの方と議論を交わすなどしていろいろな考えを知ることができるという点も,とても魅力的な点だと思っています。
 さらに,弁護人として,国選刑事事件も担当しています。これまで検事として同じような事件を担当したことがあっても,立場や視点が変わるとこうも違うのだなと思い知らされました。そして,弁護人は,被疑者・被告人の再犯防止・社会復帰のために非常に重要な立場にあるということも改めて痛感しました。

検察官を含む法曹を志す皆さんへ

 おそらく検察官を含む法曹に興味を持たれてこのホームページを見ているであろう皆さんは,「検事」と聞いてどのような仕事を想像するでしょうか。犯罪を捜査したり,裁判に立ち会ったりしている姿をイメージする方が多いと思います。もちろん,多くの検事は,刑事事件の捜査公判を通じて,事案の真相を明らかにして,刑罰法令を適正かつ迅速に実現するために職務を行っています。しかし,検事は,検察庁だけでなく,法務省での勤務や,他省庁・海外等での勤務にも従事しています。小説,映画やドラマなどでは,検事を辞めて弁護士になった人のことを「ヤメ検」などと言いますが,私のように,検事を辞めずに弁護士として働くことができる制度もあります。このように,検事の仕事は非常に幅広いです。ぜひ,法曹という仕事が気になった方は,検事にも興味を持っていただければと思います。