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法務省矯正職員採用サイト
先輩の声

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- 入所時と出所時であいさつや言葉遣いに変化が生じるなど、一人の社会人として成長を感じ取ることができたときです。
- 生活態度が不良だった者が、心を入れ替えて所内生活を送るようになっている姿を見たときにはやりがいを感じます。
- いつもはとっつきにくい先輩から「今のは良かったぞ」とほめられたときは、きちんと自分の仕事を見てくれていると思いました。
- 釈放時に「もう戻ってこない」と言い切った人と、刑務所で再会したことがないことです。
- 面会時に家族とけんかして戻ってきた者に、まずは相手に感謝することの大切さを指導したところ、次の面会から戻ってきたときに、仲直りができたことを「おやじ(工場担当)の指導のおかげだ」と言われたことです。
- 作業を拒否していた受刑者に色々と助言したところ、工場に出た後、「人間不信が少し改善できた」と言われたことです。
- 仮釈放された者の雇用主から、「あいさつもできるし、人とうまくコミュニケーションを取っている」と言われたときに、自分の指導が活きているとうれしく思いました。
- 右も左も分からない職員が夜勤班で成長し、一人で仕事を処理できるようになっていく姿を見られたときです。
- 業務省力化に向けて指示を受け、負担軽減に繋がるシステムを作成し、多くの職員に喜ばれたときです。
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- 採用間もない頃は、何をやってよいか分からず、先輩職員から何を言われているのかも分からなかったことです。
- 先輩から指導を受けた際、この仕事に向いてないと思うこともありましたが、自分を思っての指導であり、これを励みに成長しなければと思います。
- 先輩職員からなぜ怒られているか分からなかったこともありましたが、経験値が上がると初めて分かることもあります。
- 一生懸命やっていて、怒られたときはしんどかったです。でも、怒るときはビシッと怒りますが、後で食事等に誘ってくれ、フォローしてくれます。
- 採用間もない頃は、刑務所のしきたりが分からず、先輩から注意されたことをメモし、同じ失敗を繰り返さないようにしていました。
- 処遇困難者と接する際は、受刑者が職員の足を引っ張ろうとするように感じるところがあり、ストレスを感じます。
- 部署を異動となった際、飛び交う言葉を理解することに始まり、一つ一つの事務処理に時間が掛かりました。
- 採用されて半年、自分のミスで受刑者に窓ガラスを割られ、ミスでこんなことになるのだと思ったことは一生忘れないと思います。
- 移送となった受刑者について、刑期計算のミスを見抜けず、後で不当拘禁が発覚したことです。
- 担当する受刑者に夜間に体調変化などがあった際には、日中に何かサインが出ていたのではないかと思ってしまいます。
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- 急に受刑者が吐血して倒れた
⇒対応しながら、頭の中では「これでいいのか?」、「次はどうするか?」と考えていました。「どうしよう?」と思っているところは見せません。
- 受刑者に注意したところ、立ち上がり向かってこようとした
⇒一緒にいた先輩職員が対応してくれました。
- ノーマークだった者がいきなり暴れた
⇒職員が応援で駆け付けてくれるので安心感があり、ありがたいです。
- 階段を連行中の者が突然階段から飛び降りようとした
⇒慌てて後ろから抱え込みましたが、とっさに対応がとれるよう、常に注意を払う必要があると感じました。
- 非常ベルを押すときの独特の緊張感
⇒護身術訓練などを繰り返すことで、慣れてきました。
- 採用間もない頃、ひげそりの箱の南京錠の鍵を排水溝に落としてしまった
⇒鍵の取扱いの大切さが身に染みたので、絶対に間違いがないようにしています。
- 採用されて初めて入浴の立会いをして、たくさんの入れ墨を見た
⇒慣れはこわいと思います。
- 連行を先導していた際、後ろから髪をつかまれた
⇒その場にいた先輩職員が引き離してくれました。
- 若い頃、先輩職員を真似て偉そうに指導を行ったところ、その者から脅された
⇒今振り返ると、毅然とした態度で接しなければならないという思いが強すぎたと感じます。
- 受刑者同士のけんかを制止したところ、自分に向かってきた
⇒非常ベル通報した後、制止・制圧し、応援職員に引き渡しました。
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- この辺りで民間を借りるとそれなりの家賃を取られるので、官舎に無料で住めることはありがたいです。
- 刑務官として働きながら准看護師の資格を取得でき、階級も上がることを採用後に知りました。
- 普段受刑者を指導しているためか、街を歩いていて自然と落ちているゴミを拾ったりするようになり、自分自身が成長しているように感じます。
- 同級生や兄弟と話すと、休みや給料の面では、恵まれていると感じます。また、日勤職員は、家族と過ごす時間が多くとれるのも良いと感じます。
- 民間で警備員として働いていたときは残業が当たり前という状況であり、生活の安定、安心感から仕事に集中できるのはメリットだと思います。
- 職場が自宅に近いことです。また、被収容者の変化もですが、自分自身の変化、人格形成という点も、刑務官になったメリットだと思います。
- 頑張った分、その対価として公安職の給料がもらえ、お金を貯めやすいです。いろいろな訓練をするので、物事に動じなくなり、事故を見たら110番するなど、冷静に対処できるようになりました。
- 給与が安定していて、福利厚生も充実していることです。また、人が改善していく様子を間近で見られる数少ない職業だと思います。
- 福利厚生がしっかりして収入も安定し、休みもきちんともらえることです。夫と同業ですが、一緒に住めるよう異動を配慮してもらえました。
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- 先輩は、仕事には厳しい分フォローしてくれるし、面倒見が良いと思います。昔に比べ厳しい指導は減ったかもしれませんが、仲間を大切にする職場であることは今も変わりません。
- 刑務官の仕事は、少ない人数で受刑者を相手にしなければならず、組織として団結しなければならない仕事であり、職員間の人間関係は濃密だと思います。
- 夜勤班は一つの家族のようなものであり、「公私共に」とよく言われますが、それが苦にならないなら、相談しやすい先輩職員も多く、過ごしやすいと思います。
- 指導の仕方は変わってきていますが厳しいと思います。しかし、それは若い職員を守るための厳しさであり、その意味が分かるのは、2、3年目くらいになってからです。
- 厳しいと思う先輩もいましたが、今になって考えると、危険なことを教えてくれていたのだと感じ、指導には愛情があったと思います。
- 努力を評価してくれる先輩が多く、頑張り次第で非常に働きやすい環境です。夜勤の休憩時間には色々な話をしたり、休日は遊びに行ったりと、仕事以外の面でも関わりが濃い職場です。
- 夜勤班として勤務しているうちは、日勤の先輩は怖いと感じるかもしれませんが、きちんと理由があることが分かれば、若い人でも納得できると思います。
- 今の若い人たちは、自分から集団に溶け込むことが苦手なため、そういう人こそ積極的に声かけをするよう心掛けています。
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- この仕事は、真面目すぎてもだめで、柔軟な考えができる人、度胸がある人、そして思いやりのある人は向いていると思います。全部とは言いませんが、どれか一つでもあれば、勤まるような気がします。
- 職員間の絆は強く、「厳しさの中に優しさがある」職場だと思うので、頑張ってください。
- 先輩職員から言われたことについては、とにかく「メモ」を取るようにしてほしいです。
- 社会全体の中ではなくてはならない仕事です。相談に乗ってくれ、支えてくれる先輩がたくさんいるので、安心して入ってきてください。
- まずは先輩の話をよく聞けば良いです。経験に裏付けられた内容で、私は勇気づけられたし、それで乗り越えられました。辛いのは自分だけでないので、大丈夫です。
- 悩みがあるときは先輩に相談すれば良いです。どんな仕事でも苦難はありますが、道は開けるので大丈夫です。気張りすぎず、ほどほどに頑張ってください。
- 受刑者の改善を目にすることのできる最高の仕事であり、社会の役に立っていると感じられる仕事であることは間違いありません。
- 「自分には向いていない」と考える前に、刑務所内の他の業務に興味を持ちながら、与えられた業務を日々着実にこなすことが大切です。
- 受刑者を相手にするので、先輩の指導は厳しさもありますが、優しさもあります。人の痛みが分かる、相手のつらいところが分かる人には、すごく良い職場だと思います。
- 希望と不安があると思いますが、先輩や上司が必ず助けてくれます。一人で対処するのでなく、組織として対応するので、希望をもって志してほしいです。
- ある程度はこの業界のことを調べた上で、何をやりたいのか、自分なりのやりがいや思いを持って入ってきてほしいです。
- 多様な見方、幅広い視野を持つことで、組織が良い方向に行くと思うので、色々な人に来てもらいたいし、私も若い人の意見を聞いてみたいです。
- AIやICTが急速に進化し、矯正でもプログラム作成やシステム構築ができる人材が必要となります。刑務官としてこういったジャンルの仕事もあるので、チャレンジしてほしいです。
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- 女性刑務官として、刑務官の仕事をどう思いますか?
- 仕事の流れについてのマニュアルはあっても、人相手の対応の仕方についてのマニュアルはありませんので、自分自身の人間力が問われる仕事だと思います。
- 自分は柔道を続けていますが、仕事をしながら好きな武道も続けられるという職場環境なので、武道をやっている人にとって刑務官はオススメの仕事です。
- 先輩職員が結婚し、出産した後もスムーズに職場復帰しているのを見ていて、女性職員が長く続けていける仕事だと思っています。
- 育児と仕事は両立できますか?
- 約5年ぶりに育児休業から復職しました。現在は「育児短時間勤務」をしています。自分が抜けてもできるだけ影響が少ない業務・係にしていただいたので、急な休暇も取得しやすいです。
- 現在妊娠中で産前産後休暇と育児休業を取得予定です。妊娠後は超過勤務の免除、勤務時間の変更等の配慮をいただき、大変ありがたいです。育児休業後も復職して勤務したいと思っています。
- 30代や40代の職員の多くは仕事と育児を両立しており、子供が熱を出したときには年次休暇を取得できるなど、働く環境は整えられていると思います。
- 長く続けて大変だったエピソードを教えてください。
- 事故対応で3か月ほど子供とすれ違いの生活になりましたが、「つらいところを乗り切ってから、すっきりして辞めよう」と思い、何とか乗り切りました。家族会議の結果、「お母さんは仕事を続ける」ということになりましたが、3か月くらい経った後、「夜中に妹が泣いていた」と小学生の息子が涙をためて話したことは、彼が成人した今でも心に残っています。
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