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少年院で働く職員(教育・支援部門)

採用2年目 30代女性

どんな仕事ですか?
法務教官は、人と人が本気で向き合う仕事。どんなことでも、「率先垂範」の姿勢がないと、子どもに教えられないと思います。少年院での勤務は、少しレールから外れちゃった子が入るところで働くというイメージ。普通の人なら少し外れても立て直せるけど、それができなくて、また少し外れて、そこからまた少し外れて・・・で、自力では戻れなくなった子が入るのが少年院だと思っています。
仕事のやりがいと苦労を教えてください。
法務教官の仕事の醍醐味は「信頼をいかに築いていくか。」という点にあると思います。少年との関係でつらくても、“ここを乗り越えれば信頼関係ができそう”と思うと頑張れます。出院する少年から「愛情をいっぱい下さり、ありがとうございました。」と言われた時は本当に嬉しかったし、この仕事がより好きになりました。
公安職として大変なところは、休暇中でも必要ならば、すぐに現場に行かなければならないという点で、採用当初、辛いなと感じたこともあります。また、教育的な関わりを想定して入ってきているので、手錠の取り扱いや事故が起きた時の対応は、心の中で引っかかるところがありますが、両者のバランスをどのようにとっていくかを考えながら常に仕事に臨んでいます。
法務教官の仕事で大切なことは何ですか?
少年院に入ってきた子どもたちは、「大人って」「大人なんて」と不信感でいっぱいです。でも、本人たちなりの言い分もあるので、頭から否定しないで、同じ目線になって考えてみる姿勢が大事だと思います。それまで自分が受け入れてもらえなかった子たちが、まず“自分が受け入れてもらえる”ということを実体験してわかることが大切だと思います。
仕事に役立った経験を教えてください。
私は社会人区分で採用されましたが、これまでの経験として活きたのは、たくさんの人と関わってきたことです。特に第一印象で苦手だ!と感じた人と接すること。少年院には対人関係を築くのが苦手な子が多いので、この経験談で共感を得られると、関係が築きやすくなります。

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